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月に呼ばれて海より如来る (広済堂ブルーブックス) (KOSAIDO BLUE BOOKS) 新書 – 1999/9/1
夢枕 獏
(著)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社廣済堂出版
- 発売日1999/9/1
- ISBN-104331058344
- ISBN-13978-4331058343
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ひと月ごとに、ひとつずつの刻みを年輪のように自分の殻に増やしながら生長するオウムガイ。この世で最も美しい完璧なオウムガイの螺旋の秘密とは何か? 宇宙の神秘に踏み込む物語。初版1987年刊の増補。
登録情報
- 出版社 : 廣済堂出版 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 270ページ
- ISBN-10 : 4331058344
- ISBN-13 : 978-4331058343
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,817,019位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に 至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天海の秘宝(上) (ISBN-13: 978-4022507631 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月21日に日本でレビュー済み
主人公が、ヒマラヤのアンナプルナ山群の雪崩から生還するまでの冒頭のシーンが、圧巻でした。
2023年7月30日に日本でレビュー済み
夢枕獏『混沌の城』『月に呼ばれて海より如来る』読了。
この2冊のレビューである。
まず、『混沌の城』を読んだ。
2012年に異変が起こり文明社会が崩壊。
日本の各地はそれぞれの藩が支配している。
そのうちの一つ金沢藩を舞台に繰り広げられる、超能力である「螺力」を操る超能力者たちの戦いが描かれている。
が、ちょっとというか、かなり苦しい。
夢枕自身は、あとがきで、今まで誰も描いたことのないような超能力者同士の戦いを描いたと意気軒高なのだが・・・。
どこが苦しいかというと、描かれている世界と読者である自分との接点が掴みとれないのである。
優れた小説は、身近な接点から始まって、目のくらむような遠くに連れ行ってくれる。
その接点がまったくないのが苦しいのである。
あとがきで、この小説が『月に呼ばれて海より如来る』から始まる、螺旋を扱った3部作の最後であると知った。
もっとも、本来は2番目になるはずの作品は未だ書かれていないらしい。
が、とにかく、それで、続けて『月に呼ばれて海より如来る』も読んでみた。
この作品は、不思議な作品であると同時に、未完の趣が強い。
最後は、読者は放り投げられたような気持ちにさせられる。
が、それでも身近な接点から始まって、目のくらむような遠くに連れて行ってくれる作品ではあるのだ。
身近な接点とは、ヒマラヤの未踏峰にチャレンジしようとして、悪天候に襲われ、登山の相棒を高山病で喪うシーンから始まる、それである。
一応、かつて冬山登山を何度も経験した身としては、その過酷さの差は大きいとしても、そこに描かれている世界は容易に想像できるからである。
そして、そこから始まりつつ、オウムガイの螺旋と月とのつながりの不思議、謎の老人、平賀源内と広がっていくのだが、それでも引き込まれてしまう何かがある。
だからこそ、未執筆に終わっているらしい、平賀源内を主人公とした3部作の第2部を読んでみたいと、切に思ったのである。
この2冊のレビューである。
まず、『混沌の城』を読んだ。
2012年に異変が起こり文明社会が崩壊。
日本の各地はそれぞれの藩が支配している。
そのうちの一つ金沢藩を舞台に繰り広げられる、超能力である「螺力」を操る超能力者たちの戦いが描かれている。
が、ちょっとというか、かなり苦しい。
夢枕自身は、あとがきで、今まで誰も描いたことのないような超能力者同士の戦いを描いたと意気軒高なのだが・・・。
どこが苦しいかというと、描かれている世界と読者である自分との接点が掴みとれないのである。
優れた小説は、身近な接点から始まって、目のくらむような遠くに連れ行ってくれる。
その接点がまったくないのが苦しいのである。
あとがきで、この小説が『月に呼ばれて海より如来る』から始まる、螺旋を扱った3部作の最後であると知った。
もっとも、本来は2番目になるはずの作品は未だ書かれていないらしい。
が、とにかく、それで、続けて『月に呼ばれて海より如来る』も読んでみた。
この作品は、不思議な作品であると同時に、未完の趣が強い。
最後は、読者は放り投げられたような気持ちにさせられる。
が、それでも身近な接点から始まって、目のくらむような遠くに連れて行ってくれる作品ではあるのだ。
身近な接点とは、ヒマラヤの未踏峰にチャレンジしようとして、悪天候に襲われ、登山の相棒を高山病で喪うシーンから始まる、それである。
一応、かつて冬山登山を何度も経験した身としては、その過酷さの差は大きいとしても、そこに描かれている世界は容易に想像できるからである。
そして、そこから始まりつつ、オウムガイの螺旋と月とのつながりの不思議、謎の老人、平賀源内と広がっていくのだが、それでも引き込まれてしまう何かがある。
だからこそ、未執筆に終わっているらしい、平賀源内を主人公とした3部作の第2部を読んでみたいと、切に思ったのである。
2010年7月18日に日本でレビュー済み
オウムガイとアンモナイトの分析を中心として繰り広げられています。オウムガイは今でも生存していますね。読み進めるうちに2〜3秒先の未来が見えるという設定はあまり気にならなくなりました。むしろ人間関係に重点を置いた内容だと思います。古代生物が好きな人は楽しめると思いますが、そうでない人にはキツいかもしれません。
2013年2月8日に日本でレビュー済み
図書館の無料コーナーに置いてあったので読んでみた。最初の登山シーンは引き込まれるものの、読み終えて唖然とした。あきれるほどの未完である。この作者得意のやりっ放しだ。螺旋をキーワードに物語が進んでいき、突然終わる。数々の謎も放り投げたままだ。そして後半にまったく関係ない人食い熊の話が載っている。よくこんな状態で出版したものだと呆れてしまった。せめて上巻なり第一なり表記すべきだろう。あとがきで三部作の構想だといいながら続編が出ているという情報も無い。人気作家とはいえ、あまりに未完が多く離れていった読者も多いだろう。数時間で読み終え何のためらいもなくゴミ箱に捨てた。
2005年9月12日に日本でレビュー済み
読んでいる途中も、読み終わった後も、
なんだか曖昧模糊とした不思議な印象でした。
ある種のミステリーっぽさや
SF小説っぽさも感じるのだけれど
結局なぜ主人公が未来を見ることができるようになったのか、
小説中に登場する「エレキテル」がどのような意味を持つのか、
そういったものが解決されないまま物語が終わってしまって
それがかえってリアリティを醸している反面、
少し物足りない気がします。
ぜひ、続編が読みたいと思える小説でした。
なんだか曖昧模糊とした不思議な印象でした。
ある種のミステリーっぽさや
SF小説っぽさも感じるのだけれど
結局なぜ主人公が未来を見ることができるようになったのか、
小説中に登場する「エレキテル」がどのような意味を持つのか、
そういったものが解決されないまま物語が終わってしまって
それがかえってリアリティを醸している反面、
少し物足りない気がします。
ぜひ、続編が読みたいと思える小説でした。