まったくその通りです。
まあ、よく言われる無責任体質ってのを彼らしく著していると思います。
ほぼ個人的な体験ほか、己れがもともと所属していたところの事もいろいろと語られているので、こういったスタイルの方が自分としては面白いと思うんですが。
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「みんな」のバカ! 無責任になる構造 (光文社新書) 新書 – 2004/6/18
仲正 昌樹
(著)
いくつかの「みんな」集団の間を渡り歩いている内に、どこからも、「あんた本当は向こうの人でしょう」と思われて、落ち着きどころを失っている「皆さん」は、現代の日本には意外と多いのではないだろうか。多分、こういう本を読んでいるのは、そうやって「みんな」に属することができなくなっている人だろう。「みんな」と「わたし」の関係を第三者的に見て、「みんなはわたしのことをどう思っているのか」と考えていること自体が、匿名になり切って「甘えの構造=無(限)責任の体系」の中にしっかり組み込まれている“みんな”とは相容れないのである。(本文より)
「仲良し」が突然「ウザく」なったのはなぜか? われわれが何気なく口にしている「みんな」というキーワードから現代社会の危機の本質を明確に描き出す。
「仲良し」が突然「ウザく」なったのはなぜか? われわれが何気なく口にしている「みんな」というキーワードから現代社会の危機の本質を明確に描き出す。
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/6/18
- ISBN-104334032524
- ISBN-13978-4334032524
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/6/18)
- 発売日 : 2004/6/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4334032524
- ISBN-13 : 978-4334032524
- Amazon 売れ筋ランキング: - 927,172位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2005年8月19日に日本でレビュー済み
仲正昌樹は、「サヨク」に分類される論者の中では、現在もっともいい意味でバランス感覚を持った論者である。その彼の著書の中で、唯一古本に回してしまったのが本書である。
内容は他の評者の方が記しているように、軽めの共同体論である。文字通り「一読の価値はある」が、一回眼を通せば十分でしょう。後悔はしないと思います。
内容は他の評者の方が記しているように、軽めの共同体論である。文字通り「一読の価値はある」が、一回眼を通せば十分でしょう。後悔はしないと思います。
2004年9月28日に日本でレビュー済み
「みんな」という言葉を軸に、デリダの記号論などを駆使しながら、集団と個人の関係を説く。「みんな」という言葉を使う際の匿名性や無責任性の問題を指摘している。
しかし、著者が「みんな」という言葉自体をさまざまな意味で用いるので議論は混乱気味である。「みんな」という言葉に注目するのはよいが、「みんな」という言葉を分析枠組みとしてそのまま採用したのは失敗だったのではないか。
さらに、著者の言いたいことは要するに戦後丸山真男がひたすら問題にしてきた、日本の無責任構造批判である。日本人の特徴とされるコンフォーミズムや排除の構造を批判しているわけだが、これなら丸山の方が鮮やかである。
しかし、著者が「みんな」という言葉自体をさまざまな意味で用いるので議論は混乱気味である。「みんな」という言葉に注目するのはよいが、「みんな」という言葉を分析枠組みとしてそのまま採用したのは失敗だったのではないか。
さらに、著者の言いたいことは要するに戦後丸山真男がひたすら問題にしてきた、日本の無責任構造批判である。日本人の特徴とされるコンフォーミズムや排除の構造を批判しているわけだが、これなら丸山の方が鮮やかである。