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現代思想のパフォーマンス (光文社新書) 新書 – 2004/11/13
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――現代思想最良のガイドマップ
本書は、これまでにない種類の本である。その目的は、現代思想の概説ではなく、現代思想をツールとして使いこなす技法を実演(パフォーマンス)することである。この一冊には、現代思想に貢献した六人の思想家について、案内編と解説編と実践編が含まれている。
彼らの思想の方法が、どのようにツールとして取り出され、利用されているのかを読み取りながら、この本を楽しんでいただきたい。(「まえがき」より)
〈本書で取り上げた思想家〉
I フェルディナン・ド・ソシュール
「現実」の意味を変えた言語学者/新しい言語観
【実践編】『不思議の国のアリス』を読む
II ロラン・バルト
コトバの主人はだれか/バルトの思想攻撃
【実践編】『エイリアン』を読む
III ミッシェル・フーコー
「現実」をつくる過去/「現実」への疑いのまなざし/系譜学という方法
【実践編】『カッコーの巣の上で』を読む
IV クロード・レヴィ=ストロース
二〇世紀の大論争
【実践編】『お早よう』のコミュニケーション
V ジャック・ラカン
難解だからこそラカンである
【実践編】『異邦人』
VI エドワード・サイード
サイードの問題提起
【実践編】『エム・バタフライ』を読む
◎「ツールとしての現代思想」の使い道
「部品の勉強はいいから、まず運転してごらん」と私は学生たちによく言う。
現に私は内燃機関がなぜ車を走らせるのかも、コンピュータがなぜ動くのかも知らない。
知らないけれども、(使っているうちに)それが「何をする」ための道具なのか、それがどのような「夢」に育まれた道具なのか、おのずから分かってくる。
それと同じことが学術についてもできるはずだ、というのが私たちの基本的な考え方である。すぐれた学術的方法はかならずそれが創始者の「夢」の刻印をとどめている。
だから、私たちは素直にこう問えばいいのである。
「ねえ、これ何する道具なの?」 (「あとがき」より)
- ISBN-10433403277X
- ISBN-13978-4334032777
- 出版社光文社
- 発売日2004/11/13
- 言語日本語
- 本の長さ430ページ
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/11/13)
- 発売日 : 2004/11/13
- 言語 : 日本語
- 新書 : 430ページ
- ISBN-10 : 433403277X
- ISBN-13 : 978-4334032777
- Amazon 売れ筋ランキング: - 43,965位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1950(昭和25)年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想。ブログ「内田樹の研究室」を拠点に武道(合気道六段)、ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを縦横無尽に論じて多くの読者を得ている。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。二〇一〇年七月より大阪市特別顧問に就任。近著に『沈む日本を愛せますか?』(高橋源一郎との共著、ロッキング・オン)、『もういちど村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『武道的思考』(筑摩選書)、『街場のマンガ論』(小学館)、『おせっかい教育論』(鷲田清一他との共著、140B)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『若者よ、マルクスを読もう』(石川康宏との共著、かもがわ出版)などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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なるほど、テレビを見ているかのようにわかりやすい。
同じことを2度繰り返す、と言うのはドリフやよしもと新喜劇でも繰り返されるコントの定型的な仕方であるけれど、それを読者を笑わせるトーンを無しに、真面目に語り切っている点でスゴイ本だと思える。
ソシュールから始まっていたのが印象的で手に取った。
著者たちの背景や主要分野の関係で、フランスの思想家を中心に6名選ばれ、解説されている。
「ソシュール」の章は残念ながら不発だったが、それを補ってあまりあるのがレヴィ=ストロースの章。
レヴィ=ストロースの出発点が音韻論であり、ヤコブソンとの出会いだったというところから始まっていく。
本の中に明記はされていないが、「ロラン・バルト」「レヴィ=ストロース」「サイード」を担当しているのが内田氏で、
「ソシュール」「フーコー」「ラカン」が難波江氏。
内田氏の文章はこなれていて、独自のリズムと推進力があり、記述している思想の理解も深く、
自分のモノになっているのが伝わってくる。
難波江の場合は、学者特有の知識を右から左へ紹介する形で、知的刺激に乏しく読書の楽しさは味わえない。
現代思想の紹介として、「案内」「解説」「実践」の3段階構成になっている。特に実践編では、
映画や小説が取り上げられているので、内容に角度がつき、興味が持続する。
そんな中でこの本は、バルト、フーコー、レヴィ・ストロースの三人の構造主義的分析を具体的に解説しようと努めている。
ただ、この本では具体例を鵜呑みにするのでは無く自分の考えと対立させながら思考を深めていくように努めた方が面白い。とても良い本だと思う。
(本書でもチラッとその一端が見られます)
好きではないのですが
やはり解説のうまさは群を抜いている
どこかどちらの担当箇所かわからずに読んでも
わかりやすいのは後で確認してみるとやはり内田さん
分析例も、もうお一方の方はなんだかちょっと気取ってるんですよね
○「世界の成り立ち方、人間の在り方について、賢い人はだいたい誰も同じようなことを言っている」という揺るがぬ確信を貫いたことである。
本書は、敢えてジャンル分けするなら、「現代思想入門」といった趣で、ターゲットとしている読者は、大学に進学して、思想家たちの著作を本格的に読み始めてみたものの、その難解さに苦慮している学生たちのようです。
私は、遙かな昔に大学を卒業しているのですが、現代思想を体系的に学んだこともなく、そう言った意味で、初学者と変わらないので、本書はしっくり来る内容でした。
冒頭に挙げた、二つの文章は、「あとがき」からの抜粋ですが、いわゆる入門書としては、随分とユニークな視点で述べられていることが分かると思います。
つまり、「思想」の解説はもちろんあるのですが、その「思想」の「使い方」に力点が置かれているという点です。
本書は、「1フェルディナン・ド・ソシュール」「2ロラン・バルト」「3ミッシュル・フーコー」「4クロード・レヴィ=ストロース」「5ジャック・ラカン」「6エドワード・サイード」という、思想家の名前を冠した6つの章で構成され、それぞれの思想について、論述しています。
特徴として、それぞれの章は、【案内編】【解説編】【実践編】で論が進められていき、思想家の生い立ちや、思想の概略の論述の後、それを具体的な事象に当て嵌めていくという構造です。
特にユニークなのは、具体的な事象に当て嵌める【実践編】です。
1章では、小説「不思議の国のアリス」、2章では、映画「エイリアン」(注)、3章では、小説・映画「カッコーの巣の上で」、4章では、小津安二郎監督の映画「お早よう」、5章では、小説「異邦人」、6章では、演劇「エム・バタフライ」が取り上げられています。
この【実践編】が、冒頭の「ねえ、これ何する道具なの?」で、その思想によって、それが読み解かれていく部分。
読んでいて、どんな展開になるのか、大変に面白いものでした。
現代思想は難しくて、投げ出しそう、という方には、大いにオススメの一冊です。
(注)この「エイリアン」の思想的分析の中で、「映画に『作者』はいない」という指摘があり、本論ではないのですが、大変に興味をそそられました。永年、映画鑑賞をしてきて、初めて得た認識だったからです。補足として加えさせていただきました。
それぞれに「案内編」「解説編」「実践編」という章立てで、その人たちの思想を説明。特に実践編がすごく良くて、この人たちの思想を用いて物を見るとはどういう事か、実例を見せてくれる。
哲学とか勉強したことのない人には、とても参考になる本だと思います。こまごまとした単語や用法を、理解することより、実生活にあてはめて思想のエッセンス部分を使ってみることの大切さ、おもしろさを強く勧めてくれる本でした。
でも読んでいる間はちょっと手ごわい。並みの新書のようにさらっとは行きません。脳みそを鍛える読書をしたい人向けかと。