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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) 新書 – 2006/9/15

4.2 5つ星のうち4.2 293個の評価

年功序列は終わったと言われて久しい。いまや、上場企業の約9
割で成果主義が取り入れられている。とすれば、やる気と才能、そしてハッキリ
したキャリアビジョンさえ持ち合わせていれば、若くても活躍できる時代になっ
たのだろうか。いや、そんなことはない。状況はむしろ逆だ。いまの時代、汗
水たらして働いても、若いときの苦労はけっして報われない。下手をしたら、一
生下働きで終わる可能性もあるのだ−−「3年で3割辞める」新卒離職率、「心
の病」を抱える30代社員の急増、ニート、フリーター問題......。ベストセ
ラー『内側から見た富士通 「成果主義」の崩壊』の著者が、若者の視点で、い
まの若者をとりまく問題の核心に迫る。
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商品の説明

出版社からのコメント

仕事がつまらない。先が見えない。
努力しても、成果をあげても、一向に報われない。
やらされるのはいつまでも単純な作業だけ。
「若い」というだけで権限は与えられない。
成果主義なのに初任給から横並び。差がついても、数千円程度。
「若いうちがむしゃらに頑張れ」って言うけど、
いったい、いつまで頑張ればいいのだろうか?

座っているだけの上司、年配者を食わせるために、
クタクタになる若者たち。
その閉塞感の正体に迫る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2006/9/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/9/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 231ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334033709
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334033705
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 293個の評価

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城 繁幸
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年1月18日に日本でレビュー済み
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若者としてこの本を読んだが、とても素晴らしかった。「年功序列」とは何か、これからの若者は何をしなければならないのか、考え続けなければならない
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の未来を担う若者が疲弊していると言われて久しい。

新卒で企業に入社した社員が3年持たずに離職してしまう世の中である。
背景にはバブル以降の日本企業がすべからく不況の中で業績の不振から構造改革を迫られ、自社の社員の給与や地位を据え置いたことにある。
年功序列というシステムである程度の期間、企業に滅私奉公し続ければある程度の地位と給与を得ることが出来た。
しかし、90年代前半のバブル崩壊から日本は15年以上に渡って不況に陥り、企業は新卒採用を見送った。

年功序列はもう通用しなくなり、代わりに成果主義という名の新システムが導入された。
これは競争が激化し、少ないポストを多数の社員で争奪する結果を招くが、果実を得られたのは一部の社員のみ。
多くの社員は行き先の分からぬ列車に自身の未来を預けねばならなくなる。
折しも人材派遣法が改正され、企業は正社員よりも賃金・待遇のコストが安い非正規型労働者の割合を増やした。
これが若者の疲弊に追い打ちを掛けた。

低賃金で貯金もままならず、将来に何の展望も抱けない若者がその日暮しにネットカフェを泊まり歩くホームレス状態となり、
大きな社会問題となった。
貯金が出来ず結婚も出来ない若者が増えたのだから少子化が加速するのも当然である。
最早、列車に乗ってさえいれば安住の地へと行けるという考えは幻想と化した。

今やひとつの会社に勤め上げるような時代ではなく、転職は当たり前の世の中になった。
「当然であった価値観」が崩壊したのだ。ここからは列車を降りて、自分自身で生き方を選んでいく選択も考えねばならない。
勿論、そのまま今のレールに乗り続けるという道もある。
けれど、最終的にいかなる結果となっても「自分自身で責任を取る」覚悟を決めること。
そうしないと全ての責任を「他人に転嫁する人生」となってしまうだろう。

かつてない独自性の生き方が幅を利かす時代が到来したのかもしれない。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月11日に日本でレビュー済み
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GooD!! Arigatou~ ^^/

Nihongo de kaku kotoga dekinai :(

demone, hong wa kini iru :D
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月13日に日本でレビュー済み
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とても分かりやすい内容でした。すこし前の時代背景でしたが、その時代のことをよく表していました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月24日に日本でレビュー済み
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こんな昔の本をなぜ読んでみたのか?
年功序列と転職不可能な終身雇用、社畜化が過労死の原因である。---これが私の確信となるに従って、ふとこの本の題名を目にしたからです。

副題の年功序列が奪う日本の未来。これこそ全く私と同じ考えではないかと思ったのです。しかし、著者によれば、年功序列はすでに崩壊しているというのです。なるほどそこまでになっているのかと思うのですが、職種が全く違う私にとっては新鮮でした。しかし、結論はこの筆者と違います。

本の内容です。戦後経済発展の中での拡大成長主義が年功序列賃金体系を可能としてきた。しかしバブル崩壊後は日本企業の拡大成長路線は破綻し、年功序列型賃金を維持することは困難となった。そこで企業は、中高年の年功序列はそのまま温存し、若者には勤続年数が長くなれば、やがて今の中高年と同じ恵まれた役職と俸給が手に入るという幻想をふり播いて新卒を採用するに至った。これはいわばネズミ講であり、詐欺だと。

しかし、すでに年功序列は崩壊しており、入社5-10年後の昇級、役職は望めないことは入社後、若者にも知ることになる。今までのような年功序列の階段を上がれないのなら、死ぬほど苦労して働くのはまっぴらだと。そこで、社員は3年で大部分は会社を辞めることになると。

では解決策はと言うことですが、著者は、会社を飛び出して、起業や新しいスキルを身につけて会社に依存しない働き方、もっと別の世界で挑戦するようにという解決策を提起している。

しかし、本書は日本の戦前戦後の歴史に翻弄される雇用形態の変化や国際的にも特殊な日本の労使一体型の経営構造にまでは考えが及んでおりません。筆者はもっぱら社会学的視点から、アプローチしているのですが、もう少し視野を広げて政治、経済の改革を行わなければ解決には至らないという事にまでは考えが至っていないようです。

若者が会社を辞めて成功する確率は、参入障壁や起業の壁が高い日本経済の環境の中では一部の若者を除いて成功する可能性はかなり低いといえます。間接金融や、官僚の規制、既存組織の温存を第Ⅰに考える政治家や官僚の中にあって特殊な人間しか生き残れないはず。アメリカとは違う環境の中で、会社を飛び出して頑張れと言ってもそれは裸でオオカミの群れに飛び込むようなものでしょう。

根本的な解決は、政治的経済的に国民が目覚め、欧米、北欧のような起業がしやすい社会に変えていく運動をして若者が挑戦できる社会環境を構築する以外にないのではないでしょうか。残念ながらこのことは右派から左派、保守革新を問わず意識が欠落していることです。労働組合は自らの血を流す勇気をもって徹底して年功序列型雇用形態をやめる方向で運動すること、官僚もそのことに気づいて国家を挙げて雇用形態、労働慣行を変えていくこと以外に解決の道はないでしょう。残念ながらこの筆者の若者に対する激励は小さな池のなかで、それなりにうまく生きていくことを提案しているに過ぎないと思います。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
富士通の成果主義崩壊を描いた著書と本書が、城繁幸氏の著作で、最高傑作の部類に入ると個人的には考えています。
結末や具体的な解決策など、足りない部分はありますが、
データやインタビューを基に説得力のある問題提起がなされています。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書が発売されてから早5年。食わず嫌いだった私はこの本に興味さえ抱かなかった。
「また若者批判かよ…ふざけんな!」
と若かった私はむしろ嫌悪感さえ抱いていた。
しかし私も就職活動を終え、自分の新卒として入社する会社も決まり、自分も3年で辞めたくないなと思い、購入することにしました。

この本の特徴は若者が会社を辞めていく理由を気質的なもの(シュガー社員、忍耐のなさなど)にではなく、社会構造から見出していこうという考え方に基づいていることです。
企業というのは大抵ピラミッド型構想になっています。ということはある一定の昇格を果たした後はポストが空かない限り、その席に収まることはできない。つまり、昇格や昇給はあり得ないのだ。

では、そのポストの取り合いはどのような構図で行われているのかというと、年齢が上がれば勝手に昇格していくというシステムをもとに行われている。
ポストが有限である以上、そこから誰かが退かない限り、絶対に昇格はあり得ない。
今の社会の状況はそのような30〜40代の渋滞の状況であるというのが本書の指摘であり、このような会社に入社しても結局何十年も雑用同然の仕事しかできないと若者が悟り、入社以来抱いていた夢を諦め、退社していく構造であると筆者は指摘している。

このような状況は、会社に限らず、お笑いや野球などある程度成熟した所でも見られる現象ではないだろうか。
このような状況を打開する策として、筆者は実力を反映させやすい仕組みの必要性を訴えている。
個人的にはJリーグが素晴らしいモデルだと思うのだがどうであろうか。

とにかく、5年も前の本とはいえ、大転換が起きているとは思えないし、恐らくこの現状は残っているのであろう。(他のレビューからもそれは伺える)
是非、これから就職活動をする人や今まさにしている人には一読してほしい。
今の社会では新卒というのは何不自由なく自分の進路を決められる最初で最後の機会がと思います。
自分の価値観と照らし合わせてみて、今の自分にとって最善の選択ができるようになっていただければと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月26日に日本でレビュー済み
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 「昭和型価値判断」に基づく、旧来型の「年功序列制度」が、雇用現場における諸悪の根源である、という、シンプルなスタンスに立った長編リポート。評者はこのところ必要があって、労働法や雇用問題をめぐる解説本やルポを集中的に渉猟し、閲読を重ねているが、20冊に近づいているそれら各種諸作の中でいえば、本書は相当に粗雑な1冊、というほかない。以下にその理由を6点、記しておきたい。

 まず、第1に「硬直した年功序列制度」という視角から日本の会社・役所の人事制度を批判しているが、この捉え方はいかにも図式的で、現況を十分にリサーチしているとは言い難いこと。第2には、著者が対象にしているのは主に大企業で、日本の労働者の7割以上が働いている中小企業は対象外になっていると覚しきこと。第3には、筆致が主観的・感情的・一面的で、しかも繰り返しが多過ぎること。第4に、若者の就職難や中高年正社員の厚遇に対するデータ的な裏付けが少な過ぎること(著者の言わんとすることはおぼろげに分かるが)。第5に、取材対象が限定的であること。第6に、制度的な面での提言につながる部分が抽象的(年金制度に対する「机上の空論」に近い提案はあるが)で、尻切れトンボで終わっていることだ。

 本書に対するレビューはすでに200本を超えている。毀誉褒貶まちまちで、見事なほどに評価はバラバラ。手に取る前に、数のうえでは多数派の☆5つ、☆4つのレビューを中心にチェックし、期待して読み始めたが、その期待はほとんど裏切られた。若者の雇用難に対する著者の危機意識は基本的には理解できるだけに、その「空転」気味の内容は残念だった。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート