まさに自分も人間嫌いに属すると感じました。
みんなと仲良くするのが、良しとされる日本では、生きづらい人間嫌いに勇気をくれる一冊です。
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「人間嫌い」の言い分 (光文社新書) 新書 – 2004/10/16
長山 靖生
(著)
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「群れ」から離れれば、自由に生きられる。「ニート」「うつ」時代の解答
「人間嫌い」というのは、いくらか偽悪的な言い方だが、仲間に甘い顔をせず、自分の信念を押し通す人間は、日本社会ではこう呼ばれる。それが現実である。それなら、人間嫌いでいいではないかというのが、まず私の出発点だった。そうやって「人間嫌い」を標榜してみると、意外とこれがけっこう楽しい。少なくとも楽である。
友達がいないと不便かもしれないが、別に恥ずかしくはない。恥ずべきは自分がいないことである。自分がいてこそ、はじめて本当に他者とかかわれる。(「あとがき」より)
変わり者の多かったあまたの文士の生き方などを引きながら、煩わしい人間関係や世間との距離の取り方を説く。
◎人間嫌いは「問題」か「解答」か
「みんなと同じ」は、そんなにいいことなのか。みんなで赤信号を渡ってばかりきたから、今の日本はこのような状況になってしまったのではないか。
人間嫌いを悪いものだとばかり考えず、もっとポジティブに評価してもいいのではないか。思うに人間嫌いは「問題」ではなく、世知辛い世の中の軋轢を適当に緩和する「解答」であるかもしれない。(「まえがき」より)
「人間嫌い」というのは、いくらか偽悪的な言い方だが、仲間に甘い顔をせず、自分の信念を押し通す人間は、日本社会ではこう呼ばれる。それが現実である。それなら、人間嫌いでいいではないかというのが、まず私の出発点だった。そうやって「人間嫌い」を標榜してみると、意外とこれがけっこう楽しい。少なくとも楽である。
友達がいないと不便かもしれないが、別に恥ずかしくはない。恥ずべきは自分がいないことである。自分がいてこそ、はじめて本当に他者とかかわれる。(「あとがき」より)
変わり者の多かったあまたの文士の生き方などを引きながら、煩わしい人間関係や世間との距離の取り方を説く。
◎人間嫌いは「問題」か「解答」か
「みんなと同じ」は、そんなにいいことなのか。みんなで赤信号を渡ってばかりきたから、今の日本はこのような状況になってしまったのではないか。
人間嫌いを悪いものだとばかり考えず、もっとポジティブに評価してもいいのではないか。思うに人間嫌いは「問題」ではなく、世知辛い世の中の軋轢を適当に緩和する「解答」であるかもしれない。(「まえがき」より)
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/10/16
- ISBN-104334032737
- ISBN-13978-4334032739
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/10/16)
- 発売日 : 2004/10/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 225ページ
- ISBN-10 : 4334032737
- ISBN-13 : 978-4334032739
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,705位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- カスタマーレビュー:
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2017年5月3日に日本でレビュー済み
友人関係が苦手な人には胸がすく内容。
人とつるむ前に、まず自分というものがあるか。
友人がいらない自分に自信が持て、自分をより深めるきっかけになる好著。
人とつるむ前に、まず自分というものがあるか。
友人がいらない自分に自信が持て、自分をより深めるきっかけになる好著。
2009年7月8日に日本でレビュー済み
「人間嫌い」ってどんな人?
本書では、意固地で頑なな人、一言居士な人、周りの意見に同調
しないときがある人を「人間嫌い」と呼んでいます。
現代社会ではあまりに「つながり」の重要性が強調されていて、
自分を持つがゆえに「つながり」を(一時的に)乱してしまう人
が「人間嫌い」だと。
この定義なら、どこかしらにこだわる部分がある人は誰もが
「人間嫌い」になりうるわけですね。
まずは、こだわりを持つところを自覚するところから始めましょう。
自分の言い分が自然と明らかになるので、周りの「人間嫌い」の
言い分も分かるようになるかもしれません。
本書では、意固地で頑なな人、一言居士な人、周りの意見に同調
しないときがある人を「人間嫌い」と呼んでいます。
現代社会ではあまりに「つながり」の重要性が強調されていて、
自分を持つがゆえに「つながり」を(一時的に)乱してしまう人
が「人間嫌い」だと。
この定義なら、どこかしらにこだわる部分がある人は誰もが
「人間嫌い」になりうるわけですね。
まずは、こだわりを持つところを自覚するところから始めましょう。
自分の言い分が自然と明らかになるので、周りの「人間嫌い」の
言い分も分かるようになるかもしれません。
2022年3月20日に日本でレビュー済み
受験の国語で出てくるような、回りくどくわかりづらい文章。途中で読む気が失せました。
2015年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書にあるように人間には誰でも「つるみ系」の要素と「人間嫌い」の要素が
ある、ただ組織に属してる場合、なかなかその見分けはつけにくい、たいが
い、世間に合わせる道を選ぶ方法を選ぶと思う、さらに社交的人間嫌いの
人も結構いると思う、老後は特に人間嫌いの要素が増えるような気がする、
ある、ただ組織に属してる場合、なかなかその見分けはつけにくい、たいが
い、世間に合わせる道を選ぶ方法を選ぶと思う、さらに社交的人間嫌いの
人も結構いると思う、老後は特に人間嫌いの要素が増えるような気がする、
2005年6月8日に日本でレビュー済み
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今まで生きてきてどこか生き辛さを感じたことのある人ならぜひ読んだほうがいいと思います。その生き辛さと言うのは果たしてどういう風に作られていったのかが「人間嫌い」という一つのテーマの下にすごく納得できる風に語られています。
さらにこの人は自分の個性である「人間嫌い」を広く世間の風潮に当てはめてこれもまたうまく論を展開しています。僕がこの本を読んで驚いたのはその説得力のありようです。筆者自身は本を読んでいくとわかるんですがとても偏屈で考え方の偏った人です。
だけど、彼の語ることは決して常識から外れたことではないです。確かに正しいのだけれど、皆が見過ごしていること。人間嫌いだからこそ語れるであろう様々な切り口に、目から鱗が落ちることうけあいです。
さらにこの人は自分の個性である「人間嫌い」を広く世間の風潮に当てはめてこれもまたうまく論を展開しています。僕がこの本を読んで驚いたのはその説得力のありようです。筆者自身は本を読んでいくとわかるんですがとても偏屈で考え方の偏った人です。
だけど、彼の語ることは決して常識から外れたことではないです。確かに正しいのだけれど、皆が見過ごしていること。人間嫌いだからこそ語れるであろう様々な切り口に、目から鱗が落ちることうけあいです。
2009年10月8日に日本でレビュー済み
夏目漱石や森鴎外の著作、言動を引き合いにだしながら、
「人間嫌い」の考え方、世の中での生き方を教えてくれています。
この本で言う「人間嫌い」は自分の中に明確なルールがあり、そのルールに従って生きている人だと僕は解釈しました。なかなか自分の生き方を貫くのは難しいし、生き方に一貫性を求めるのも困難ですが、
この新書を読むとそれでも「人間嫌い」として生きるのも良いかも、と思わせてくれます。
読み易いし、おすすめです。
「人間嫌い」の考え方、世の中での生き方を教えてくれています。
この本で言う「人間嫌い」は自分の中に明確なルールがあり、そのルールに従って生きている人だと僕は解釈しました。なかなか自分の生き方を貫くのは難しいし、生き方に一貫性を求めるのも困難ですが、
この新書を読むとそれでも「人間嫌い」として生きるのも良いかも、と思わせてくれます。
読み易いし、おすすめです。
2015年10月10日に日本でレビュー済み
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なにをもって「人間嫌い」と言えるのか不明だが、ちなみに私は世の中の99.9%の人間とは相容れない。
職場でも仕事上必要な最低限の会話しかしない。ただ一方で、伴侶や半世紀近い人生で最後に結晶のように残った
極々少数の『真の』友人は人生の宝と思っている。それは果たして人間嫌いなのか・・・?
もしそれを人間嫌いというのなら、そのような人にとっては共感できる内容の本です。
職場でも仕事上必要な最低限の会話しかしない。ただ一方で、伴侶や半世紀近い人生で最後に結晶のように残った
極々少数の『真の』友人は人生の宝と思っている。それは果たして人間嫌いなのか・・・?
もしそれを人間嫌いというのなら、そのような人にとっては共感できる内容の本です。