書かれている話題、鉄道の歴史は興味深いが、
それを傍証する当時の時刻表は、小さすぎて、読むのが困難である。
また、写真もピンボケである。まさか、写真の転写を
筆者自らが、やった、それも下手な技術で、
のではなければ良いが。
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幻の時刻表 (光文社新書) 新書 – 2005/1/14
曽田 英夫
(著)
日本-莫斯科(モスクワ)-羅馬(ローマ)-伯林(ベルリン)-倫敦(ロンドン)-巴里(パリ)……
かつて日本と欧州はひとつに結ばれていた
戦前の時刻表に当たっていると、現在とは違う鉄道の姿をそこに見出して驚かされることが多い。戦後生まれの私は、これらの路線が現役で活躍していたころのことを知らない。時刻表を眺めたり、資料に当たったりしながら、当時の姿を思い浮かべるばかりである。本書は、そんな戦前の時刻表の頁をめくりながら、今では「幻」と化した路線の面影をたどる試みだ。読者に代わって筆者が時刻表のページを繰り、ときには乗客役に、ときには車掌役になって読者を「幻」の時刻表の世界に誘うつもりである。旅支度は特に要らない。読んでは目を閉じ、読んでは目を閉じするごとに、あなたの瞼の裏に、ありし日の路線、かつての日本の様子が立ち上がってくるだろう(「はじめに」より抜粋)
かつて日本と欧州はひとつに結ばれていた
戦前の時刻表に当たっていると、現在とは違う鉄道の姿をそこに見出して驚かされることが多い。戦後生まれの私は、これらの路線が現役で活躍していたころのことを知らない。時刻表を眺めたり、資料に当たったりしながら、当時の姿を思い浮かべるばかりである。本書は、そんな戦前の時刻表の頁をめくりながら、今では「幻」と化した路線の面影をたどる試みだ。読者に代わって筆者が時刻表のページを繰り、ときには乗客役に、ときには車掌役になって読者を「幻」の時刻表の世界に誘うつもりである。旅支度は特に要らない。読んでは目を閉じ、読んでは目を閉じするごとに、あなたの瞼の裏に、ありし日の路線、かつての日本の様子が立ち上がってくるだろう(「はじめに」より抜粋)
- 本の長さ280ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/1/14
- ISBN-104334032907
- ISBN-13978-4334032906
商品の説明
著者について
著者は1948年京都市生まれ。関西学院大学経済学部卒。鉄道運転運輸史研究家。鉄道史学会、交通権学会、日本保険学会会員。著書として『列車名徹底研究』『時刻表昭和史探検』、大久保邦彦共編『列車名大研究』、大久保邦彦・三宅俊彦共編『鉄道運輸年表<最新版>』(以上、JTB)、その他に『JTB時刻表復刻版』の解説や交通リスクを研究した論文など多数。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/1/14)
- 発売日 : 2005/1/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 280ページ
- ISBN-10 : 4334032907
- ISBN-13 : 978-4334032906
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,849,445位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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2014年6月11日に日本でレビュー済み
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2011年7月31日に日本でレビュー済み
林芙美子:三等旅行記という本があることを、NHKの英語番組,J文学で知りました。
ちょうど、本書でも紹介しているのでよかった。
日本からヨーロッパへ、船以外に、鉄道を利用して行く時代があったことを思い起こさせてくれます。
細かい情報は、関連書籍で確認しながら読むとよいでしょう。
ちょうど、本書でも紹介しているのでよかった。
日本からヨーロッパへ、船以外に、鉄道を利用して行く時代があったことを思い起こさせてくれます。
細かい情報は、関連書籍で確認しながら読むとよいでしょう。
2009年1月7日に日本でレビュー済み
著者は鉄道の歴史を研究している人物。
本書は、研究のために集めた古今の時刻表を使い、鉄道にまつわるいくつかのトピックをまとめたもの。まず取り上げられるのは、昭和10年頃の東京からパリまでの旅。東海道をたどり、朝鮮半島に渡り、満鉄からシベリア鉄道へ乗り継ぎ、やがて憧れのパリへ。それが時刻表、当時の特急車内の写真、実際に渡航した人の乗車記などを用いながら、紹介されていくのである。
そののほか、鉄道の付け替えや延伸による本線と支線の逆転のエピソード、盲腸線の廃止、太平洋戦争中の国による私鉄の買い上げなどが取り上げられている。
ただ、どの章もいまいち印象に残らない。紹介の仕方が地味というか、テーマの切り口がはっきりしないというか。鉄道ファンなら楽しめるのだろうか。
けっして悪い本ではないと思うのだが。
本書は、研究のために集めた古今の時刻表を使い、鉄道にまつわるいくつかのトピックをまとめたもの。まず取り上げられるのは、昭和10年頃の東京からパリまでの旅。東海道をたどり、朝鮮半島に渡り、満鉄からシベリア鉄道へ乗り継ぎ、やがて憧れのパリへ。それが時刻表、当時の特急車内の写真、実際に渡航した人の乗車記などを用いながら、紹介されていくのである。
そののほか、鉄道の付け替えや延伸による本線と支線の逆転のエピソード、盲腸線の廃止、太平洋戦争中の国による私鉄の買い上げなどが取り上げられている。
ただ、どの章もいまいち印象に残らない。紹介の仕方が地味というか、テーマの切り口がはっきりしないというか。鉄道ファンなら楽しめるのだろうか。
けっして悪い本ではないと思うのだが。
2005年3月10日に日本でレビュー済み
この本を読んで、何か後に何が印象に残ったか、と言われれば、林芙美子に「三等旅行記」という本があって、その本がユーラシア大陸横断旅行記である、という知見が得られたことくらい。豆相人車鉄道の話題では芥川龍之介の「トロッコ」を引用するとか、宮脇俊三の本を引用したり。パッチワークの連続。地の文では単調な知識の開陳と私的な感想が続くばかり。こんな「資料の手がかり」がありまっせ、というインデックスみたいな本です。時刻表の読みなら、宮脇俊三の本の方がもっと解析しているし、地形図からの読みなら堀淳一あたりの方が面白い、と思うのはヒネているのかしらん。
2009年8月2日に日本でレビュー済み
九州と韓国を海路でつなぎ、東京−新京(中国)間を結んでいた特急「あじあ」。日本の占領地を走っていた鉄道。国鉄に吸収されていった日本各地の私鉄。どの章も、たいへん興味深く読んだ。 鉄道の歴史を通して、戦前の日本について知ることができた。