題名から、デジタル系の専門書かと思ったのですが、
意外にも条文の文言解釈と判例の簡単な解説が重視されていて、
著作権を体系的に学べるような気がしました。また、所々に図が用いられて
イメージがしやすくなっています。
新司法試験の科目として知的財産がありますが、初学者が最初に目を通し、
知的財産の分野を全体的に理解するには、これ以上ない本だと思いました。
まず、これを読んでから、他の重厚な基本書や百選に進むべきだと思いました。
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デジタル・コンテンツ著作権の基礎知識 単行本 – 2007/4/1
金井 重彦
(著)
本書は,コンピュータ・プログラム,ソフト,データベースな
どのデジタル・コンテンツに関する著作権の問題について,判例をふんだんに採
り入れつつ詳述したものです。
ただし,初心者でも容易に理解できるよう,基本的用語の定義,著作権の保護
される範囲,どんな場合に著作権侵害となるのか,といった基礎から懇切丁寧
に解説しています。
さらに,複製権侵害の認定方法,著作権侵害に対する対抗措置,侵害訴訟にお
ける争い方など,専門家の需要にも充分堪えうる実務に即した内容を盛り込んで
います。
また,著作権法に規定がないものの,重要な問題である「間接侵害」について
は,特に詳細に紹介しています。
なお,音楽ファイルの無料ダウンロードサービス(「ファイルローグ」事
件),インターネット回線を通じた遠隔地でのテレビ番組視聴(「録画ネット」
事件,「まねきTV」事件)の事案ほか,ここ数年の注目判例も数多く掲載してい
ます。
どのデジタル・コンテンツに関する著作権の問題について,判例をふんだんに採
り入れつつ詳述したものです。
ただし,初心者でも容易に理解できるよう,基本的用語の定義,著作権の保護
される範囲,どんな場合に著作権侵害となるのか,といった基礎から懇切丁寧
に解説しています。
さらに,複製権侵害の認定方法,著作権侵害に対する対抗措置,侵害訴訟にお
ける争い方など,専門家の需要にも充分堪えうる実務に即した内容を盛り込んで
います。
また,著作権法に規定がないものの,重要な問題である「間接侵害」について
は,特に詳細に紹介しています。
なお,音楽ファイルの無料ダウンロードサービス(「ファイルローグ」事
件),インターネット回線を通じた遠隔地でのテレビ番組視聴(「録画ネット」
事件,「まねきTV」事件)の事案ほか,ここ数年の注目判例も数多く掲載してい
ます。
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社ぎょうせい
- 発売日2007/4/1
- ISBN-104324081395
- ISBN-13978-4324081396
商品の説明
著者からのコメント
法律実務は現実から逃げることが許されません。また,難問だか
らといって,基準のあいまいな処理をすれば,個々には当面する問題を解決でき
ても,大きくみれば予測可能性を害し,言論・表現を萎縮させ,ひいては文化の
発展を損ないます。法律と条約の範囲内で,できる限り明瞭な立法と解釈をする
ことが,この激変期において,文化の発展のためにも必要です。そういう意味で
著者は,可能な限り逃げないで現在の著作権法の解釈の中で,デジタル化・ネッ
トワーク化した著作権にかかわる問題の解決に挑んでみたいと思います。(まえ
がき より)
らといって,基準のあいまいな処理をすれば,個々には当面する問題を解決でき
ても,大きくみれば予測可能性を害し,言論・表現を萎縮させ,ひいては文化の
発展を損ないます。法律と条約の範囲内で,できる限り明瞭な立法と解釈をする
ことが,この激変期において,文化の発展のためにも必要です。そういう意味で
著者は,可能な限り逃げないで現在の著作権法の解釈の中で,デジタル化・ネッ
トワーク化した著作権にかかわる問題の解決に挑んでみたいと思います。(まえ
がき より)
出版社からのコメント
パソコンやインターネットの普及により,デジタル・コンテン
ツの作成・複製・二次利用などは,企業の規模や公私に関係なく日常的に行われ
る機会が増え,それに伴うトラブル・裁判が急増しています。実際,専属の知的
財産高等裁判所が近年設置されました。
安易にソフトをコピーして使ったり,ファイル共有ソフト・動画共有サービス
を濫用している方も多いのではないでしょうか。裁判沙汰は決して他人事ではあ
りません。
システム開発やプログラミングを生業としている方,企業法務に携わってい
る方はもちろんのこと,コンピュータをお使いのすべての方にとって著作権は避
けて通れない問題ですから,本書が皆様のお役に立つこと請け合いです。
ツの作成・複製・二次利用などは,企業の規模や公私に関係なく日常的に行われ
る機会が増え,それに伴うトラブル・裁判が急増しています。実際,専属の知的
財産高等裁判所が近年設置されました。
安易にソフトをコピーして使ったり,ファイル共有ソフト・動画共有サービス
を濫用している方も多いのではないでしょうか。裁判沙汰は決して他人事ではあ
りません。
システム開発やプログラミングを生業としている方,企業法務に携わってい
る方はもちろんのこと,コンピュータをお使いのすべての方にとって著作権は避
けて通れない問題ですから,本書が皆様のお役に立つこと請け合いです。
著者について
弁護士・弁理士 金井 重彦
昭和27年東京都生まれ。昭和51年立教大学法学部卒業。昭和57年立教大学大
学院法学研究科博士課程前期課程修了。昭和56年司法試験合格。昭和59年弁護士
登録(東京弁護士会)。昭和60年頃より,著作権法およびプログラム著作物の
法的保護に興味をもち,コンピュータ関係の雑誌などに寄稿。昭和63年東京都港
区に金井法律事務所を開設。同年より著作権法学会会員。平成6年より日本弁護
士連合会知的所有権委員会委員,平成10年同委員会副委員長。平成16年から
平成18年まで文化審議会著作権分科会臨時委員。平成17年から平成19年まで
東京弁護士会知的財産権法部部長。平成17年より琉球大学法科大学院非常勤講
師。
登録情報
- 出版社 : ぎょうせい (2007/4/1)
- 発売日 : 2007/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 4324081395
- ISBN-13 : 978-4324081396
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,811,137位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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