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沖縄・奄美《島旅》紀行 (光文社新書) 新書 – 2005/7/15
斎藤 潤
(著)
強い光。深い闇。柔らかな風。瑠璃色の海。
南島の秘める誘惑。
沖縄と奄美は、日本ではない。少なくとも、文化的には。ぼくは、そう確信している。そして、感謝もしている。南島が、日本国の一部であることを。日本文化と異なるもう一つの文化が、同じ国内に根づいているとは、なんと素晴らしいことだろう。(中略)
本書では、ガイドブックではあまり触れられることのない島の変化に富んだ素顔を通して、自分なりに感じた沖縄・奄美の島々の魅力を伝えるよう心がけたつもりだ。内なる異境――南島の秘める多様な味わいを、少しでも汲み取っていただければありがたい。
(「まえがき」より)
南島の秘める誘惑。
沖縄と奄美は、日本ではない。少なくとも、文化的には。ぼくは、そう確信している。そして、感謝もしている。南島が、日本国の一部であることを。日本文化と異なるもう一つの文化が、同じ国内に根づいているとは、なんと素晴らしいことだろう。(中略)
本書では、ガイドブックではあまり触れられることのない島の変化に富んだ素顔を通して、自分なりに感じた沖縄・奄美の島々の魅力を伝えるよう心がけたつもりだ。内なる異境――南島の秘める多様な味わいを、少しでも汲み取っていただければありがたい。
(「まえがき」より)
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/7/15
- ISBN-104334033164
- ISBN-13978-4334033163
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/7/15)
- 発売日 : 2005/7/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4334033164
- ISBN-13 : 978-4334033163
- Amazon 売れ筋ランキング: - 518,585位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,786位光文社新書
- - 3,295位地理・地域研究 (本)
- - 13,614位旅行ガイド
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普通の沖縄・奄美の旅行記ではないので注意。有名な観光スポットは全く取り上げられておらず、筆者が訪れているのは、ほとんどの人が知らない沖縄・奄美の離島のみ。普通の沖縄旅行では物足りなくなった人や、離島好きの人にとっては堪らない本であろう。本書を読んで興味を持ったのは奄美の離島である。奄美自体が沖縄の陰に隠れてしまっているが、まして奄美の離島はまさに秘境であり、一度訪れて見たいという思いに囚われた。今後の旅行計画を考える上で参考にしたい。
2007年7月5日に日本でレビュー済み
普通の人にとっては非日常の世界となる「旅」を日常にしているらしき筆者の視点は、島の日常をそのまま伝えてくれる。といっても、島への一人旅を始めて30年になるというのだから、きっと何十回も足を運び、たくさんの体験のなかから選ばれたエピソードなのだから、面白くないわけはない。
実際に足を運んでみても自分では体験できるかわからない出会いが、この本のなかにはある。だから、読んでよかった・・・って思わせてくれる。
実際に足を運んでみても自分では体験できるかわからない出会いが、この本のなかにはある。だから、読んでよかった・・・って思わせてくれる。
2013年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リゾートとしての沖縄奄美という視点ではあまり描かれていない。
近いエリアにある島々のそれぞれ微妙に異なる
生活、文化、自然、歴史などを読みやすい筆致で綴っている。
それだけに、のんびりリゾート気分に浸るために本書を手に取ると少し当てが外れるかもしれない。
近いエリアにある島々のそれぞれ微妙に異なる
生活、文化、自然、歴史などを読みやすい筆致で綴っている。
それだけに、のんびりリゾート気分に浸るために本書を手に取ると少し当てが外れるかもしれない。
2011年1月9日に日本でレビュー済み
著者は島や海について何冊も本を出している人物。光文社新書でも本書のほかに、東京の島や、魚料理について書いている。
本書は、タイトルのとおり、沖縄と奄美の島々を訪れた旅行記となっている。与那国島、波照間島、下地島、喜界島、小浜島など25の島々が取り上げられているが、全体として小さな島が多い。
実際に旅して、目にしたり、食べたり、地元のひとたちと話したり。そんな感じの本である。なんでも、島民たちとの交流に重きが置かれている。旅行記であって、ガイドブックではないので、そうしたものを求めるひとはご注意。
島ごとにテーマをたてて取材し、飽きさせない内容となっているが、正直、もう少し工夫がほしいような…。
本書は、タイトルのとおり、沖縄と奄美の島々を訪れた旅行記となっている。与那国島、波照間島、下地島、喜界島、小浜島など25の島々が取り上げられているが、全体として小さな島が多い。
実際に旅して、目にしたり、食べたり、地元のひとたちと話したり。そんな感じの本である。なんでも、島民たちとの交流に重きが置かれている。旅行記であって、ガイドブックではないので、そうしたものを求めるひとはご注意。
島ごとにテーマをたてて取材し、飽きさせない内容となっているが、正直、もう少し工夫がほしいような…。
2014年10月23日に日本でレビュー済み
沖縄のほとんどの島を巡った、という筆者の沖縄の島紀行。
島の人々との会話のやり取りの中に、筆者の島の人々との絆の強さが伺える。
基地問題とも、歴史問題とも離れた、素の人間が住む島としての沖縄がよくわかる。
ここに書かれた島に、すべて行ってみたくなった。
島の人々との会話のやり取りの中に、筆者の島の人々との絆の強さが伺える。
基地問題とも、歴史問題とも離れた、素の人間が住む島としての沖縄がよくわかる。
ここに書かれた島に、すべて行ってみたくなった。
2011年11月5日に日本でレビュー済み
沖縄/宮古/八重山/奄美の離島への紀行文です。
レンタカー等で回る旅と違ってしっかりと歩いて土地の人と交流しながらの旅なので現地の様子が良く分かります。
離島には共通点もありますが、それぞれの特徴というものがあることがはっきりと分かります。
離島の現在を知るにはいい本だと思います。
ただ、1つの島あたりのページ数が少ないのでもう少し長く読みたいと思いました。
離島へ行く前に読んでおくと旅の楽しみが増えると思います。
レンタカー等で回る旅と違ってしっかりと歩いて土地の人と交流しながらの旅なので現地の様子が良く分かります。
離島には共通点もありますが、それぞれの特徴というものがあることがはっきりと分かります。
離島の現在を知るにはいい本だと思います。
ただ、1つの島あたりのページ数が少ないのでもう少し長く読みたいと思いました。
離島へ行く前に読んでおくと旅の楽しみが増えると思います。
2005年10月15日に日本でレビュー済み
島旅の達人による沖縄・奄美の島紹介であり、観察記であり、当然ながら紀行文です。
一口に沖縄・奄美と言っても様々な地理的条件・歴史・社会を背負ってるわけですが、本書に紹介された島はいずれも強い個性と魅力を放っているように思えます。
ただ、これは長年にわたり島々を巡り、地の人と交流できる著者ならではこそ感じ取れるものであり、読者が同じように訪れてもなかなか同様の経験はできないでしょう。
そしてもちろん、それは悪いことではなく、著者と同じように長い時間と手間をかけて自分なりの旅の方法を見つければよいことです。
本書をそのきっかけ、足がかりとできればよいなと思い、南へ(あるいは小笠原や東南アジアでもいいのですが)の想いを募らせています。
本書は、エコロジーを声高に叫ぶわけでもなく、南の住人の人情を誉めそやすわけでもなく、また、沖縄を「観光地」として消費していく旅行業界を糾すわけでもない、懐の深さがあります。「楽園」とされる土地であっても、人々は豊かになりたいし、人間らしい欲望を持ち、軋轢は生じるわけですが、それらを含めてありのままに受け止める著者の姿はとても好ましく映ります。
それにしても・・・同じ南の島を題材にしても、沢木耕太郎のとは随分雰囲気が違いますね(苦笑)。 最初に取り上げられている与那国島、読み比べてみるのも一興かと思います。
一口に沖縄・奄美と言っても様々な地理的条件・歴史・社会を背負ってるわけですが、本書に紹介された島はいずれも強い個性と魅力を放っているように思えます。
ただ、これは長年にわたり島々を巡り、地の人と交流できる著者ならではこそ感じ取れるものであり、読者が同じように訪れてもなかなか同様の経験はできないでしょう。
そしてもちろん、それは悪いことではなく、著者と同じように長い時間と手間をかけて自分なりの旅の方法を見つければよいことです。
本書をそのきっかけ、足がかりとできればよいなと思い、南へ(あるいは小笠原や東南アジアでもいいのですが)の想いを募らせています。
本書は、エコロジーを声高に叫ぶわけでもなく、南の住人の人情を誉めそやすわけでもなく、また、沖縄を「観光地」として消費していく旅行業界を糾すわけでもない、懐の深さがあります。「楽園」とされる土地であっても、人々は豊かになりたいし、人間らしい欲望を持ち、軋轢は生じるわけですが、それらを含めてありのままに受け止める著者の姿はとても好ましく映ります。
それにしても・・・同じ南の島を題材にしても、沢木耕太郎のとは随分雰囲気が違いますね(苦笑)。 最初に取り上げられている与那国島、読み比べてみるのも一興かと思います。
2005年7月29日に日本でレビュー済み
前作「日本《島旅》紀行」では端正かつ緊張感あふれる紀行文を披露してくれた著者だが、もっとも強い思い入れを持つ沖縄・奄美地区に絞り込んでの島旅続編。その思いゆえか、文章そのものは端正というより、ややゆるめの表現が散らばっている。でもそのおかげで、南の島ののびやかでおおらかな情景が眼の前にリアルに広がり、「なんくるないさ~」という島のオジィの声まで聞こえてきそうだ。30年にわたって島々を歩き続けた間に蓄積された博識が、至る所、行間に滲み出して、本書に一層の奥行きと味わいを与えているのは前作同様である。