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女帝推古と聖徳太子 (光文社新書 133) 新書 – 2004/1/17
中村 修也
(著)
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/1/17
- ISBN-104334032338
- ISBN-13978-4334032333
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/1/17)
- 発売日 : 2004/1/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 198ページ
- ISBN-10 : 4334032338
- ISBN-13 : 978-4334032333
- Amazon 売れ筋ランキング: - 477,143位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代史飛鳥奈良時代を勉強するものとして、推古天皇を通じて古代史をこれほど深く考察した本に出会った事はありません、感謝します。
2007年6月20日に日本でレビュー済み
日本の歴史上で、崇仏派と廃仏派の政争と女帝推古天皇の即位に
秘められた事象について、史実を精査した上に著者の推理を重ね
て、その当時の王位継承に関する複雑な状況を、まるで歴史小説
を彷彿とさせる手法で、説明している点がユニークなのである。
日本史を教科書に記述した内容でしか認識できていなかった私に
とっては、とても新鮮に映った。歴史上の史実を結果と要因を
結びつける事だけでは、必ずしも十分では無いということを。
しかし、著者は推理とイマジネーションを駆使して、必ずしも
要因と結果を結びつける必要が無いという手法によって、歴史
を考察する上では、妥当である点を巧みに表現している。
古代へのロマンと感じさせてくれるお薦めの一冊である。
秘められた事象について、史実を精査した上に著者の推理を重ね
て、その当時の王位継承に関する複雑な状況を、まるで歴史小説
を彷彿とさせる手法で、説明している点がユニークなのである。
日本史を教科書に記述した内容でしか認識できていなかった私に
とっては、とても新鮮に映った。歴史上の史実を結果と要因を
結びつける事だけでは、必ずしも十分では無いということを。
しかし、著者は推理とイマジネーションを駆使して、必ずしも
要因と結果を結びつける必要が無いという手法によって、歴史
を考察する上では、妥当である点を巧みに表現している。
古代へのロマンと感じさせてくれるお薦めの一冊である。
2004年1月23日に日本でレビュー済み
穴穂部王子はなぜポスト用明になれなかったのか?
崇峻天皇と蘇我馬子の関係は本当はどうだったのか?
東漢直駒と河上娘の関係は?
そして、なぜ厩戸王子は即位しなかったのか?
ファンには懐かしい面々がいっぱい登場します。
お堅い学者先生?が、意外にも奔放な想像力で推理する古代史の謎。これを読むと山岸凉子のマンガの額田部王女とも、NHKドラマの松坂慶子とも違う、新しい推古天皇像が浮かび上がってきますよ。
最近は「聖徳太子はいなかった」って説がトレンドになりつつあって、太子ファンとしては淋しかったので、ちょっと嬉しい一冊でした。
崇峻天皇と蘇我馬子の関係は本当はどうだったのか?
東漢直駒と河上娘の関係は?
そして、なぜ厩戸王子は即位しなかったのか?
ファンには懐かしい面々がいっぱい登場します。
お堅い学者先生?が、意外にも奔放な想像力で推理する古代史の謎。これを読むと山岸凉子のマンガの額田部王女とも、NHKドラマの松坂慶子とも違う、新しい推古天皇像が浮かび上がってきますよ。
最近は「聖徳太子はいなかった」って説がトレンドになりつつあって、太子ファンとしては淋しかったので、ちょっと嬉しい一冊でした。
2004年4月12日に日本でレビュー済み
①なぜ、推古が女帝として即位しなければならなかったか?
②なぜ、聖徳太子は大王(天皇)にならなかったか?
という疑問を丁寧に解きほぐしていきます。
他の評価者の方も書かれているが、学者でない読者を対象とする新書としては、どうしても山岸涼子さんの『日出処の天子』を念頭に呼んでしまうよなぁ(笑)。10年経つと歴史などの学説もすっかり様変わりしてしまう。過去の強烈な太子崇拝の反発で、いまは『聖徳太子はいなかった』=未来の学者による捏造という学説が多く出ている中で、堅実で有能で権力欲のなかった学究肌の太子像というのは、なかなかに興味深い。とはいえ、こういう『色気のない』太子像では、神のような天才宰相によって日本の歴史に輝きを残すイメージを残さなかったとは思うけれども。息子を大王にしたかった推古帝に限らず血族による血みどろの権力争いが当たり前だった世界で、最新学説である綜合学問仏教を追求し禁欲的な姿勢は、それはそれで物凄いことだと思う。個人的には、この歴史像では、天才政治家蘇我馬子こそがもっとも優れたキーマンであるような気がする。ある意味、天才政治家蘇我馬子に、武断の帝王推古、綜合学問を追及する権力欲のない摂政聖徳太子と、綺羅星のごとく優秀な人材が政治の腕を振るった凄い時代だったんですねぇ。
②なぜ、聖徳太子は大王(天皇)にならなかったか?
という疑問を丁寧に解きほぐしていきます。
他の評価者の方も書かれているが、学者でない読者を対象とする新書としては、どうしても山岸涼子さんの『日出処の天子』を念頭に呼んでしまうよなぁ(笑)。10年経つと歴史などの学説もすっかり様変わりしてしまう。過去の強烈な太子崇拝の反発で、いまは『聖徳太子はいなかった』=未来の学者による捏造という学説が多く出ている中で、堅実で有能で権力欲のなかった学究肌の太子像というのは、なかなかに興味深い。とはいえ、こういう『色気のない』太子像では、神のような天才宰相によって日本の歴史に輝きを残すイメージを残さなかったとは思うけれども。息子を大王にしたかった推古帝に限らず血族による血みどろの権力争いが当たり前だった世界で、最新学説である綜合学問仏教を追求し禁欲的な姿勢は、それはそれで物凄いことだと思う。個人的には、この歴史像では、天才政治家蘇我馬子こそがもっとも優れたキーマンであるような気がする。ある意味、天才政治家蘇我馬子に、武断の帝王推古、綜合学問を追及する権力欲のない摂政聖徳太子と、綺羅星のごとく優秀な人材が政治の腕を振るった凄い時代だったんですねぇ。