うつ病になった人には、具体的で、誠実で
家族の人にも、読んでほしいと思う本でした。
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精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記 単行本 – 2002/3/1
泉 基樹
(著)
- ISBN-104331508870
- ISBN-13978-4331508879
- 出版社廣済堂出版
- 発売日2002/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ182ページ
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商品の説明
著者からのコメント
著者 泉基樹, 2003/01/12
ただの「うつ病」の闘病記ではないと言うことを伝えたい。
この本は、うつ病の闘病記として、出版されました。もちろん「闘病記」であることは確かです。しかし、僕は「うつ病」という病を通して初めて見えてくる「本当に大切なもの」が何であるのかを伝えたくてこの本を書きました。本当に付けたかったタイトルは、「Forget-me-not」です。日本語に訳せば「わすれな草」となります。その花言葉は2つあります。僕はこの本全体を通して、その花言葉の本当の意味の大切さを伝えたかったのです。うつ病で死んだ親友がバンドで演奏することに決めた「Forget-me-not」という曲。親友が彼女にいつもプレゼントしていた「わすれな草」・・・そんなところからこの物語は始まりました。残念ながら、僕の希望したタイトルにはなりませんでしたが、僕の想いは、表紙の色合い、帯のさし絵、1ページ目のさし絵に表現してもらいました。うつ病で苦しんでいる方だけではなく、色んな意味で傷ついている多くの人に読んでもらいたいと言うのが僕の願いです。
ただの「うつ病」の闘病記ではないと言うことを伝えたい。
この本は、うつ病の闘病記として、出版されました。もちろん「闘病記」であることは確かです。しかし、僕は「うつ病」という病を通して初めて見えてくる「本当に大切なもの」が何であるのかを伝えたくてこの本を書きました。本当に付けたかったタイトルは、「Forget-me-not」です。日本語に訳せば「わすれな草」となります。その花言葉は2つあります。僕はこの本全体を通して、その花言葉の本当の意味の大切さを伝えたかったのです。うつ病で死んだ親友がバンドで演奏することに決めた「Forget-me-not」という曲。親友が彼女にいつもプレゼントしていた「わすれな草」・・・そんなところからこの物語は始まりました。残念ながら、僕の希望したタイトルにはなりませんでしたが、僕の想いは、表紙の色合い、帯のさし絵、1ページ目のさし絵に表現してもらいました。うつ病で苦しんでいる方だけではなく、色んな意味で傷ついている多くの人に読んでもらいたいと言うのが僕の願いです。
内容(「MARC」データベースより)
治療に熱心なあまり自らもうつ病に陥ってしまった現役精神科医が書き下ろす体験記録。親友の自殺を経て、自らの発病から恋人と友人たちの支えによって回復するまでを綴った手記。
登録情報
- 出版社 : 廣済堂出版 (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 182ページ
- ISBN-10 : 4331508870
- ISBN-13 : 978-4331508879
- Amazon 売れ筋ランキング: - 923,132位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年7月10日に日本でレビュー済み
うつ病によってたった一人の親友なくした著者が精神科医になり、
心の病に立ち向かう日々を綴った本。自伝であり闘病記でもある。
純粋かつ真面目で責任感が強い著者は、仕事の心労と疲労でうつ状態に陥る。
"全ての答えは死"
という極限状態にまで追い詰められながらも、友人の死を無駄にはしないと
ボロボロになりながら闘い続ける。
「なぜそこまでして闘うのか…」と何度も問いたくなった。
全ては友人の死とそれをきっかけに築かれた信念の成せる業なのだろう。
うつ病とは直接関係ないが、青年時代のやりとりで出てきた
親友の次の言葉が心に響いた。
*****************************************************
「なぁ、泉。お前は親父に対してノーと言う。
この街にも、この世の中にもノーだ。
じゃあ、お前のイエスはなんだ?
ただノーと言うだけじゃ、ただの反抗に過ぎないし、
その辺のチンピラと変わらない。
大切なのはノーと言った後に、
どうやってその責任をとるか。
つまり、お前はどう生きたいかってことさ。」
*****************************************************
うつ病についてももちろん、生き方についても考えさせられる本。
心の病に立ち向かう日々を綴った本。自伝であり闘病記でもある。
純粋かつ真面目で責任感が強い著者は、仕事の心労と疲労でうつ状態に陥る。
"全ての答えは死"
という極限状態にまで追い詰められながらも、友人の死を無駄にはしないと
ボロボロになりながら闘い続ける。
「なぜそこまでして闘うのか…」と何度も問いたくなった。
全ては友人の死とそれをきっかけに築かれた信念の成せる業なのだろう。
うつ病とは直接関係ないが、青年時代のやりとりで出てきた
親友の次の言葉が心に響いた。
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「なぁ、泉。お前は親父に対してノーと言う。
この街にも、この世の中にもノーだ。
じゃあ、お前のイエスはなんだ?
ただノーと言うだけじゃ、ただの反抗に過ぎないし、
その辺のチンピラと変わらない。
大切なのはノーと言った後に、
どうやってその責任をとるか。
つまり、お前はどう生きたいかってことさ。」
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うつ病についてももちろん、生き方についても考えさせられる本。
2014年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もしうつになったら、大変だと思わないでじっくり向き合って、日々を大切に生きねばと感じた
2007年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大切な友人がうつになったと告白されて、私にも何かできることはないかとこの本を購入した。
専門書などはまだ読んだことがないが、この本はとても現実的、感覚的で、あたかも自分もそこに
いるような気持ちになり、読んでいる間なんども苦しい感覚に襲われた。うつとはこんなに苦しい
病気なのかと(まだまだわかってはいないが)思って、胸が痛くなった。本のなかにも登場するが
クリスチャンの彼女の献身的な支えが彼をかなり癒し、病気の回復へと導いているように
思えるが、やはり患者本人を取り巻く環境、サポートする人間関係がとても大切なんだと
痛感した。ニュースで某局アナの投身自殺の知り、彼女は違う難病だったようだが
産後であったことや、その病いの治療法が確立されてなかったこと、痛みが堪え難い事などを
考えると、本当に他人とはいえ悲しい。病気が苦で、またその病気が原因で自ら命を断ちたいと
この本を読んで少しでも思いとどまってくれればと節に思う。
文字も大きく、そんなにページ数がないのですぐに読み終えることができるので
うつ関係の本を読むのにはいいとっかかりになるだろう。
専門書などはまだ読んだことがないが、この本はとても現実的、感覚的で、あたかも自分もそこに
いるような気持ちになり、読んでいる間なんども苦しい感覚に襲われた。うつとはこんなに苦しい
病気なのかと(まだまだわかってはいないが)思って、胸が痛くなった。本のなかにも登場するが
クリスチャンの彼女の献身的な支えが彼をかなり癒し、病気の回復へと導いているように
思えるが、やはり患者本人を取り巻く環境、サポートする人間関係がとても大切なんだと
痛感した。ニュースで某局アナの投身自殺の知り、彼女は違う難病だったようだが
産後であったことや、その病いの治療法が確立されてなかったこと、痛みが堪え難い事などを
考えると、本当に他人とはいえ悲しい。病気が苦で、またその病気が原因で自ら命を断ちたいと
この本を読んで少しでも思いとどまってくれればと節に思う。
文字も大きく、そんなにページ数がないのですぐに読み終えることができるので
うつ関係の本を読むのにはいいとっかかりになるだろう。
2020年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余りにも美し過ぎて‥
現実、鬱で七転八倒している本人には、エッ⁈と言う意外にない内容でした。
確かに、鬱を経験したことの無い高みの見物者には映像化を期待するのかも知れません。(平和な人達だ)
最後にのところで美しく締めている箇所を頼みながら(親友と陽さんの為に捧ぐ‥)
私は、現状鬱に苦しんでいる方達を心よりお見舞い申し上げます。
この本には、鬱から立ち上がる為のヒントや方法論は一切論じられておりません。
現実、鬱で七転八倒している本人には、エッ⁈と言う意外にない内容でした。
確かに、鬱を経験したことの無い高みの見物者には映像化を期待するのかも知れません。(平和な人達だ)
最後にのところで美しく締めている箇所を頼みながら(親友と陽さんの為に捧ぐ‥)
私は、現状鬱に苦しんでいる方達を心よりお見舞い申し上げます。
この本には、鬱から立ち上がる為のヒントや方法論は一切論じられておりません。
2012年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「精神科医ーうつ病」というキーワードで興味をもったのですが、読んでみたら何のことはない、「あるうつ病患者の独白」という内容でした。精神科医だからこそ、と思えるのは、治療環境を最良のものに、周囲の人に整えてもらえたという点だと思います。だから一般のうつ病患者さんというよりは幸運なレアケースといえるかもしれません。
それ以外の点で言えば、発言や文章に公的な責任が伴う医師として、この記述はまずいんじゃないかなーと思える箇所が散見されました。固有名詞はアルファベットにしていますが、ちょっと土地勘のある人間が読めばどの大学か、病院かというのがばれてしまいます。バレバレの固有名詞で名指しされて批判された母校や恩師はどう思うのかなと・・・(この辺りは出版社の編集者にも責任の一端はあると思います)。この本を読んでいて、「この先生、症例発表などの時の倫理的配慮は大丈夫なのかな」とちょっと心配になりました。
あとは、社会人として何年もたっている人の割には、未熟な面があるなというのも読んでいて気になったところですが、それは個人のメンタリティの問題なので本の価値としては別に影響はないとも言えます。
自身のうつ病の発症から寛解までのプロセスと心理的な動きはとても丁寧に書かれているので、「あるうつ病患者の闘病記」として読む分には悪くはないです。帯に「衝撃的手記」とあるのは大げさですが。
結果、私としては読んだ割にはあまり得られるものがなかったなという印象なので星2つです。
それ以外の点で言えば、発言や文章に公的な責任が伴う医師として、この記述はまずいんじゃないかなーと思える箇所が散見されました。固有名詞はアルファベットにしていますが、ちょっと土地勘のある人間が読めばどの大学か、病院かというのがばれてしまいます。バレバレの固有名詞で名指しされて批判された母校や恩師はどう思うのかなと・・・(この辺りは出版社の編集者にも責任の一端はあると思います)。この本を読んでいて、「この先生、症例発表などの時の倫理的配慮は大丈夫なのかな」とちょっと心配になりました。
あとは、社会人として何年もたっている人の割には、未熟な面があるなというのも読んでいて気になったところですが、それは個人のメンタリティの問題なので本の価値としては別に影響はないとも言えます。
自身のうつ病の発症から寛解までのプロセスと心理的な動きはとても丁寧に書かれているので、「あるうつ病患者の闘病記」として読む分には悪くはないです。帯に「衝撃的手記」とあるのは大げさですが。
結果、私としては読んだ割にはあまり得られるものがなかったなという印象なので星2つです。
2013年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の身の回りには、あまりにも色々な事があり、深い悩みがありました。そんな中、助けになった本です。
2007年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人が『うつ』になり、どうしても力になりたくて勉強の為に評価が高かった中のこの1冊を読みました。
このレビューの感想から内容的に重く、もしかしたら昔に戻ってしまうかもしれないという(私自身も短期間そうだったので)一抹の恐怖を感じながら読み始めましたがあっという間に読み、そして涙が何回も溢れました。
友人の不慮の死から精神科医になり、仕事に懸命に取り組み、自らも重いうつを経験するという体験記は内容に涙しながらも、希望をくれました。
知人が医者に慢性になると言われたと話を聞き、一瞬言葉に詰まってしまいましたがこの本を読み、知人にも希望を与えたいと手紙を書こうと思います。
本屋でこの本を購入しようとしたら、書店からの取り寄せと言われました。
是非ともこの本がうつの人や、そのご家族・友人にもすぐ購入できるようになって欲しいと思います。
このレビューの感想から内容的に重く、もしかしたら昔に戻ってしまうかもしれないという(私自身も短期間そうだったので)一抹の恐怖を感じながら読み始めましたがあっという間に読み、そして涙が何回も溢れました。
友人の不慮の死から精神科医になり、仕事に懸命に取り組み、自らも重いうつを経験するという体験記は内容に涙しながらも、希望をくれました。
知人が医者に慢性になると言われたと話を聞き、一瞬言葉に詰まってしまいましたがこの本を読み、知人にも希望を与えたいと手紙を書こうと思います。
本屋でこの本を購入しようとしたら、書店からの取り寄せと言われました。
是非ともこの本がうつの人や、そのご家族・友人にもすぐ購入できるようになって欲しいと思います。