中古品:
¥94 税込
配送料 ¥257 5月17日-18日にお届け(18 時間 12 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ■通常24時間以内に出荷可能です。■クリーニング済み。■中古品ではございますが、良好なコンディションです。■万が一品質に不備があった場合は返金対応。■防水梱包です。■決済は、クレジットカード、コンビニ決済・ATM・ネットバンキング・Edy払いがご利用可能です。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

非対称情報の経済学: スティグリッツと新しい経済学 (光文社新書 49) 新書 – 2002/7/1

3.7 5つ星のうち3.7 51個の評価

'01年ノーベル経済学賞・スティグリッツの経済学を直弟子がやさしく解説
2001年「非対称情報下の市場経済」という経済分析の発展に対する貢献で、三人のアメリカの経済学者にノーベル経済学賞が与えられた。
その一人のジョセフ・スティグリッツ・コロンビア大学教授(クリントン政権下の経済諮問委員会委員長、世界銀行の上級副総裁・チーフエコノミストを歴任)の直弟子・藪下史郎早稲田大学教授がこの「新しい経済学」をやさしく解説し、また日本経済失速の原因を明らかにする。
続きを読む もっと少なく読む

商品の説明

著者について

著者 藪下 史郎(やぶしたしろう)
1943年兵庫県生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業後、大学院経済学研究科に進学。その後米国イェール大学大学院に留学。トービン、スティグリッツ両教授に師事。東京都立大学助教授、横浜国立大学教授を経て、現在早稲田大学政治経済学部教授。主要著書には、『貨幣金融制度と経済発展』(有斐閣)、『金融システムと情報の理論』(東京大学出版会)、『経済学入門』(共著、東洋経済新報社)、『金融論・新版』『初級・マクロ経済学』(いずれも共著、有斐閣)など。また翻訳書には『スティグリッツ 入門経済学』『スティグリッツ ミクロ経済学』『スティグリッツ マクロ経済学』(いずれも東洋経済新報社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2002/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 237ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334031498
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334031497
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 51個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
藪下 史郎
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
51グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2016年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
入門として読んだ。ちょっと表現が固いので読み辛いけれども、だいたいのアウトラインのようなものを掴むには十分かな?
2006年12月30日に日本でレビュー済み
 あなたは何時の時代経済学を学んだだろうか?

「神の見えざる手」に象徴される経済概念・モデルを使用した教科書の経済学が長きにわたり主流派を形成してきた。

 最近、「レモン市場」「モラルハザード」「トレードオフ」これらの言葉を眼にしたことはないだろうか?

 本書は、「非対象情報下の市場経済」の基本的概念を社会人向けに解説し、同時に90年代の経済分析をスケッチする。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はまえがきで、新しい経済学はこの30年の間で急速に
発展し、いまでは経済学の一つの核をなすようになってきた。
この新しい経済学が、情報の不完全性と情報の非対称性に
注目するステイグリッツ経済学であリ、本書はその入門を目指
すと書かれている。

初めのほうで、主流派経済学の新古典派の考え方とそれでは
説明できない経済現象が、解説され、後半で、本題の、情報の
非対称性に着目するスティグリッツの経済理論が、解説されて
いる。

途中、スティグリッツの学生時代の話が出てきて、アメリカの
当時の経済学の状況や大学教育がわかるのも面白い。MITで
はアカロフとともに勉強したとか、学生は全寮制で、徹底した
少人数教育だったとか、興味深い話がいっぱい出てくる。

そのせいか、本書中ごろには、非対称的情報の最初の論文とな
ったアカロフのレモン市場の話の解説も出てくる。

全体に、主な概念について簡潔な図表を用いたコンパクトな解説
がされていて、本格的な教科書に進む前の有益な学習ができるよ
うになっている。

最終章では、90年代の日本経済が、不完全情報と非対称性の
観点から説明されている。ここでの、実物体系と金融の連関の話
は、明快で有意義である。

というわけで、新しい経済学の有益なガイドブックであった。
おそらく、学部生の副読本としても役立つと思われる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
完全情報市場モデルに基づく古典経済学に対して、各プレーヤーの持っている情報に差があることをモデルに組み込んだ新しい経済学の成果を紹介するとなっているが、それぞれの結論は、私にはトリビアルであると思えるものが多かった。特に、時間が出てこないのがかなり不満であった。

時間が出てこないと言う意味で、化学反応における平衡論に似ていると思った。これは、普段私が岩石学に対する不満と同じ不満を感じたからだろう。岩石学でも、現在の岩石の成因を、もっぱら平衡論で議論することが多い。しかし、実際の反応は平衡論だけでは済まずに、反応速度論が重要になってくるはずである。

経済の振動現象(好況不況の波ね)は、フィードバックの遅れ、投資の量子性(生産設備への投資はある程度まとまったお金が必要になるなど)が極めて重要な役割を果たしていると私には思える。それなしで「最新の経済学の成果」と言われてもねえ、というのが感想だ。

ただ、経済政策については、倫理学的な評価が政策論争中でまだ幅を利かせているし、倫理学的/警察国家的対策が声高に叫ばれることがしばしばである(例えば、本書でもしばしば取り上げられているモラルハザード問題に対して、そのようなことをする悪人を罰すれば良いというだけの意見)現状を鑑みるに、経済を機械的にとらえて、システム設計をする必要を考えさせてくれる本書のような経済書は、特にジャーナリストや政治家に読まれてしかるべきだろうと思う。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月5日に日本でレビュー済み
 完全競争市場を旨とする伝統的な新古典派では説明の難しい貨幣・銀行の存在や関心対象外の所得再分配等について、「非対称情報」という概念の導入により対応する「新しい経済学」を概観する1冊です。教科書でもよく取り上げられる「非対称な情報」下の市場の例として、中古車市場での「逆選択」の例、保険市場での「モラルハザード」の例がグラフでもって視覚的に判りやすく解き明かされています。

 「非対称情報の経済学」の特徴の一つは、ミクロ経済学で新しい知見を得るに留まらず、それをもってマクロ経済学へと果敢に踏み込んでいくことです。本書では、価格下落や賃金上昇については新規取引先・他企業労働者に伝達困難なため反応が鈍い一方で、逆に価格上昇や賃金下落はすみやかに現在の取引先・自社の労働者に伝わって逃げられてしまうリスクが高いため、企業は価格を上げたり、賃金を下げるのに及び腰になる(硬直性)ことを明らかにする等して、「非対称情報」が経済全体に及ぼす経路をまず明らかにします。そして賃金下方硬直性が引き起こす失業増については、短期的・循環的なもので長期的に生産性向上目指す構造改革・規制緩和で解決を図るのは筋違いであり、また金利に関する「非対称情報」を端緒にして企業と銀行が互いのバランスシート悪化を通じて連鎖的に生産または貸付縮小へと追い込まれてゆく状況が、執筆当時の日本経済に発生していることを指摘している点、見逃せません。

 ただ、おそらく本書が扱う範囲対象外だからなのでしょうが、このようなデフレが長期にわたって放置された責任の主体と処方箋について明確にされておられないのが残念です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
身近な例を挙げてわかりやすく経済学の基礎から解説してあります。
これから契約理論を学ぶ方にはおすすめです。
新書で持ち運びにも便利で電車の中でも読めます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月26日に日本でレビュー済み
すごーくざっくり言うと、買い手と売り手の間に、情報量と情報の信頼性の差が生じるため(非対称性が存在するため)、理想的な市場均衡というものが実現しない、という新しいアプローチのごくごく簡単な解説。
面白い。
中古車市場、保険市場が取り上げられているけど、これっていうのはいろいろなところであてはまると思う。前もどっかで書いたのだけど、彼氏・彼女を選ぶときって、相手のことは実はよく分からない。だから最適な選択ということが起こらない。また、古い相手(自分が情報を持っている相手)になぜかこだわってしまったりする。
こういう非対称性を解消するために人はもがくのだし、こういうもがきが「執着」なんだよね。結局最近いつもここに帰結するような、、、。
あと、ジョン・ナッシュの話がちらっと書いてあった。なぜ、個々人が不満に思うような社会制度が存続するか、っていうことについてナッシュさんは考えて、そういう状態をナッシュ均衡の状態という風にして説明したらしい。『ビューティフル・マインド』って珍しく二回も見た映画だけど、裏側がちょっと分かって面白かった。そんなこと考えてたらちょっと錯乱するよ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年12月27日に日本でレビュー済み
まず伝統的な理論経済学について、次に非対称情報の経済学について
最後にその応用という構成です。
情報の非対称性の経済学の部分はかなり丁寧に解説されています。
中古車市場の例は以前別の本で読んだことがあったのですが
本書の解説は丁寧なので理解しやすかったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート