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女ことばはどこへ消えたか? (光文社新書 310) 新書 – 2007/7/1

4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

2007年現在、女ことばは、見分けがつかないくらい接近し、似た
ものになってきている。100年前の明治、東京山の手。「よくってよ、知らない
わ」「歩きます」「ほゝゝ可笑しいでせう」女の使うことばには、必死で思いを
伝えようとする生き生きとした意志が反映されていた。1908年の『三四郎』を
手始めに、江戸のさまざまな年齢、階層の女たちのおしゃべりを綴る『浮世風
呂』、室町時代の女房ことばの工夫まで、各時代の女性達が何を伝えようとして
きたのか、それらを表すことばはどう変化し、受け継がれていくのかを、時代
を遡り詳細に検証する。
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商品の説明

著者について

著者は1946年生まれ、京都育ち。72年東京教育大学大学院文学
研究科修士課程修了。85年佐伯国語学賞、2002年新村出賞受賞。東海大学文学部
教授。博士(文学)。著書に、『ことばの歴史学』(丸善ライブラリー)、『中
世文献の表現論的研究』『ことばから迫る能(謡曲)論』(武蔵野書院)などが
ある。作家・千 草子(せん そうこ)としても『室町を歩いた女たち』(小
学館)、『戦国絶唱
いのちなりけり』『翠子(すいこ)』『洛中洛洛外』『北
国の雁』(以上、講談社)など、醸成の言動や心情を描きつづけている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2007/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 341ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 433403411X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334034115
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

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小林 千草
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年8月11日に日本でレビュー済み
最近の言葉づかいは男女差がなくなってきている。
男女平等が浸透したことにより、性差を意識しないで話すことができるようになったからだ。
それはよいことだと思うが、著者の小林さんも書かれているとおりで
そのぶん聞きづらい言葉づかい、ドスがききすぎた言葉づかいが目立つようになってきた。

本書の構成はこうなっている。
1.百年前の女ことば(夏目漱石の著書から引用)
2.二百年前の女ことば(江戸時代末期、浮世風呂から引用)
3.四、五百年前の女ことば(室町時代)
4.現代の女子大生のことばづかい
5.未来へ向けての女性ことばについて

わたしは、夏目漱石時代のことばづかいが興味深かった。
これは戦後の映画で使われている言葉づかいにもかなり似ている
なんといっても漱石の時代から40年しか経っていませんからね。

「三四郎」を読んだことがある人、「三四郎」が好きなひとだったら、たまらなく面白い。
わかっているつもりで読んでいた夏目文学だったが、
こまかいところまでニュアンスを掴んでいなかったことがこの本を読んで分かって、自分は少々めげた。
(めげる・・・そういえば流行り言葉でしたね)
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月22日に日本でレビュー済み
ドラマや漫画のセリフでは、女性が「行くわよ」「○○よね」などの女ことばを
使ってしゃべっていますが、実際にこのような語尾でしゃべる若い女性っていま
すか?
年配の女性では使っている人もいますが、少なくとも、私の周りではいません。
みんな「行くよ」「○○だよね」と言っていると思います。
なので、ドラマなどで、小さな女の子が「○○だわ」などの言葉でしゃべって
いるとすごく違和感を感じます。
同じ違和感を感じる人は、この本を読んで言葉の変化を考えましょう。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月23日に日本でレビュー済み
近年、女性特有の話し方があまり使われず、
乱暴な響きの言葉が使われる傾向に
憂慮をしめし、その歴史を鑑みた本です。

100年前の女言葉の例として「三四郎」が
200年前の女言葉の例として「浮世風呂」が
テキストとしてあげられ、
現代の例としては著者が大学で行ったアンケートを礎にしています。

著者は言語というトピックで、
現代の若者が好む話し方を冷静に分析しようとしていますが
やはり批判的な自身の立場がままみられます。
また現代の言葉の重要なデータとして上げられているアンケートが
2001年のものと、少し古いのでズレをかんじました。

過去の言葉の研究に比べ、現代の言葉の研究、未来への発展は弱いです。
著者が中立的立場をとろうとしているだけに、
論点があいまいになっているように感じました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート