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食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書) 新書 – 2007/1/17

4.0 5つ星のうち4.0 28個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/1/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/1/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 262ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334033873
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334033873
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 28個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ、すごく面白かったです。新書ですが内容はものすごく濃く、美術史初心者向けではないです。
オランダ絵画はありな書房から海外の美術史家の訳本で良いものが出ていますが、新書でこの内容を読めるというのは凄いこと。
静物画がもってきた歴史的背景、思想、政治を縦横に語りながら、テーマは「食」。
といっても料理レシピではなく、西洋絵画に描かれてきた「食」の意味を丹念にたどっています。

最後の晩餐から20世紀まで
宮下氏の新書はどれも本当にお薦めですが、言われてみると・・
日本の古典画に食は殆ど出てこないんですよね。
このあたり、日本美術との比較も出てきます。
美術史に関心のある方ならぜひ。
2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルと同じなコメン
2023年9月10日に日本でレビュー済み
西洋画の説明のように見えて、著者の理論を展開するために絵画が紹介されていきます。大体は、暴食をいさめ、パンとぶどう酒を分け合いイエスの贖罪を重要と考えるキリスト教の表現技法の変遷が説明されていきます。
絵に関する詳細な説明はなく、それより画家・作品の社会的・宗教的な立場から絵が引用されて行きます。
そのため本文中の絵はモノクロで小さく、時には本書のどこにもない絵もあります。
日本画・中国の絵画にはシンボリズムは無いみたいに書いてありますが、そんなことはありません。禅画はシンボリズムの塊で、仏画にもシンボリズムはあります。しかし、本文では、キリスト教をベースにした理論だけが展開されていき、仏教、イスラム教に関しては記述がありません。ギリシャ、ローマ、エジプトもほとんどなし。ケルトもない。まさにキリスト教。

著者自身の暴食がたたって食生活を変えた時期をきっかけに書かれた本のために、キリスト教のアンバラスにも見えるストイックな切り口満載というのもまた着目点だと思いました。

そのあたり「オレはこう思う。」くらいで、「オレの考えは世界の常識」じゃない点はバランス取れていると思いました。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
つまらなかった。読むのが苦だったので中途半端な知識しかない人は読まないほうがいいと思います。基礎を理解できている人は楽しめると思います。レポートなどの題材などには適しません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここ半年で、美術案内といえば宮下規久朗氏の著作、というくらいファンになってしましました。以前は、美術のガイド本といえば高階秀爾氏だったと思うんですが、宮下氏もクセのない語り口で私のような向上心だけはある美術初心者のためになる話をしてくれています。

宮下氏が言及する作品は99%図版がカラーもしくは白黒で掲載されているので、とても満足できます。最初は「食べる」というテーマで一冊もつのかな」と思って手に取りましたが、杞憂でした。美術作品から見えて来るその時代、その場所による風俗、倫理観、宗教観、美術のテクニックなどがふんだんに盛り込まれていて、勉強になります。

20011年9月の「婦人画報」で南伸坊さんが自身のコラムで、京都国立博物館での「博物館や美術館が、所蔵品を今までと違う文脈で見せる」ということの面白さを語っていらっしゃいます。いつでも時代と地域ではなくて、材質、用途、モチーフでくくったりするということですが、この本はそれを一冊の空間の中でなさっています。「食べる」というテーマに基づいて、空間や描き手を超えて集められた展示です。光文社新書という廉価版(880円)で奥深く学べます。お勧めいたします。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月9日に日本でレビュー済み
著者の本はどれも興味深く、恐らく学校での講義も同様なんだろうと想像する。本書は恐らく講義で使われたものをまとめたのだろうと想像。

晩餐のシーンのみならず、食べるシーンを描くことが、即ちキリストの最後の晩餐に繋がっており、キリスト教の布教と深く関わっているのだ、という著者の指摘には驚かされた。確かに、日本画には桃山屏風に特有の遊郭を描いたもの、祭礼、花見を描いたものなどに食事、酒と関係のあるシーンが描かれてはいるが、それが絵の目的ではない。浮世絵や春画にも食事、酒だけを取り出したものは画材として考えにくい。食事をする絵が西洋画、キリストの最後の晩餐といかに深く結びついているか、改めて考えさせられた。

しかし、本書は結構難しく、専門的で、図像学まで出てくるから、門外漢には難しく、読んでいて分からないことが多く、最後には嫌になってしまった。内容濃すぎ、深すぎで、学校のお勉強という感じで、簡単に読み飛ばす新書向きの題材ではなかったかも。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年11月12日に日本でレビュー済み
豪華な食材やお菓子についての、いわゆる美食文化の話を勝手に想像していたが違った。背景に一貫して流れているのがキリスト教の影響と身分社会であり、現実には厳しい歴史物語を体験しているようであった。

本書は、絵の中に描かれた「食」を切り口にして、主にルネサンス以降の西洋美術を語るというスタイル。
ある程度、作品や美術史を知っているほうが理解しやすいが、深いレベルの知識は必要ない。

単なる静物画にしか見えない作品に、当時の道徳が周到に隠されていることや、逆に一部の宗教画にある俗っぽさを発見することで、美術作品への関心を深めることができる。
また、国や文化、宗派などによって、食物の扱いに違いを見出せるような解説になっていて、個人的にも得るものが多かった。

巻末のエピローグと、あとがきは感動的。美術に興味のある人におすすめしたい本。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 特別、真新しいことが指摘されているわけではないが、まずは、テーマがいい。食べる、食べ物について描いた絵画を色々と楽しむことができる。ただ、口絵以外は、白黒なので、インターネットで、カラーの画像を検索して、読むと、一段と楽しめる。そういう意味で★4ツ。絵は全部で白黒100枚、カラー21枚。
 ただ、新書版なので、全体的に絵は小さいので、細部は全くわからない。好きな絵はインターネットで確認したい。ただ、ネット検索しても、見つからない絵が結構ありました。
 いいなと思った絵は、(図1)ラヴェンナ、サンタポリーナ・ヌオーヴォ聖堂(6世紀初頭)の<最後の晩餐>(モザイク)です。魚 二匹が絵の真ん中に大きく描かれ、その周りをキリスト?と12人の使徒が囲んでいる。さっそく、ネットで検索してみたらありました。背景は黄色のモザイク模様。

 ※ギリシア語では、「イエス・キリスト・神の・子・救い主」の頭文字をとると、魚(イクテュス)。

 ※モザイク (mosa'que) は、小片を寄せあわせ埋め込んで、絵 (図像) や模様を表す装飾美術の手法。石、陶磁器 (タイル)、有色無色のガラス、貝殻、木などが使用され、建築物の床や壁面、あるいは工芸品の装飾のために施される。この装飾方法は古くから世界的に見られ、宗教画や幾何学模様など様々なものが描かれており、歴史上、カテドラルの内部空間やモスクの外壁などの装飾手法として特に有名である。なおモザイク (mosa'que) はフランス語で、英語ではモゼーイック (mosaic)。(ウィキペデイアから)
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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