英語学習にはいろいろなアプローチがあります。
が、当書は「読解」にのみ注力しています。
長文を読んでいて、もやもやすることがありますが
そこを徹底的に分解して解説していくイメージです。
数多くある英文解説書のなかではとびぬけた一冊かと思います。
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テーマ別 英文読解教室〈新装版〉 単行本 – 1998/7/10
伊藤 和夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
発売以来、国公立大学受験生を中心に難関校受験生の支持を集めてきた、『テーマ別英文読解教室』が、使いやすい普及版として新装リニューアルしました。
入試問題から良質の英文のみを厳選し、巻末には収録英文からの例文のみで読解に必要な文法事項を構成した「構文と訳出」をつけました。これ1冊で必要十分な英文読解の演習をこなすことができます。
22の英文をくわしい解説とクロスレファレンスをチェックしながら読み進めていくだけで、読解に必要な事項をきっちりと身につけることができます。
<目次>
1章 意味の意味
2章 文法の限界
3章 子供の心理
4章 父の思い出
5章 青春の自負
6章 結婚の生態
7章 レストランの悲劇
8章 病気の効用
9章 スポーツの社会学
10章 舞台空間
11章 山と川
12章 力と形
13章 入試凡人伝
14章 入試奇人伝
15章 性善説と性悪説
16章 Uターンのすすめ
17章 記憶の功罪
18章 孫の引力
19章 姥捨て山異聞
20章 人はどう死ぬか
21章 日本と世界
22章 変化の行方
構文と訳出
1. 第5文型
2. 過去完了形
3. 仮定法とif
4. 同格の諸形式
5. M→名詞→名詞
6. 冠詞[所有格]...名詞
7. 名詞←to不定詞
8. 関係詞の諸形式
9. 名詞←as S+V
10. 名詞...M
11. 名詞の副詞的用法
12. 分詞構文
13. 部分否定
14. 比較の組み立て
15. 挿入
16. M→副詞句[節]
17. 接続詞→S+V
18. A and (M) B
19. It ... that ...
20. M+M+S+V
21. S+M+V
22. V+M+O
23. V ... M
24. 倒置形
25. 訳出の問題点
26. 「括り出し」のテクニック
27. 「送りこみ」のテクニック
Index
入試問題から良質の英文のみを厳選し、巻末には収録英文からの例文のみで読解に必要な文法事項を構成した「構文と訳出」をつけました。これ1冊で必要十分な英文読解の演習をこなすことができます。
22の英文をくわしい解説とクロスレファレンスをチェックしながら読み進めていくだけで、読解に必要な事項をきっちりと身につけることができます。
<目次>
1章 意味の意味
2章 文法の限界
3章 子供の心理
4章 父の思い出
5章 青春の自負
6章 結婚の生態
7章 レストランの悲劇
8章 病気の効用
9章 スポーツの社会学
10章 舞台空間
11章 山と川
12章 力と形
13章 入試凡人伝
14章 入試奇人伝
15章 性善説と性悪説
16章 Uターンのすすめ
17章 記憶の功罪
18章 孫の引力
19章 姥捨て山異聞
20章 人はどう死ぬか
21章 日本と世界
22章 変化の行方
構文と訳出
1. 第5文型
2. 過去完了形
3. 仮定法とif
4. 同格の諸形式
5. M→名詞→名詞
6. 冠詞[所有格]...名詞
7. 名詞←to不定詞
8. 関係詞の諸形式
9. 名詞←as S+V
10. 名詞...M
11. 名詞の副詞的用法
12. 分詞構文
13. 部分否定
14. 比較の組み立て
15. 挿入
16. M→副詞句[節]
17. 接続詞→S+V
18. A and (M) B
19. It ... that ...
20. M+M+S+V
21. S+M+V
22. V+M+O
23. V ... M
24. 倒置形
25. 訳出の問題点
26. 「括り出し」のテクニック
27. 「送りこみ」のテクニック
Index
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社研究社
- 発売日1998/7/10
- 寸法14.8 x 1.8 x 21 cm
- ISBN-104327764434
- ISBN-13978-4327764432
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商品の説明
著者について
1927年生まれ。東京大学哲学科卒。駿台予備学校英語科主任講師として人気を博し続け、『英文解釈教室』をはじめとするベストセラー参考書を数多く出版、英語教育にも多大な影響を与える。1997年に逝去するが、その画期的な読解法や和訳法は今もなお高い評価を受け続けている。著書に『英文解釈教室 入門編』『英文解釈教室 基礎編』『英語長文読解教室 新装版』『英文法教室 新装版』『英文法のナビゲーター(上・下)』『予備校の英語』(以上、研究社)、『ビジュアル英文解釈』『基本英文700選』『新・英文法頻出問題演習』(以上、駿台文庫)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 研究社; 新装版 (1998/7/10)
- 発売日 : 1998/7/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4327764434
- ISBN-13 : 978-4327764432
- 寸法 : 14.8 x 1.8 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 95,678位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 256位英文読解
- - 465位高校英語教科書・参考書
- - 769位英語よみもの
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私が初めて入手したのは中学の時で、英語は何百何千人中1番しか取ったことは無かった
難しい長文に慣れるには良い本(絶対の自信、怖いもの無しで臨めるようになる)
難問に慣れる本であって、方法論メソッドを習得マスターする本ではない様な気がします
やや下の国公立大学までだったら良いけれども(絶対の自信や経験でねじ伏せる)
東大京大の長文読解には通用しないと思われます
良い対策本が出ているので、検索して探すべきです
難しい長文に慣れるには良い本(絶対の自信、怖いもの無しで臨めるようになる)
難問に慣れる本であって、方法論メソッドを習得マスターする本ではない様な気がします
やや下の国公立大学までだったら良いけれども(絶対の自信や経験でねじ伏せる)
東大京大の長文読解には通用しないと思われます
良い対策本が出ているので、検索して探すべきです
2020年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『英文解釈教室 基礎編』の難易度の延長線上にあり、
テーマ別英文読解教室は文系色で22講から構成されていて入試に出題された英文の束で
英語の教科書、教養書的な位置づけなイメージであり、総合的に秀でていて為になります。
非常に内容が濃く濃密な経験をすることができます。だからといって基礎編読破後、急に取り組むには
ギャップがあり、そこら辺を埋めてからのトライになるかと思います。
速読英単語を読破して一段落で満足感に浸っている方は是非トライをして頂きたい逸品で、
まだ道半ばでまた険しい道が待っていることを実感するだろう難易度です。
中堅国公立以上で英語を得点源にしたい方は是非読んだ方が良いです。下手な長文問題集
よりはるかに難しく感じてしまう自分がいます。このレベル感を教科書的に独学可能にした
ところがオイシイところです。必然的に文法確認になり一石二鳥で安心感があります。
様々なタイプの練られた文章の英文に触れられる良い機会ですので、
センターレベルから2次試験レベルへ飛躍できるかと思います。
色々な英語の参考書に触れる機会があり、
改めて参考書の良さを今更ながらに再確認した次第であります。
テーマ別英文読解教室は文系色で22講から構成されていて入試に出題された英文の束で
英語の教科書、教養書的な位置づけなイメージであり、総合的に秀でていて為になります。
非常に内容が濃く濃密な経験をすることができます。だからといって基礎編読破後、急に取り組むには
ギャップがあり、そこら辺を埋めてからのトライになるかと思います。
速読英単語を読破して一段落で満足感に浸っている方は是非トライをして頂きたい逸品で、
まだ道半ばでまた険しい道が待っていることを実感するだろう難易度です。
中堅国公立以上で英語を得点源にしたい方は是非読んだ方が良いです。下手な長文問題集
よりはるかに難しく感じてしまう自分がいます。このレベル感を教科書的に独学可能にした
ところがオイシイところです。必然的に文法確認になり一石二鳥で安心感があります。
様々なタイプの練られた文章の英文に触れられる良い機会ですので、
センターレベルから2次試験レベルへ飛躍できるかと思います。
色々な英語の参考書に触れる機会があり、
改めて参考書の良さを今更ながらに再確認した次第であります。
2018年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々なテーマの英文に対して、伊藤氏のいつもの文法に基づいた解説が
ついており、疑問なく、進めていける。個別問題は特についていないため、
英文が正しく読めているかどうかという英文解釈の演習書として最適。
伊藤氏の他の本との兼ね合いでいけば、英文解釈教室が終わった演習書
として最適だと思う。ただ、英文解釈教室はかなりヘビーなため、
ビジュアルや、解釈教室の基礎編など、もっと下のレベルからステップ
アップ用としても十分使える。ただ、この本の帯にあるように『英語長文読解教室』
の続編とあり、その順番でやらなければいけないかというとまったくそうで
なく、長文読解教室は説明が不足しているので、英語にそこまで習熟していない
と使いこなせない参考書のため、そこは飛ばしても全く問題ない。こちらは
解説がとても詳しく、安心して進めることができる。この本は今後も安定して
人気を保ち続けるのではないかと思っている。
ついており、疑問なく、進めていける。個別問題は特についていないため、
英文が正しく読めているかどうかという英文解釈の演習書として最適。
伊藤氏の他の本との兼ね合いでいけば、英文解釈教室が終わった演習書
として最適だと思う。ただ、英文解釈教室はかなりヘビーなため、
ビジュアルや、解釈教室の基礎編など、もっと下のレベルからステップ
アップ用としても十分使える。ただ、この本の帯にあるように『英語長文読解教室』
の続編とあり、その順番でやらなければいけないかというとまったくそうで
なく、長文読解教室は説明が不足しているので、英語にそこまで習熟していない
と使いこなせない参考書のため、そこは飛ばしても全く問題ない。こちらは
解説がとても詳しく、安心して進めることができる。この本は今後も安定して
人気を保ち続けるのではないかと思っている。
2018年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は筆者が選りすぐった入試問題から構成されており、その内容は英語長文はおろか、小論文、現代文、ひいては読者の人生観をも形成すると言っても過言ではない。受験勉強のとして取り組み、それ以上のものが得られる貴重な参考書と言える。書かれたのはずいぶん以前だが、色褪せていない。
2023年9月29日に日本でレビュー済み
手取り足取りの最近の受験英語本と比べれば、解説が少ないと文句を言いたくなる気持ちは理解できます。全てにSVOCが振られ、大量の図解で占められる最近の本は苦手な受験生にはウケがいいでしょう。
ただ、前著「長文読解教室」及び本書「テーマ別英文読解教室」は、既に伊藤和夫著の「英文解釈教室」で確固たる構文把握力を身に着けた受験生が、その力を用いて読み進めることを前提に書かれていることを知っておく必要があります。つまり、解説が少ないと文句を言うのは、読むための構文把握力がまだ身に着いておらず、この本に手を出す資格が無いということです。「長文読解教室」、「テーマ別英文読解教室」ともに、既に構文把握力が十分に身に着いており多読段階に入っている受験生が使うべき本です。英語に限らず、力のある受験生にとって、親切過ぎる解説は蛇足であり、無駄にページを割くぐらいなら問題量を増やして欲しいと感じるのではないでしょうか。
出版社に要望を出すとすれば、音声を付けて欲しいということだけです。
ただ、前著「長文読解教室」及び本書「テーマ別英文読解教室」は、既に伊藤和夫著の「英文解釈教室」で確固たる構文把握力を身に着けた受験生が、その力を用いて読み進めることを前提に書かれていることを知っておく必要があります。つまり、解説が少ないと文句を言うのは、読むための構文把握力がまだ身に着いておらず、この本に手を出す資格が無いということです。「長文読解教室」、「テーマ別英文読解教室」ともに、既に構文把握力が十分に身に着いており多読段階に入っている受験生が使うべき本です。英語に限らず、力のある受験生にとって、親切過ぎる解説は蛇足であり、無駄にページを割くぐらいなら問題量を増やして欲しいと感じるのではないでしょうか。
出版社に要望を出すとすれば、音声を付けて欲しいということだけです。
2023年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
伊藤和夫の本にありがちなのであるが、品詞や構造を詳細に解説するわけでもなく、
単語をつなぎ合わせてそのまま丸ごと「これこれのまとまりは何々という意味」と言っているだけの、
「英文解釈」の解説として実質的に何の情報にもなっていない部分が多すぎる。
まるでイディオムの意味を言っているだけのような形でしかなく、「英文解釈」の勉強なのに「英熟語」
のような教え方にしてしまっているし、指導者越しにただ和訳の意味を聞かされるだけだったら、
自分で過去問や長文問題集を使って訳文を見ているのと変わらないではないか。
同時に、自分の作った訳を前に出しすぎる。英語を日本語に置き替えた訳文なんて1つとは限らないのに
「これこそが正解なのだ」「この訳文を見ればいいんだ」と、
構造そのものを出来うるだけ説明しようというよりも、自分の訳をとにかく読み手に押し込むような
放漫さやアクの強さも感じる。
こんな「和訳をとりあえず言ってしまえばいい」みたいに偏重した解説が、「よりネイティブ的なものだ」
とか「この本は良書だ」なんてとても言い難い。
(厳しい言い方になるが、本書に似たタイトルで、著者の代表作と言われる『英文解釈教室』が
のちになって出版社公認のもと、訳文に訂正が入って本が新しくされたというのも、
時代的な水準もあるのかもしれないが、品詞分解批判しかり、こういう構造そのものを掘り下げようと
せず、和訳における日本語の文言ばかりに傾きすぎているという本書からも垣間見えるところから、
その発端が出てきたのではないかとすら感じられてしまう。)
ただ英文をその場、その場で訳しているだけで、文章の展開、俯瞰的な読み取り方に関する情報も乏しい。
言ってみればこの本は、伊藤和夫よりさらに古い時代の人から見れば、良心的なものにしていった
ことはわかるが、それは彼が活躍していたような何十年も昔の、当時における比較においては…という
条件が大きく、今の視点から俯瞰的に見れば英文解釈の指導を行うにも拘らず品詞分解を批判したり、
訳を先に言って終わりにするような説明のスタイルといい、そこまで大きな違いはない。
結局この本は自分で補わないといけない部分がとても多い。そんな親切なものではない。
またこれは解釈の学習にとってたいした寄与にならないだけでなく、意味を言ってるだけのスペースも
あって、ページの分量が変に間延びしてしまうため、読むのに無駄を感じる。
レイアウトにしても、問題文の英文が別冊になっていなく、解説が離れた個所に欠いてあるため、
少し読むたびに該当箇所の間を行ったり来たりしなければならないので、とても使いにくい。
本を見ると分厚く中身があるように思うが、得られるもの以上に時間を取られるような感覚だ。
この本で英文の読み方や考え方が大きく身に付くと言うよりも、
これを使いこなせるまでにやってきた教材なり、解析の仕方を学んだ学習があって、
その余力でこれも使えるといった感じで、そういう意味ではこれはある程度以上に実力を引き上げて、
かなり時間を持て余したような人が読み物みたいにしてやるような本だ。
ただそれをやるなら、難関国立大志望であれば素直に難関校過去問シリーズの方が良いように思うし、
私大なら必要ないと感じる。
この本は英文の題材といい、文学作品的な傾向が強かったり、現代の入試からすればほとんど趣味に近い。
単語をつなぎ合わせてそのまま丸ごと「これこれのまとまりは何々という意味」と言っているだけの、
「英文解釈」の解説として実質的に何の情報にもなっていない部分が多すぎる。
まるでイディオムの意味を言っているだけのような形でしかなく、「英文解釈」の勉強なのに「英熟語」
のような教え方にしてしまっているし、指導者越しにただ和訳の意味を聞かされるだけだったら、
自分で過去問や長文問題集を使って訳文を見ているのと変わらないではないか。
同時に、自分の作った訳を前に出しすぎる。英語を日本語に置き替えた訳文なんて1つとは限らないのに
「これこそが正解なのだ」「この訳文を見ればいいんだ」と、
構造そのものを出来うるだけ説明しようというよりも、自分の訳をとにかく読み手に押し込むような
放漫さやアクの強さも感じる。
こんな「和訳をとりあえず言ってしまえばいい」みたいに偏重した解説が、「よりネイティブ的なものだ」
とか「この本は良書だ」なんてとても言い難い。
(厳しい言い方になるが、本書に似たタイトルで、著者の代表作と言われる『英文解釈教室』が
のちになって出版社公認のもと、訳文に訂正が入って本が新しくされたというのも、
時代的な水準もあるのかもしれないが、品詞分解批判しかり、こういう構造そのものを掘り下げようと
せず、和訳における日本語の文言ばかりに傾きすぎているという本書からも垣間見えるところから、
その発端が出てきたのではないかとすら感じられてしまう。)
ただ英文をその場、その場で訳しているだけで、文章の展開、俯瞰的な読み取り方に関する情報も乏しい。
言ってみればこの本は、伊藤和夫よりさらに古い時代の人から見れば、良心的なものにしていった
ことはわかるが、それは彼が活躍していたような何十年も昔の、当時における比較においては…という
条件が大きく、今の視点から俯瞰的に見れば英文解釈の指導を行うにも拘らず品詞分解を批判したり、
訳を先に言って終わりにするような説明のスタイルといい、そこまで大きな違いはない。
結局この本は自分で補わないといけない部分がとても多い。そんな親切なものではない。
またこれは解釈の学習にとってたいした寄与にならないだけでなく、意味を言ってるだけのスペースも
あって、ページの分量が変に間延びしてしまうため、読むのに無駄を感じる。
レイアウトにしても、問題文の英文が別冊になっていなく、解説が離れた個所に欠いてあるため、
少し読むたびに該当箇所の間を行ったり来たりしなければならないので、とても使いにくい。
本を見ると分厚く中身があるように思うが、得られるもの以上に時間を取られるような感覚だ。
この本で英文の読み方や考え方が大きく身に付くと言うよりも、
これを使いこなせるまでにやってきた教材なり、解析の仕方を学んだ学習があって、
その余力でこれも使えるといった感じで、そういう意味ではこれはある程度以上に実力を引き上げて、
かなり時間を持て余したような人が読み物みたいにしてやるような本だ。
ただそれをやるなら、難関国立大志望であれば素直に難関校過去問シリーズの方が良いように思うし、
私大なら必要ないと感じる。
この本は英文の題材といい、文学作品的な傾向が強かったり、現代の入試からすればほとんど趣味に近い。
2014年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校時代にこの本を速読練習用として使用していました。
今でも英文の読み取り方を忘れ気味の際は、目慣らしとして愛用しています。
今でも英文の読み取り方を忘れ気味の際は、目慣らしとして愛用しています。