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乱視読者の新冒険 単行本 – 2004/12/1

4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

乱視読者、一段とパワーアップ(読売文学賞受賞!)して、新たな冒険へ!
『乱視読者の英米短篇講義』(第55回読売文学賞[随筆・紀行賞]受賞)につづく待望の新刊!
 小説を読むのは、つねに冒険である。通勤電車で吊革につかまっていても、湯船につかっていても、便器にまたがっていても、寝床の中でも、本のページを開くだけで、わたしたちは見たことのない場所に移動できる。会ったことのない人物にめぐりあえる。たった一度の人生では体験できないような、無数の生を生きること。それはどんなにささやかなふるまいであっても、冒険の名に値するものだ。(若島正)
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商品の説明

著者について

若島 正(わかしま ただし) 1952年、京都市生まれ。英米文学専攻。1975年、京都大学理学部卒業。1980年、同文学部卒業。1982年、同大学院文学研究科修士課程修了。現在、京都大学大学院文学研究科教授。著書に、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、2003年、第55回読売文学賞[随筆・紀行賞]受賞)、『乱視読者の帰還』(みすず書房、2001年)、『盤上のファンタジア』(河出書房新社、2001年)、『盤上のパラダイス』(三一書房、1988年)など、訳書に『ナボコフ=ウィルソン往復書簡』(共訳、作品社、2004年)、ウラジーミル・ナボコフ『透明な対象』(共訳、国書刊行会、2002年)、ウラジーミル・ナボコフ『ナボコフ短篇全集』(共訳、作品社、2001年)、ウラジーミル・ナボコフ『ディフェンス』(河出書房新社、1999年)、トマス・M・ディッシュ『アジアの岸辺』(編訳、国書刊行会、2004年)、シオドア・スタージョン『海を失った男』(編訳、晶文社、2003年)、リチャード・パワーズ『ガラティア2.2』(みすず書房、2001年)、ロバート・アーウィン『アラビアン・ナイトメア』(国書刊行会、1999年)、ジョン・モーティマー『告発者』(早川書房、1999年)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 研究社 (2004/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 355ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4327376922
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4327376925
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 10個の評価

著者について

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若島 正
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1952年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。京都大学大学院文学研究科教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『乱視読者のSF講義 (ISBN-10: 433605441X)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
坪内祐三「文庫玉手箱」でほめられていたので興味をもった。

その「文庫〜」で絶賛されていた著者である若島氏の「電子テキストとロリータ」を読みたくて購入したのだが、
期待した以上に素晴らしかった。坪内氏の評するとおり「ロリータ」の中でたった二カ所だけでてくる登場人物が、
「ロリータ」の中で実は何度もさりげなく言及されており、それを私たち読者がいかに読み落としているか、
また何故に読み落としてしまうのかが坪内氏と同じく「ゾクゾク」しつつ理解できて楽しい。

他の章もとても読みやすく評論の対象になっている書物を読んでなくても充分楽しめる。
若島氏の読書力にも魅了されるが、それを明晰な言葉で表現できる文章力も堪能できる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月24日に日本でレビュー済み
書評集や論文集ではなく、読者と小説、それをつなげる読書という行為に関するエッセイ集です。

小説を読むという行為について、徹底的に肯定的なコメントは清々しいほどです。

読書で疲れた頭を休めるために、軽い読み物でも読もうという、読書好きの人にお勧めです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
研究者と芸術家との違いを強く感じた。あるいは批評的な視点の有無といってもよいが、
小説が好きで好きでたまらないことだけはよーく伝わりました。
2004年12月20日に日本でレビュー済み
「乱視読者の冒険」(1993)を元にした改訂新版。
翻訳・文学研究で名高い著者ですが、
本書には堅苦しい専門用語はほとんどでてきません。
平易に明晰に読書の楽しさや奥深さが語られています。
小説に現れる風景を味わい、言葉遊びに興じる内に
作家の隠された意図が明らかになっていく・・・
そんな読書の愉しみを知ることができます。
全ての小説愛好家(特に翻訳小説愛好家)必読!
アメリカ小説ベスト100もあります。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年3月30日に日本でレビュー済み
1979の処女作の改訂版。1/3強が新しくなったという印象。亀頭が悩む、丸谷のパロディ、芸妓のパフォーマンスなど、名編はたくさんのこっている。
 植草甚一、アントニー・バージェスの『99Novels』、蓮実重彦のベスト10作り、など、元ネタ消しは気になるが、オリジナリティなどないと割り切っているなら、それもあっぱれ。
 しかし一番気になるのは、植草やバージェス以後(80年代末以降)の作品紹介がきわめて少ないこと。そのあたりの指針こそ一番ほしいもの。それだけ「文学」は低迷しているとも思える。
 作品1つ読む時間をこの本に割く価値はあるか? あると思った。そして割いた。まあ、あった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月11日に日本でレビュー済み
 前作「乱視読者の帰還」を読んで、特にアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」の分析には、感心してしまった。ミステリーなどと軽く読んでしまっては本当の面白さは得られないのだなと思うと同時に、真面目に読んでいくのも大変だなと。
「新冒険」でも同様の、いやそれ以上のショックを受けた。それはナボコフの「ロリータ」の構成の深さだ。素人でそこまで読み込むことは不可能であろうが、「ロリータ」を読み直してみたいと思っている。若島氏以上の発見があるとは思いもしないが、ミステリー以上の謎解きが隠れていないでもないだろうという気持ちも少しはあるのだ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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