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帝国日本と人類学者: 1884~1952年 単行本 – 2005/4/5

3.4 5つ星のうち3.4 2個の評価

日本/アジアについて人類学者は何を語ってきたのか。戦前日本における人類学の歴史を検証、その自―他認識の政治性を根底から問う。

坪井正五郎、鳥居龍蔵から柳田國男、石田英一郎まで、戦前日本の人類学者が日本国内とアジア各地で行った調査研究を彼らの言説・実践の両面から跡づける試み。自然人類学、民族学、民俗学の歴史を領域横断的にたどりつつ、人類学研究と国民国家、植民地支配、戦争との関わりを詳細に描き出す。

商品の説明

著者について

坂野 徹(さかの とおる)
1961年生まれ. 1994年東京大学大学院理学系研究科(科学史・科学基礎論)博士課程単位取得退学. 現在:日本大学経済学部教授. 専攻:科学史・科学論(博士[学術]). 著書:『人種概念の普遍性を問う』(人文書院, 2005年, 共著), 『帝国日本と人類学者――1884-1952年』(勁草書房, 2005年), 『人種神話を解体する2――科学と社会の知』(東京大学出版会, 2016年, 共編著), 『帝国を調べる――植民地フィールドワークの科学史』(勁草書房, 2016 年, 編著), 『帝国日本の科学思想史』(勁草書房, 2018年, 編著).

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 勁草書房 (2005/4/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/4/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 540ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4326101563
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4326101566
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 2個の評価

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坂野 徹
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カスタマーレビュー

星5つ中3.4つ
5つのうち3.4つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の人類学の通史として、全く門外漢の自分にも興味深く読めた。
お雇い外国人から始まり日本人類学の誕生、民族学、自然人類学、民俗学と分化していく流れが記され、キーパーソンとそれぞれの説が紹介される。
植民地統治下での研究、戦時下の研究の各論にいたるまで、政治との関わりが述べられ、人類学が政治と寄り添って発展してきたことが良くわかる。
ただの学問史でない部分、多層的に理解できる。
反面、この文脈以外での個人の業績は紹介されていないと思われ、人類学を学ぶ人にはバイアスがかかりすぎているかも。
批判的検証の面は、帝国主義の時代に発展した学問であり、その時代当然と考えられた面もあると思われ、やや執拗に感じる。
それこそアカデミズムの「批判的検証」パラダイムなのか、と思うが、くどくはなく許容範囲。
大冊で値段も高く取っ付きは悪いが、構成も記述もわかりやすく、お勧めはできる。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月19日に日本でレビュー済み
学門と政治との関係、帝国日本の政治的な社会思想が造り上がるまで、動員された学者たちの言説とレトリックを近代日本の人類学の草創期からの展開に沿って振り替えりながら、確認することができました。単なる植民地主義断罪や糾弾のための著作ではなく、現在につながる諸々の植民地だった国々との問題や関係改善を未来志向的に考える際に、役立つ新たな視点を与えてくれました。かなり値段が高いので、一般教養書と買うには手を出しにくいかもしれないですが(自分には大学授業の参考書でしたので)、教育関連の方々、外国人と関わりが深い仕事をしてる人などには特に、おすすめします。歴史教科書もしくは、受験勉強のための注入式で歴史をみる視点しか持たない多くの人々の思考を広げてくれる著作だと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート