本書に「様々なデータを検証して日仏カップルの実情に迫る」というような内容を期待しているのであれば、それは止めておいた方が
良い、実際は単なる在仏日本人のエッセイに過ぎない。
また著者は客観的なデータを収拾したり、提示しようとする必要性を全く感じなかったらしく、内容が恐ろしく主観的なのが特徴で、
様々な内容で日仏の是非を提示するのだが、そもそもの判断基準が謎であることが多い。
更に著者本人の極端な思想的偏向がそこかしこに見え、中立性も望むことは出来ないし、その内容も疑問視せざるを得ない、
例えば著者によると「右翼のせいで発言をためらう状況」が日本にはあるらしいが、これが何を指しているのか私には全く理解できないし、
大半の読者もそうだろう。
致命的なのが、内容がどう考えても矛盾していると見られる個所がそこかしこに存在し、著者の主張の説得力を著しく低下させている、
加えて内容にまとまりが無いとくれば、もはや本書の内容は飲み屋の親父のグチ程度のものにしか受け取られないとしてもしょうがないだろう。
一応、評価できる点を上げるとすれば、日本人やフランス人を非難するばかりでなく、擁護する内容もあり、
そういった意味ではバランスに気を使っていると言える所だろう、モチロン、それがあちこちに矛盾が偏在する内容で、
内容のまとまりの無さを生んでいる原因だとしてもだ。
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日仏カップル事情 日本女性はなぜモテる? (光文社新書) 新書 – 2005/10/14
夏目 幸子
(著)
タタミゼ(日本贔屓)vs.パリ症候群
日本女性は強くなったか?
そして幸せになったのか?
今日、日仏カップル、とりわけフランス人男性と日本人女性との結婚が増えている。それはなぜだろうか。
本書では、「二十組に一組は国際結婚」の時代の中で、「長い恋物語」の関係を続けてきた日本とフランス、中でも日仏カップルという現象を切り口として、特に現代の日本人女性が抱える問題、彼女たちが置かれている日本社会の現状、男女関係に見られる問題を考える。
そして、「大人の女が苦手」な日本人男性、現代フランス人女性の生き方、強いフランス人女性をパートナーとして尊重するフランス人男性にも着目し、これからの女と男のあり方を考える。
日本女性は強くなったか?
そして幸せになったのか?
今日、日仏カップル、とりわけフランス人男性と日本人女性との結婚が増えている。それはなぜだろうか。
本書では、「二十組に一組は国際結婚」の時代の中で、「長い恋物語」の関係を続けてきた日本とフランス、中でも日仏カップルという現象を切り口として、特に現代の日本人女性が抱える問題、彼女たちが置かれている日本社会の現状、男女関係に見られる問題を考える。
そして、「大人の女が苦手」な日本人男性、現代フランス人女性の生き方、強いフランス人女性をパートナーとして尊重するフランス人男性にも着目し、これからの女と男のあり方を考える。
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/10/14
- ISBN-104334033288
- ISBN-13978-4334033286
商品の説明
抜粋
◆女性が進むべき道は? 男性が進むべき道は?
人生は親子というタテのユニットから夫婦というヨコのユニットへの移行ととらえることができるが、私はヨコのユニットの方がずっと大事だと思う。(中略)
一種の理想主義かもしれないが、生まれついた環境よりも、自分で選びとった生き方がその人自身だと私は思っている。親は選べないが、選ぶことのできる配偶者は自分の責任だ。(本文より)
人生は親子というタテのユニットから夫婦というヨコのユニットへの移行ととらえることができるが、私はヨコのユニットの方がずっと大事だと思う。(中略)
一種の理想主義かもしれないが、生まれついた環境よりも、自分で選びとった生き方がその人自身だと私は思っている。親は選べないが、選ぶことのできる配偶者は自分の責任だ。(本文より)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/10/14)
- 発売日 : 2005/10/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 211ページ
- ISBN-10 : 4334033288
- ISBN-13 : 978-4334033286
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年12月29日に日本でレビュー済み
皆さんのカスタマーレビューの通りです。
主観の偏見に満ち溢れていて、タダでも時間の無駄です。
主観の偏見に満ち溢れていて、タダでも時間の無駄です。
2005年12月2日に日本でレビュー済み
エッセイだからと、割り切って読んでしまえば、これはこれでいいのでは・・・。国際結婚が増える一方、国際離婚も増えているのは本当のことであります。せっかく結婚するのだから、離婚は避けたい!と思っている人が、参考文献の一つとして読むなら、それなりに価値があると考えます。
ステレオタイプ的な著作になってしまったかもしれませんが、結構あたっているところもあります。それでも、<フランス人女性はちょっと怖いと思っているフランス人男性が、(一見?)かわいらしい日本人女性と連れ添う>というのも、最終的には、本人同士が納得してしまっているなら、他人は口出しできないですよね・・・。
いずれにせよ、本書は、国際結婚は、文化の壁、法律の壁など乗り越えなければならないものが数多くあるということに気づくきっかけとして読めばいいかなと思います。
しかしながら、こんなに身内の暴露などしてしまって、夏目氏はお友達を失いませんか?ちょっと心配。
ステレオタイプ的な著作になってしまったかもしれませんが、結構あたっているところもあります。それでも、<フランス人女性はちょっと怖いと思っているフランス人男性が、(一見?)かわいらしい日本人女性と連れ添う>というのも、最終的には、本人同士が納得してしまっているなら、他人は口出しできないですよね・・・。
いずれにせよ、本書は、国際結婚は、文化の壁、法律の壁など乗り越えなければならないものが数多くあるということに気づくきっかけとして読めばいいかなと思います。
しかしながら、こんなに身内の暴露などしてしまって、夏目氏はお友達を失いませんか?ちょっと心配。
2006年1月24日に日本でレビュー済み
過去に書かれたレビューの評価が、あまり芳しくなかったものの、
読んでみないと分からないと、早速読んでみました。
構成がいまいちで、結局何が言いたいのか分からずじまいでした。
最後のあとがきを読んで、日本の女性よ、自立せよ!ということだったのか?と。
とにかく、書き手は人脈があり日仏カップルをたくさん知っているよ!ということなのでしょうか。
事実で終わらず、もうすこし突っ込んだ分析が欲しかった。
これは、現日仏カップルの反感を買う本でしょうね。あまりにも
見下した書き方をされている。
ダーリンは外国人ブームにのっとって書いたのでしょうが、
これは読めない。残念です。
読んでみないと分からないと、早速読んでみました。
構成がいまいちで、結局何が言いたいのか分からずじまいでした。
最後のあとがきを読んで、日本の女性よ、自立せよ!ということだったのか?と。
とにかく、書き手は人脈があり日仏カップルをたくさん知っているよ!ということなのでしょうか。
事実で終わらず、もうすこし突っ込んだ分析が欲しかった。
これは、現日仏カップルの反感を買う本でしょうね。あまりにも
見下した書き方をされている。
ダーリンは外国人ブームにのっとって書いたのでしょうが、
これは読めない。残念です。
2005年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
十分な客観性と正当な手法を踏んだ本を期待してはいけない。
マーケティング等の手法に見られるよう、例えば、もっと数字を盛り込んだ形式だったらどうだろう。この著者が切り捨てた部分にこそむしろ、フランスの社会の真実がある。文化的な事柄に偏った情報の伝播の結果、あまり伝えられていない側面があるのだ。そちらを取り上げてみれば、自分の主張にあるいは厚みが出たかもしれない。この本に欠けているのは、セグメントするにもその裏づけが薄弱であるなど踏むべき手順を踏んでいない点である。結果として、単なる中年女性の主張に留まっている。主張としてあるいはエッセイとしてならいいかもしれない。だが、エッセイとしてならいささかユーモアに欠けるだろう。
矛先を向けたという「大人の女が苦手な日本人男性」というのは、著者の周りにいる保守的な親父連を言うならあたっているのかもしれない。
マーケティング等の手法に見られるよう、例えば、もっと数字を盛り込んだ形式だったらどうだろう。この著者が切り捨てた部分にこそむしろ、フランスの社会の真実がある。文化的な事柄に偏った情報の伝播の結果、あまり伝えられていない側面があるのだ。そちらを取り上げてみれば、自分の主張にあるいは厚みが出たかもしれない。この本に欠けているのは、セグメントするにもその裏づけが薄弱であるなど踏むべき手順を踏んでいない点である。結果として、単なる中年女性の主張に留まっている。主張としてあるいはエッセイとしてならいいかもしれない。だが、エッセイとしてならいささかユーモアに欠けるだろう。
矛先を向けたという「大人の女が苦手な日本人男性」というのは、著者の周りにいる保守的な親父連を言うならあたっているのかもしれない。
2005年10月21日に日本でレビュー済み
日本がフランスに思う紋切り型のイメージであったり、フランス人が日本に抱く紋切り型のイメージを紹介し、それらを紋切り型と批判している。日仏カップル事情というタイトルから岩波の「フランスの家族事情」に通ずるものを感じて購入したものの、岩波のそれに比べて、筆者が今まで感じてきた不満をややヒステリックに述べているという感じが否めない。光文社のタイトルにしてやられたところは大きい。
筆者の批判が紋切り型であるところ、さらに、筆者の集めている資料がどうも左寄りであるところが、筆者のヒステリック感を増長するものであると思う。
日仏のそれぞれの紋切り型のイメージを理解する意味では非常に有効であるが、それ以上のものではない。
フランスルモンド崇拝者的書き方は、読み進めるのに苦労する。
筆者の批判が紋切り型であるところ、さらに、筆者の集めている資料がどうも左寄りであるところが、筆者のヒステリック感を増長するものであると思う。
日仏のそれぞれの紋切り型のイメージを理解する意味では非常に有効であるが、それ以上のものではない。
フランスルモンド崇拝者的書き方は、読み進めるのに苦労する。
2011年7月3日に日本でレビュー済み
著者は日本の女がフランスでもてていると書いていますが、本当でしょうか?
外人(特に白人種)に弱いバカ女が股がゆるくて、すぐに寝るから男が寄ってくるだけでしょう。
それはもてるのとは違うでしょう。
そうした馬鹿で股のゆるい女と結婚するフランス男は、まともにフランス女を相手にできない
負け犬。そして体に飽きたらすぐに離婚。
そうした事実をきちんと書きなさいよ。
何が双方のファンタズムだ。
もう一点、この著者のひどいのは、フランスの男が日本女性を「別の大陸」とかいう言葉で、
同列の人間として見ていない、あまりにひどい人種的偏見を持っているのに、それをまったく
怒らないし問題視しない点。
フランスでは、著者も同じように劣等人種としか見られていないのでしょう。
腹が立たないの?
外人(特に白人種)に弱いバカ女が股がゆるくて、すぐに寝るから男が寄ってくるだけでしょう。
それはもてるのとは違うでしょう。
そうした馬鹿で股のゆるい女と結婚するフランス男は、まともにフランス女を相手にできない
負け犬。そして体に飽きたらすぐに離婚。
そうした事実をきちんと書きなさいよ。
何が双方のファンタズムだ。
もう一点、この著者のひどいのは、フランスの男が日本女性を「別の大陸」とかいう言葉で、
同列の人間として見ていない、あまりにひどい人種的偏見を持っているのに、それをまったく
怒らないし問題視しない点。
フランスでは、著者も同じように劣等人種としか見られていないのでしょう。
腹が立たないの?
2006年2月7日に日本でレビュー済み
興味深く読みました。確かに個人の意見の集大成のような内容に比べてタイトルが立派なため読者の興味を引かせます。日仏カップルの一人として、またフランス文化を愛してやまない者として、夏目氏の意見に同感するところも確かにあります。ただ、夏目氏はフランス人になりすぎていて、日本社会はもとより、日本人(男性・女性)に歯がゆさを感じてるゆえのバランスの悪い一方的な意見で終わっているのが残念です。共働きで子沢山で皆好き勝手に生きていく!?パリのカップルたちの離婚率の高さ(パリでは2人に1人)にまでもろ手をあげて賛成しているような気もします。日本とフランスに携わっている人の一意見として、読み終わった後に皆で意見を述べあるにはいい内容だと思います。