この本ではつくっている人たちの息づかいが感じられてよかった。
制作物はいつも時間がなくてギリギリになりますから。
映画の予告編に限らず、映像でも平面でも。
少しだけ浸かっている世界なので、共感した部分もありました。
そうやって制作された映画の予告編を
これからも映画館で楽しもうと思います。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
映画は予告篇が面白い (光文社新書 42) 新書 – 2002/5/1
池ノ辺 直子
(著)
90秒の映像の魔術師が語る創造力と編集力と映画ビジネス
予告篇は、もちろん本篇の宣伝のためにあります。しかしその本篇は、予告篇にとってはバラバラの素材の集まりなのです。予告篇では、素材である本篇のシーンを、本篇のストーリーの流れとはまったく関係のないところで使います。ですから、予告篇のあのシーンが素敵だと思って本篇を見たら、予想と全然違う場所にあったということもよく聞きます。つまり、ここが「売り」というシーンがあって、それを盛り上げていくために、徹底的に素材として本篇を生かすのです。(本文より)
予告篇は、もちろん本篇の宣伝のためにあります。しかしその本篇は、予告篇にとってはバラバラの素材の集まりなのです。予告篇では、素材である本篇のシーンを、本篇のストーリーの流れとはまったく関係のないところで使います。ですから、予告篇のあのシーンが素敵だと思って本篇を見たら、予想と全然違う場所にあったということもよく聞きます。つまり、ここが「売り」というシーンがあって、それを盛り上げていくために、徹底的に素材として本篇を生かすのです。(本文より)
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2002/5/1
- ISBN-104334031420
- ISBN-13978-4334031428
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
お客さんがそれを見て本篇を見に行きたいと思う、前売りチケットを買うぐらいの動きになるものがいい作品。そこが予告篇制作をする職人としての腕の見せ所-。「90秒の映像の魔術師」が語る、創造力と編集力と映画ビジネス。
著者について
著者 池ノ辺 直子(いけのべなおこ)
1959年茨城県生まれ。27歳のとき予告篇制作会社「池ノ辺事務所」を設立。創立10周年記念に、バカばっかりの職人集団の意味で「バカ・ザ・バッカ」に社名変更。現在、代表取締役社長。これまでに手がけた予告篇は「フラッシュダンス」、「トップガン」、「ゴースト ニューヨークの幻」、「ボディガード」、「氷の微笑」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「美女と野獣」、「ノッティングヒルの恋人」、「シティ・オブ・エンジェル」、「ショコラ」など多数。
1959年茨城県生まれ。27歳のとき予告篇制作会社「池ノ辺事務所」を設立。創立10周年記念に、バカばっかりの職人集団の意味で「バカ・ザ・バッカ」に社名変更。現在、代表取締役社長。これまでに手がけた予告篇は「フラッシュダンス」、「トップガン」、「ゴースト ニューヨークの幻」、「ボディガード」、「氷の微笑」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「美女と野獣」、「ノッティングヒルの恋人」、「シティ・オブ・エンジェル」、「ショコラ」など多数。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2002/5/1)
- 発売日 : 2002/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 212ページ
- ISBN-10 : 4334031420
- ISBN-13 : 978-4334031428
- Amazon 売れ筋ランキング: - 637,708位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2003年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予告篇製作ビジネスの紹介本だが、それ以上の踏み込みがないので読後の印象は薄い。第1章の「予告篇から映画がわかる」が映画ビジネスと予告篇の関係について論じている部分だが、費やしたページ数はわずか20ページ。ここにもっとボリュームがあると、ずっと面白い本になったと思うのだけれど……。予告篇の歴史や海外の予告篇事情など、予告篇について語れる内容はまだまだあると思う。
最終章で著者が自分の“今の仕事”を紹介していることからもわかるとおり、この本は何年も読まれ続けることを目指しているわけではなく、雑誌のように賞味期限のある本として作られているようだ。映画ファン向けの軽い読み物としてなら、この程度でも構わないのかもしれない。でも資料的価値は限りなくゼロに近い。
最終章で著者が自分の“今の仕事”を紹介していることからもわかるとおり、この本は何年も読まれ続けることを目指しているわけではなく、雑誌のように賞味期限のある本として作られているようだ。映画ファン向けの軽い読み物としてなら、この程度でも構わないのかもしれない。でも資料的価値は限りなくゼロに近い。
2004年4月22日に日本でレビュー済み
専門用語が多く、内容も濃いわけではないが、とにかく予告編にここまで情熱をもって携わっている人がいると分かり、今後の予告編の見方が変わった。ただ、映画館で予告編が15分も続くのはどうか。長いぞ。
2003年7月25日に日本でレビュー済み
およそ90秒の中で次回上映映画を紹介する予告篇の製作に著者がどう関わってきたか。時代背景とともに、予告篇製作技術の変遷と職人集団との深い繋がりが描かれている。
癒しと真実の追究を求めて、観客の反応と映画制作会社側の広報媒体としての要求にどう応えてきたか、著者の映画文化に対する強い愛情をうかがえる。
いま社会では、映画文化を見直し、映画館の開設計画や映画祭が各地で進められている。映画文化を理解する資料の一つとして是非読んでおきたい本である。
癒しと真実の追究を求めて、観客の反応と映画制作会社側の広報媒体としての要求にどう応えてきたか、著者の映画文化に対する強い愛情をうかがえる。
いま社会では、映画文化を見直し、映画館の開設計画や映画祭が各地で進められている。映画文化を理解する資料の一つとして是非読んでおきたい本である。
2003年4月26日に日本でレビュー済み
私には、予告編で期待したのに本編でがっかりしたという経験がたくさんある。で、予告編を作った奴はけしからぬ奴と思ったりしていたが、彼らは彼らで、客をだますのが仕事のひとつなのであるということが良く分かった。
しかし、面白い世界である。駄作の予告編作りの方がたのしいというような記述もあり、なるほどと納得した次第である。
この本を読めば、予告編がまったく違って見えてくる。
しかし、面白い世界である。駄作の予告編作りの方がたのしいというような記述もあり、なるほどと納得した次第である。
この本を読めば、予告編がまったく違って見えてくる。