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技術経営の考え方 MOTと開発ベンチャーの現場から (光文社新書) 新書 – 2004/4/17
出川 通
(著)
本書は、技術を研究・開発段階からマネージして事業化、産業化に移行させる方法論としてのMOT(技術経営)の概念をまとめたものです。特に、筆者が実際に共同開発を行った日米の開発ベンチャー企業やコーポレートベンチャー(企業内起業)体制の経験に基づく話が中心です。
MOTの概念をわかりやすくするために、本書では、技術の成果を商品化していく過程を「研究」「開発」「事業化」「産業化」の四つのステージに分類しました。そして、それぞれのステージにおいて、関連する因子や、そこで対処すべきことについて、筆者が技術者として実際に現場に携わったなかで気づいた点を述べています。
MOTの概念をわかりやすくするために、本書では、技術の成果を商品化していく過程を「研究」「開発」「事業化」「産業化」の四つのステージに分類しました。そして、それぞれのステージにおいて、関連する因子や、そこで対処すべきことについて、筆者が技術者として実際に現場に携わったなかで気づいた点を述べています。
- 本の長さ217ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/4/17
- ISBN-104334032435
- ISBN-13978-4334032432
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商品の説明
著者からのコメント
すばらしい技術があっても、必ずしも実用化できるとは限らないとよくいわれる。もちろん、ニーズやタイミングもありそのとおりだと思う。しかし、逆説的にいえばどんなささやかな技術でも、執念を燃やすメンバーが何人かいれば、実用になっていくというのも正しいと思う。これが、技術者が技術の基軸をはずさずに、世の中に役立てるということでMOT(技術経営)の本質かもしれない。
出版社からのコメント
技術が優れているだけでは、
売れる「商品」にはならない!
「モノ作り」復活の処方箋。
売れる「商品」にはならない!
「モノ作り」復活の処方箋。
著者について
【著者紹介】
出川通(でがわとおる)
一九七四年東北大学大学院材料加工学専攻修了後、大手重工業メーカーにて大型エンジンの開発・事故対策などに従事。専門はマクロからミクロ、ナノまでの材料加工プロセス。八〇年代後半以降は、新規開発・事業ベンチャーの企画提案からの立ち上げに携わる。現在、テクノ・インテグレーション代表取締役として、社内起業やスピンアウトベンチャーのありかた、共同開発プロジェクトマネジメントなどを提言し、開発・事業化や起業のコンサルティングを手がけている。併任の東北大学客員教授(未来科学技術共同研究センター)では実践技術経営に関する講義を担当。工学博士
出川通(でがわとおる)
一九七四年東北大学大学院材料加工学専攻修了後、大手重工業メーカーにて大型エンジンの開発・事故対策などに従事。専門はマクロからミクロ、ナノまでの材料加工プロセス。八〇年代後半以降は、新規開発・事業ベンチャーの企画提案からの立ち上げに携わる。現在、テクノ・インテグレーション代表取締役として、社内起業やスピンアウトベンチャーのありかた、共同開発プロジェクトマネジメントなどを提言し、開発・事業化や起業のコンサルティングを手がけている。併任の東北大学客員教授(未来科学技術共同研究センター)では実践技術経営に関する講義を担当。工学博士
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/4/17)
- 発売日 : 2004/4/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 217ページ
- ISBN-10 : 4334032435
- ISBN-13 : 978-4334032432
- Amazon 売れ筋ランキング: - 311,670位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 688位起業家関連書籍
- - 1,299位その他の経営理論関連書籍
- - 1,324位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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2004年に株式会社テクノ・インテグレーションを設立、代表取締役社長として、MOT(技術経営)やイノベーションのマネジメント手法を用いて多数の大中小企業むけに開発・事業化のコンサルティングや研修、実践マネジメントなどを行っている。
1974年東北大学大学院材料加工学専攻終了。大手メーカーにて、20年以上にわたり、いくつかの新規事業を産学連携や日米のベンチャー企業と共同で企画段階から立ち上げた。専門は新事業展開のマネジメントやマクロからナノまでの材料加工プロセス、工学博士。
早稲田大学・東北大学・島根大学・大分大学・香川大学などの客員教授や多数の大学・高専での非常勤講師などで学生、社会人、中小企業・ベンチャー経営者に実践MOTを講義すると共に複数のベンチャー企業の役員、経産省、文科省、農水省、NEDO、JST各種評価委員や技術者教育関係団体の理事など多くの役職に就任。
また「サラリーマン(特に技術者)のライフデザイン」「江戸時代の技術者と技術の発掘(平賀源内など)」、「日本中にちらばる出雲系神社と古代金属の関連」を研究テーマとして各地で講演を実施中。趣味は世界遺産訪問、日本酒利き酒師、ビールソムリエ、温泉マイスター(ソムリエ+指導員)、花火鑑賞士などの資格も。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大企業によくある事例が記載されており、新規事業を社内ベンチャーで立ち上げる場合、一読しておいた方がよい。
2013年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
技術経営の本としてみると不完全ですが、実際の現場の話だけあって、とても面白いです。
上司とのやりとりやプロジェクトの社内での扱いなど、なるほどと頷くことしきり。とてもリアルです。
新製品開発などに取り組む若手に是非読んでもらいたいですね。
私のような遅手の方々には、ぜひ「出る杭は育てる」風土作りに取り組んで欲しいです。新製品開発には苦しんでいる会社が多いと思いますが、本著者のようなやる気のあるリーダーがのびのびと仕事ができる風土が重要だと痛感いたしました。
上司とのやりとりやプロジェクトの社内での扱いなど、なるほどと頷くことしきり。とてもリアルです。
新製品開発などに取り組む若手に是非読んでもらいたいですね。
私のような遅手の方々には、ぜひ「出る杭は育てる」風土作りに取り組んで欲しいです。新製品開発には苦しんでいる会社が多いと思いますが、本著者のようなやる気のあるリーダーがのびのびと仕事ができる風土が重要だと痛感いたしました。
2019年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
具体的な内容が多い。MOTの基礎を学ぶには適さない。
筆者は、大企業に勤めている立場のため、このような本を書くならば開発ベンチャーの社長などの方が適している。
筆者は、大企業に勤めている立場のため、このような本を書くならば開発ベンチャーの社長などの方が適している。
2016年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出川さんは元重電なので、生きたMOTを教えてくれます
学術的なMOTのみならず、いまの製造業が抱えている技術経営における課題を示してくれています
魔の川、死の谷、ダーウィンの海とそれぞれ研究から開発へ、開発から事業化、事業にしてから如何に利益を出すかで悩みの多い研究開発において、
いかにそこを乗り越えて行くかということを実際の事例に基づいてかいてあるいい本です
学術的なMOTのみならず、いまの製造業が抱えている技術経営における課題を示してくれています
魔の川、死の谷、ダーウィンの海とそれぞれ研究から開発へ、開発から事業化、事業にしてから如何に利益を出すかで悩みの多い研究開発において、
いかにそこを乗り越えて行くかということを実際の事例に基づいてかいてあるいい本です
2015年1月12日に日本でレビュー済み
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ちょっと難しいかと思ったが、事例なども書かれていて読みやすかった
2014年11月24日に日本でレビュー済み
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MOTがどういうものなのか、具体例を上げ説明している本です。著者の主観というより、経験してきた事例を簡潔に、まとめられています。主題がずれていないところが見事です。本当に大切な部分が著者の経験から切り出されています。
2012年5月25日に日本でレビュー済み
著者は三井造船で社内ベンチャーなどの経験をもっておられる方である。MOTというよりは、経験談が中心であるが、この経験談が背景の説明不足もありややつかみにくい。社内でプロジェクトを始めるとき、いかに経営層に応援団を作り、いかに反対者を無害化するか、が大事だとあるが、このときの経験にもとづく生々しさは記載されていない。それだけに、経験談でありながら読み物としては迫力不足なところもある。
技術シーズがあったときに、そのシーズの使い道(ニーズ)を探るために商社にアクセスしたという話があり、商社というのはこういう使い方もあるのかと新鮮だった。また、シーズにはいろいろな事業展開の可能性があるとき、開発ターゲットを明確にしないといけない、とか、プロジェクトのメンバーは専任させなければならない(兼任はよくない)とか、社内ベンチャーから子会社としてスピンアウトされたとき、いっそMBOで事業を買い取って独立するという手もあるとか、おもしろそうな話はいろいろある。新書1冊でまとめてしまうにはもったいない気もした。
技術シーズがあったときに、そのシーズの使い道(ニーズ)を探るために商社にアクセスしたという話があり、商社というのはこういう使い方もあるのかと新鮮だった。また、シーズにはいろいろな事業展開の可能性があるとき、開発ターゲットを明確にしないといけない、とか、プロジェクトのメンバーは専任させなければならない(兼任はよくない)とか、社内ベンチャーから子会社としてスピンアウトされたとき、いっそMBOで事業を買い取って独立するという手もあるとか、おもしろそうな話はいろいろある。新書1冊でまとめてしまうにはもったいない気もした。
2009年5月9日に日本でレビュー済み
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企業に勤める管理職として、MOTの話題は避けて通れません。(話題についていけませんから...) 最初からMOT全般の解説書を読もうと思っても、「何で今更このような話が重要なんだろう?」と疑問に思う人も少なからず居ることと思います。(小職もそんなうちの一人でした。「そんな時間があれば研究に注ぎ込みたい」と思ってしまう訳です) そこで「何のためにMOTを学ぶのか?」という動機づけに、本書はピッタリだと思いました。著者が直接経験した/見聞きした事例が解説されており、興味深く読めました。(→ "大企業病"の話は、決して他人ごとでないなぁ と...(冷汗)) "モノづくり"は、単にモノを作るだけではダメで、"コトづくり"も同時に必要だということも よく分かりました。
本書は言わば、MOTの"実戦譜"であって、(将棋で言う処の)"手筋集・定跡集"のような体裁ではありません。本格的にMOTを学ぼうとする人には本書だけでは情報量が足りないでしょうけれども、「なぜMOTを学ぶのか」という意識を高めるには丁度良いのではと思いました。
本書は言わば、MOTの"実戦譜"であって、(将棋で言う処の)"手筋集・定跡集"のような体裁ではありません。本格的にMOTを学ぼうとする人には本書だけでは情報量が足りないでしょうけれども、「なぜMOTを学ぶのか」という意識を高めるには丁度良いのではと思いました。