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羞恥心はどこへ消えた? (光文社新書) 新書 – 2005/11/16

3.6 5つ星のうち3.6 17個の評価

ダブルポイント 詳細
ジベタリアン、人前キス、車内化粧、車内飲食etc.
《恥の基準》が変わり始めた

■「他人の目が気になる」から「ジブン本意」「ミニセケン」へ
「電車の中で化粧をするのは恥ずかしくない?」
「恥ずかしくない」
「彼氏の前でも化粧をするの?」
「それはありえない」

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商品の説明

出版社からのコメント

近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、町中での“迷惑行動”が目につくようになった。
かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。
普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2005/11/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/11/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 190ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 433403330X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334033309
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 17個の評価

著者について

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菅原 健介
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2009年4月29日に日本でレビュー済み
とても納得、参考になる本でございます!!! (^ω^) 今の現代人は なんて…はしたなく 汚らわしいのか? 公衆におかまいなく、地面や床にドカンと座る者! 人目を気にせず、ハレンチ行為をする者! スウェット上下で、堂々と街中を歩く者! 秋葉原の過激コスプレをする者 & ローライズ撮影変態人 …その他etc… 彼等に共通して言える事は、羞恥心の欠片も何もないということです (((^^;) 日本古来の おしとやかさ 華やかさ 清らかさ 全部、徐徐に失われつつあります… 今の現代人は、心が汚らわしいです(((・・;) 汚物の塊です!! 品がなく、どうしようもありません(--;) この本は日本の羞恥心の事について書かれており、著者様は、現代人の若者のマナーや行動、流行、生き方などに詳しいとお見受けしました!! 今の若者達の実態、現状を知るためにも 必要な一品です(^-^)
2006年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地べたに平気で座り込む高校生などジベタリアンなどを例に取り上げて、羞恥心とはどういう心理状態なのかを分かりやすく解説している。羞恥心の発生プロセス自体は普遍的なものだが、発生機会は時代や価値観の変遷によって変わりうること、コミュニティの希薄化に伴って「自分を知っている誰かに見られる機会」が減少し、通常知っている人の前ではとらないような行為(電車内で化粧をするといった行為など)を取るハードルが低くなっていることなどが指摘されている。いずれも、感覚的に何となく理解していたことであり、これといって目新しいことはないのだが、そういう感覚的に理解していたことを心理学者である著者が体系的に説明してくれているので、「ああ、理論的にはこういうことなのか」と納得できる。ちなみに、ジベタリアンは、ラクだから地べたに座るのであり、何ら羞恥心は持っていないとのこと。逆に高校生が恥ずかしいと考えるのは、「若者らしくない行動をとる場合」で、例えば、女性に花束を渡す行為、男性に手編みのセーターを渡す行為などはそういう若者らしくない行動に属するらしい。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月11日に日本でレビュー済み
1章から3章では、我々が恥ずかしく感じる事例をあげ、なぜ恥ずかしく感じるのか、恥の効用とは何か、また恥はどのようにして進化してきたのかについて筆者の考えを示している。

例えば失敗したときだけでなく大勢の前でほめられた時にも恥ずかしく感じるのは、他人の嫉妬を抑え、また他人から自分への期待値を下げることにより他人の期待を裏切る可能性を低下させるためだと述べている。

個々の内容は興味深いものの、小ネタにとどまっている印象がぬぐえない。

最後の第4章で、タイトルに関連したジベタリアンや人前キスといった迷惑行為が若者の間で増加している理由を羞恥心を用いて解明を試みている。

本書によると、若者の羞恥心そのものが低下したのではなく、彼らから見た対人関係が変化したと指摘している。

すなわち、もともと関係が近いミウチと遠いタニンに対しては羞恥心は低く、関係が中程度で不安定なセケンに対しては羞恥心は強く働く。

若者にとっては電車で乗り合わせた人や街行く人はセケンではなくタニンであるがため、羞恥心が働かないのである。

別の表現をすると、地域社会の弱体化により周りの人間からの監視がなくなったためである。

これはすでに広く指摘されていることではあるが、本書では羞恥心という切り口で丁寧に述べており、また示唆に富む指摘を多々見られる。

全体を振り返ると、平易な言葉で書かれており大変読みやすいが、特段の興味を引かれたのは第4章のみだった。

しかし第4章だけでも目を通す価値がある書であり、自信を持って購入をお薦めできる。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 おとなしい内容の本。ごく普通に恥ずかしさに関する心理を淡々と語るだけ。

「ジベタリアン」などと如何にも最新の時事問題(?)で購買意欲をそそるが、

宣伝の為に無理に結びつけたと言った方がよいと思う。最初にご立派な問題

提起を行う割に、最終章の答えはあっさりした短いもの。間に長々と恥ずかしさに

関する心理の一般論が語られる。(それはそれでまあよいと思うが、さして

面白い内容ではないと思う。) 全てが一辺倒で深みがない。あっさりやりすぎ。

あ〜そうですか、で終わってしまう内容。もう少しちゃんと学問するならした

方がよいし、一般人向けに楽しませるつもりなら、もう少し工夫して、例えば

恥ずかしいと思った内容を笑い話的にいくつか書くとかしてもよい。統計は

あっさり結果だけで、具体例はない。(というか、系統的な統計になっておらず、

全て著者自身の聞き込みとか、そんな感じ。) 専門的でもなく、楽しくもない。

どっちつかずで中途半端。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月17日に日本でレビュー済み
羞恥心に関しての書物が少ない中では、
興味を引く本でした。

ただ、網羅されてるようで網羅されてない内容と感じずにいられないことが残念。

私見と学者として発言されている部分が入り乱れていることも多く、
説得力が箇所によってかなり強弱が激しい一冊でした。
2005年11月26日に日本でレビュー済み
最初に、どこにでも座るジベタリアン、電車の中での化粧や食事、人前キスなどの現象を解説して、その後「恥」の一般論にはいる。この一般論への切り替えに気づかず、読んでいて戸惑いを感じたので、要注意。

その「恥」の一般論で面白くなるのは、「恥の逆U字曲線」や「ミウチ、タニン、セケン」などの図式で「恥」を理解できるようになる辺りから。

そしてその理論をジベタリアンたちに当てはめていく。なるほどと感じるとともに、ジベタリアンがいなくなることはないだろうと納得してしまう。

別に若者でなくても、オッサンたちも、PTA帰りのオバサンたちも、集団になると内輪ウケを求めて醜くなることをうまく説明していた本でした。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月7日に日本でレビュー済み
最近日常的によく目にする、主に若者たちの「ジベタリアン」、「車内飲食」、「車内化粧」、「人前でのキス」。本書はこれらの行動が恥ずかしくないのか? から始まって、日本人の「恥」について著者の専門である社会心理学的アプローチで考察したものである。

著者本人も言っているが、社会心理学は日常的な学問で、日々の様々な現象にこだわるところから始まるそうだ。

「これらがなぜ、恥ずかしいのか?または恥ずかしくないのか?」から始まって、延々と著者本人の考察・研究の成果による意見や、これまでの他者(心理学者など)の実験結果などが述べられ、どうやら「羞恥心は社会から個人が排除されないようにするための仕組みである。何を恥ずかしいと感じるかは個人がどのような集団に留まりたいのかによって大きく変わってくる。」という結論らしいものに至る。

では、冒頭の若者たちの行動はどうか?というといまひとつ論点がはっきりしない。つまり、本書のタイトルの「どこかへ消えた」羞恥心はどうなったのか。帯の文句にある変わり始めた《恥の基準》とは?

私は最後まで読んでもタイトルと帯の文句にこめられた著者の意図がどうもよく分からなかった。

ただ、一見興味は引く(だから私も読んだわけだが)ものの、こんなどうでもよい(と私には思える)テーマで本を一冊書いてしまう著者の力量には、皮肉でなく感服した。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月28日に日本でレビュー済み
本書で描かれるのは「恥」である。「恥」という感情は何のために存在するのか? 人間にとって「恥」という感情があるというのはどういう意味を持つのか? そもそも「恥」の基準は何なのか? といった内容が1〜3章で描かれ、その上で、近年増えている(とされる)「羞恥心が無いように思われる人」がどうして増えたのか、という事が考察される。

本書によれば、他者とコミュニケーションを必要とする「社会」を形成する人間にとって、「恥」とは、その社会規範から孤立しないようにするための「警報装置」としての役割を持っている。そのため、社会によって「恥」の基準は大きく違うし、また、年齢・立場などによる違いも大きい。日本の場合、血縁・地縁を基準にしたミウチ、セケン、タニンによって「恥ずかしい」と感じるかどうかが規定され、「セケン」が最も恥ずかしいと感じるものだと言う。そして、ジベタリアンなどが増えているのは、地縁の弱体化によって「タニン」の領域が増え、同時に趣味などの多様化によって「狭いセケン」が乱立したことが原因では? とする。つまり、「恥」の基準そのものが多様化している、というわけである。例え話、調査、図などをうまく用いて説明されているため、実に読みやすく納得もできる。なるほどなー、と思ったことも多い。

もっとも、ジベタリアンなどが恥ずかしくない、ということにやや批判的な視線が注がれるのだが、その事自体が悪いのかどうか、というのは議論の別れるところだろう。「恥ずかしい行為」と「迷惑行為」は、重なる部分も多いのだが同一ではない。そこだけがちょっと気になるところではあった。

とはいえ、なかなか面白かった。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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