★3.2/累計2085冊目/2024年40冊目/3月9冊目/『実は悲惨な公務員』(光文社新書/光文社)/山本 直治/P.252/2008年/760円+税 #読書 #読書2024 #読了 #読了2024
私が大学生の頃は公務員みたいな安定した仕事はいいなぁ、と思っていた。しかし、今は全くやりたいと思わない。旧態依然とした世界で、利益感覚もなく、チャレンジする風土や成果を測る評価基準もない。本書でも言及されているように「事なかれ主義」「失敗したら左遷、最悪はクビ」という考えでは、挑戦やインベーションは絶対に起こらない。不思議なのは公務員からの転職が難しいことだ。確かに何かを変えた実績がなく、淡々と仕事をこなすだけの人材は要らないだろう。とはいえ、公務員で得たスキルは何もないのだろうか?
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実は悲惨な公務員 (光文社新書 340) 新書 – 2008/3/1
山本 直治
(著)
グータラなくせにクビがない税金泥棒!----激しいバッシングを受けて、意気消沈する公務員たち。
しかし、「築30年超のオンボロ宿舎が4割」という生活実態が象徴するように、「お気楽天国」の内実をつぶさに観察するならば、知られざる悲惨な実態が浮かび上がる。
「倒産」の不安におびる者や、逃げ出す若手が後を絶たないお役所は、いまや泥船といってもいい過ぎではないのだ。
本書は、官から民に転職した著者が、「就職人気NO.1」職業の虚像と実像を徹底レポートする。
あなたは、これでも公務員がうらやましいですか?
あなたは、それでも公務員をめざしますか?
しかし、「築30年超のオンボロ宿舎が4割」という生活実態が象徴するように、「お気楽天国」の内実をつぶさに観察するならば、知られざる悲惨な実態が浮かび上がる。
「倒産」の不安におびる者や、逃げ出す若手が後を絶たないお役所は、いまや泥船といってもいい過ぎではないのだ。
本書は、官から民に転職した著者が、「就職人気NO.1」職業の虚像と実像を徹底レポートする。
あなたは、これでも公務員がうらやましいですか?
あなたは、それでも公務員をめざしますか?
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/3/1
- ISBN-104334034438
- ISBN-13978-4334034436
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商品の説明
抜粋
(私は)官と民の両方に籍を置いた人間として、お役所が民間に比べていかに恵まれているか、そしてお役所の論理の理不尽さも、いやというほど感じてきました。
しかし逆に、これまでマスメディアを通して一般国民に伝えられてきたお役所像には誤解や幻想もあり、それゆえお役所が高い就職人気を誇る一方で、理不尽なバッシングを受けている側面もあることをひしひしと感じてきました。(中略)
本書をお読みいただいたことで、読者のみなさまに、叱咤と激励を使い分けた精度の高い「新時代のお役所バッシング」というものについて問題意識を持っていただけるようになれば、著者としては望外の喜びです。
(「はじめに」より)
しかし逆に、これまでマスメディアを通して一般国民に伝えられてきたお役所像には誤解や幻想もあり、それゆえお役所が高い就職人気を誇る一方で、理不尽なバッシングを受けている側面もあることをひしひしと感じてきました。(中略)
本書をお読みいただいたことで、読者のみなさまに、叱咤と激励を使い分けた精度の高い「新時代のお役所バッシング」というものについて問題意識を持っていただけるようになれば、著者としては望外の喜びです。
(「はじめに」より)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/3/1)
- 発売日 : 2008/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 252ページ
- ISBN-10 : 4334034438
- ISBN-13 : 978-4334034436
- Amazon 売れ筋ランキング: - 623,734位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公務員バッシングだけでは未来に希望が持てない。叩いた方が売れるご時勢なのにバカ正直な内容です。だから私は評価します。
公務員の中でも既に教師バッシングは一段落し、マスコミは親叩きに回ったようです。本当にそうなのか?数年の間に悪役を代え目先を新しくしただけで教育問題の本質は解決していませんよ。明治、戦後を経て制度疲弊してきた教育の方向性の模索は地域や家庭の関係を見直しを含めて遅々として進まず。すぐ結論出ないし金にならない〜煽っている人達は改革の実労働には無関心で、結局は現場に大きな負担を強いて働き盛りの疲弊を招いている。
教育に限らず富の再分配、国民のQOLの向上は市場まかせでは難しいと気づいている。マスコミによる情報操作に近い公務員イメージでは適正な国の構えを再構築できませんよ。この本では現職の人は言いにくい点を外から支援しつつ公務員制度の改革をめざす意欲が感じられます。
きちんと読めば理解できるはずですが、読まずにレビュー書く人もいるのか星数に差がありますね。
公務員の中でも既に教師バッシングは一段落し、マスコミは親叩きに回ったようです。本当にそうなのか?数年の間に悪役を代え目先を新しくしただけで教育問題の本質は解決していませんよ。明治、戦後を経て制度疲弊してきた教育の方向性の模索は地域や家庭の関係を見直しを含めて遅々として進まず。すぐ結論出ないし金にならない〜煽っている人達は改革の実労働には無関心で、結局は現場に大きな負担を強いて働き盛りの疲弊を招いている。
教育に限らず富の再分配、国民のQOLの向上は市場まかせでは難しいと気づいている。マスコミによる情報操作に近い公務員イメージでは適正な国の構えを再構築できませんよ。この本では現職の人は言いにくい点を外から支援しつつ公務員制度の改革をめざす意欲が感じられます。
きちんと読めば理解できるはずですが、読まずにレビュー書く人もいるのか星数に差がありますね。
2008年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今から20年ほど前、私が公務員試験を受けようとしたとき、公務員試験対策の本はたくさんあったが、公務員が実際どのような仕事をしているのか、日常生活はどうなっているのかを解説した本は皆無に等しかった。親や教師の言葉は「公務員は安定している。就職するなら公務員だ」と。しかし、自分で納得のいかなかった当時の私は公務員にならないまま、進学することになった。
その後、零細企業の従業員を経て、某自治体の公務員になった私だが、考えていた公務員の姿と現状には大きなギャップがあった。築30年以上一部屋僅か3畳の独身寮での生活、役所を金づるとしか考えていない住民の存在、頑張れば頑張るほど役所内で孤立してしまう良心的な公務員…官官接待や不正経理の問題もあったが、職場環境に恵まれている思っていた「お役所」は、実のところ零細企業より働きづらい職場だと感じた。
戦後、民主主義の国としてスタートした我が国だが、戦後60年公務員バッシングが展開され、本当の意味での民主主義や地方自治が育って来なかったのは残念である。マスコミは公務員の不祥事を面白おかしく伝えるだけで、住民のフラストレーションを解消させてきた。その結果がモンスターペアレントに見られるような我が侭な住民を増加させてしまった、と私は指摘したい。
この本に書かれていることは、私が日頃感じている公務員の姿を如実に書き綴られている。公務員の「ほんとうの姿」を見たいと思ったら、ぜひこの本を読んで欲しいと大声で言いたい。そして、民主主義とは、自治とは何かということを考えて頂ければ私は嬉しい。
その後、零細企業の従業員を経て、某自治体の公務員になった私だが、考えていた公務員の姿と現状には大きなギャップがあった。築30年以上一部屋僅か3畳の独身寮での生活、役所を金づるとしか考えていない住民の存在、頑張れば頑張るほど役所内で孤立してしまう良心的な公務員…官官接待や不正経理の問題もあったが、職場環境に恵まれている思っていた「お役所」は、実のところ零細企業より働きづらい職場だと感じた。
戦後、民主主義の国としてスタートした我が国だが、戦後60年公務員バッシングが展開され、本当の意味での民主主義や地方自治が育って来なかったのは残念である。マスコミは公務員の不祥事を面白おかしく伝えるだけで、住民のフラストレーションを解消させてきた。その結果がモンスターペアレントに見られるような我が侭な住民を増加させてしまった、と私は指摘したい。
この本に書かれていることは、私が日頃感じている公務員の姿を如実に書き綴られている。公務員の「ほんとうの姿」を見たいと思ったら、ぜひこの本を読んで欲しいと大声で言いたい。そして、民主主義とは、自治とは何かということを考えて頂ければ私は嬉しい。
2013年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民間企業勤務経験ありの現職公務員ですが、
「なるほど」と共感できる内容は多々ありました。
ただ、公務員の仕事のやり方について、問題点を挙げて、
「民間と比べてこんな非効率な仕事のやり方をしているんだ」
という内容を期待していたので、少し物足りなさを感じました。
ただ、これから公務員を目指す方は概略的なネガティブ情報として
把握しておいた方がよいと思います。
「なるほど」と共感できる内容は多々ありました。
ただ、公務員の仕事のやり方について、問題点を挙げて、
「民間と比べてこんな非効率な仕事のやり方をしているんだ」
という内容を期待していたので、少し物足りなさを感じました。
ただ、これから公務員を目指す方は概略的なネガティブ情報として
把握しておいた方がよいと思います。
2011年7月11日に日本でレビュー済み
・自己都合で早く退職すると退職金が少なくなる
・家賃が月2万円以下の公務員宿舎はボロくて風呂は大人一人がしゃがみ込んでやっと入れるくらいの大きさ
・夫婦が同じ役所に勤めていると、両方が優秀でも片方しか出世することができない
・中央官庁の職員で、うつ病などで病気休暇を取得したことのあるのは1.3%
どこが「悲惨」なんでしょうか?
著者の感覚がずれているとしか思えません。
「悲惨さ」の根拠は「こういう話を聞いたことがある」というものがほとんど。統計が示されているケースもありますが、民間との比較がないので数字が何を意味するのかよくわかりません。
「無駄な公務員バッシングはやめろ」というのが主張のようですが、バッシングなしに公務員の世界が内から変わる機運を生み出せたのでしょうか?
・家賃が月2万円以下の公務員宿舎はボロくて風呂は大人一人がしゃがみ込んでやっと入れるくらいの大きさ
・夫婦が同じ役所に勤めていると、両方が優秀でも片方しか出世することができない
・中央官庁の職員で、うつ病などで病気休暇を取得したことのあるのは1.3%
どこが「悲惨」なんでしょうか?
著者の感覚がずれているとしか思えません。
「悲惨さ」の根拠は「こういう話を聞いたことがある」というものがほとんど。統計が示されているケースもありますが、民間との比較がないので数字が何を意味するのかよくわかりません。
「無駄な公務員バッシングはやめろ」というのが主張のようですが、バッシングなしに公務員の世界が内から変わる機運を生み出せたのでしょうか?
2010年3月9日に日本でレビュー済み
官と民のコミュニケーション不足によって
公務員全てをバッシングしてしまう民。
民やメディアからのバッシングを避ける為
物事を隠すといった保守に走り出す官。
この歪みがどのような実態から生まれ
お役所バッシングという形になるのか。
バッシングに関わる様々な事情を知って
問題意識を持つことは出来たと思う。
ただ、もう少し地方公務員についても
踏み込んで欲しかったという印象。
興味があればすぐ読めてしまう本なので
公務員に関する問題を考えるのに良い。
公務員全てをバッシングしてしまう民。
民やメディアからのバッシングを避ける為
物事を隠すといった保守に走り出す官。
この歪みがどのような実態から生まれ
お役所バッシングという形になるのか。
バッシングに関わる様々な事情を知って
問題意識を持つことは出来たと思う。
ただ、もう少し地方公務員についても
踏み込んで欲しかったという印象。
興味があればすぐ読めてしまう本なので
公務員に関する問題を考えるのに良い。
2008年3月25日に日本でレビュー済み
公務員は公僕です。
「すべて公務員は、全体の奉仕者である」という憲法の英語原文には「servants of the whole community」と明確に書いてあります。
国民が税金で養っているサーバントなのです。
今の「お役所」がろくでもない状況なのは言うまでもありません。
公務員の中にとんでもない「ごくつぶし」がいるのも事実。
しかし多くの公務員は真面目に仕事をしていて、行政の仕事がなければ複雑化した現代社会がまわっていかないのも事実。
公務員は国民のサーバントですから、広い意味での国民の財産であり、資産です。
こやつらを効率的に使い倒して、住みよいニッポンをつくることが国民の利益です。
だから日本の行政のろくでもない仕組みや慣行を改め、真面目な職員の士気を挫く問題公務員を排除する、そういうことを進めなければいけない。
国民が賢明にお役所の性根をたたき直すためには、お役所が「なんでそうなっているのか」という構造を知る必要があります。
この本は、そのあたりの事情をかなり正確に説明してくれています。
国民の得になる「公務員バッシング」の指南書です。
「すべて公務員は、全体の奉仕者である」という憲法の英語原文には「servants of the whole community」と明確に書いてあります。
国民が税金で養っているサーバントなのです。
今の「お役所」がろくでもない状況なのは言うまでもありません。
公務員の中にとんでもない「ごくつぶし」がいるのも事実。
しかし多くの公務員は真面目に仕事をしていて、行政の仕事がなければ複雑化した現代社会がまわっていかないのも事実。
公務員は国民のサーバントですから、広い意味での国民の財産であり、資産です。
こやつらを効率的に使い倒して、住みよいニッポンをつくることが国民の利益です。
だから日本の行政のろくでもない仕組みや慣行を改め、真面目な職員の士気を挫く問題公務員を排除する、そういうことを進めなければいけない。
国民が賢明にお役所の性根をたたき直すためには、お役所が「なんでそうなっているのか」という構造を知る必要があります。
この本は、そのあたりの事情をかなり正確に説明してくれています。
国民の得になる「公務員バッシング」の指南書です。
2010年6月27日に日本でレビュー済み
公務員についてほとんど知らない人には分かりやすい本です。
例えば、お気楽な公務員と報われない公務員の違いについて。
ある1日の朝から晩までを詳しくルポしながら書いています。
ただ、ほとんどの内容は既にどこかの本や雑誌で書かれている内容が多いです。
類書を読んだことがあったり、
公務員の友人がいる人にはあまり発見はありません。
例えば、お気楽な公務員と報われない公務員の違いについて。
ある1日の朝から晩までを詳しくルポしながら書いています。
ただ、ほとんどの内容は既にどこかの本や雑誌で書かれている内容が多いです。
類書を読んだことがあったり、
公務員の友人がいる人にはあまり発見はありません。