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2階で子どもを走らせるなっ! (光文社新書 360) 新書 – 2008/7/17
橋本典久
(著)
子どもの足音や公園の噴水で遊ぶ声が「騒音」と見なされる。そんな時代が到来した。
事は、騒音だけではない。自分の感覚を脅かす者への過敏な反応、過剰な防衛、そして相手への過激な攻撃......。近隣トラブルはなぜ激増しているのか? いつから、何を理由にギスギスした世の中になってしまったのか?
音環境工学の専門家で近隣トラブル解決センターの設立運動に携わる著者が、キレる隣人への対応策を根本から考え、平穏な暮らしを取り戻すための処方箋を提示する。
事は、騒音だけではない。自分の感覚を脅かす者への過敏な反応、過剰な防衛、そして相手への過激な攻撃......。近隣トラブルはなぜ激増しているのか? いつから、何を理由にギスギスした世の中になってしまったのか?
音環境工学の専門家で近隣トラブル解決センターの設立運動に携わる著者が、キレる隣人への対応策を根本から考え、平穏な暮らしを取り戻すための処方箋を提示する。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2008/7/17
- ISBN-104334034632
- ISBN-13978-4334034634
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商品の説明
抜粋
下の階の住人は上階からの足音で睡眠の妨害など明らかな被害感を持つであろうが、苦情を言われる上階の住人も、建物性能などのどうしようもない原因や下階住人の神経質な性格で文句を言われるという不合理感、すなわち被害感を持つであろう。
しかし、両方がともに被害者であるというのは明らかに矛盾である。そして、この矛盾を解消できる方法が、唯一、近隣トラブルの解決法であるといえる......(本文より抜粋)
しかし、両方がともに被害者であるというのは明らかに矛盾である。そして、この矛盾を解消できる方法が、唯一、近隣トラブルの解決法であるといえる......(本文より抜粋)
著者について
橋本典久(はしもとのりひさ)
一九五一年、福井県生まれ。東京工業大学建築学科卒業。八戸工業大学大学院教授・騒音ジャーナリスト。東京大学より博士(工学)。専門は音環境工学。特に建築音響、騒音振動、環境心理。日本建築学会、アメリカ音響学会会員。一級建築士、環境計量士。床衝撃音の研究により二〇〇八年度日本建築学会賞受賞。現在、近隣トラブル解決センターの設立運動に携わっている。著書に『騒音防止のための音響放射の理論と実際』(工文社、〇二年)、『新・拡散度法による床衝撃音予測計算法』(八戸工業大学、〇七年)、『近所がうるさい!』(ベスト新書、〇六年)。
一九五一年、福井県生まれ。東京工業大学建築学科卒業。八戸工業大学大学院教授・騒音ジャーナリスト。東京大学より博士(工学)。専門は音環境工学。特に建築音響、騒音振動、環境心理。日本建築学会、アメリカ音響学会会員。一級建築士、環境計量士。床衝撃音の研究により二〇〇八年度日本建築学会賞受賞。現在、近隣トラブル解決センターの設立運動に携わっている。著書に『騒音防止のための音響放射の理論と実際』(工文社、〇二年)、『新・拡散度法による床衝撃音予測計算法』(八戸工業大学、〇七年)、『近所がうるさい!』(ベスト新書、〇六年)。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2008/7/17)
- 発売日 : 2008/7/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 232ページ
- ISBN-10 : 4334034632
- ISBN-13 : 978-4334034634
- Amazon 売れ筋ランキング: - 921,374位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本すすめたい相手は上の住民の騒音のせいで頭の中で何度も上の住民を刺し殺してる妄想までしてるような人に進めたいです。(人生棒に振る前に?)私が実際そのレベルまで受忍限度きてたから。全く持ってこの本に出てくる例の通りの流れにハマってました。裁判に向けてデシベル測る機械のお金も溜めようとしてて血も肉も闘いの準備で沸き踊っていました。本当に今もムカついてはいます。本を読み終わった今は理由が全て腑に落ちました。その通り!って感じ。話し合いに簡単に応じる人ばかりじゃないし仲介役なんていない。結果この本のダメなケースに陥っていきそう。だけど結果的にはもうどうでもいいやってお陰様でなれそうにもなってます。刑務所行かなくていいように数回読まないとダメかも🙄とにかく真実ついてて良書間違いなし!
2008年9月8日に日本でレビュー済み
「まえがき」に惹かれました。
何年か前に奈良県で起こった例の「騒音おばさん」。
あの騒ぎの時、メディアは被害者の言い分は聞いたのに、加害者側については、おばさんのとんでもなさを面白おかしく報じただけで、誰も言い分を聞こうとはしなかった。
誰かがじっくり話を聞いてあげれば、おばさんは違った顔をみせたのではないか?
筆者のスタンスは「話し合うこと」です。
近隣トラブルが解決しないのは、双方が自分こそ被害者だと思っているから。
つまりは、理屈ではなく感情の問題なのだから、訴訟を起こして仮に勝っても、決して満足な結果は得られない。
従って、第三者が間に入り、まずは冷静に話し合うことが必要だと説いています。
そして、仲介組織として調停ボランティアの必要性を提起しています。
作者が「笑って欲しい」というおやじギャグがあんまり笑えないのと、展望が楽天的過ぎるところに不満はありますが、このような提案自体は、決して的外れではないと思いました。
何年か前に奈良県で起こった例の「騒音おばさん」。
あの騒ぎの時、メディアは被害者の言い分は聞いたのに、加害者側については、おばさんのとんでもなさを面白おかしく報じただけで、誰も言い分を聞こうとはしなかった。
誰かがじっくり話を聞いてあげれば、おばさんは違った顔をみせたのではないか?
筆者のスタンスは「話し合うこと」です。
近隣トラブルが解決しないのは、双方が自分こそ被害者だと思っているから。
つまりは、理屈ではなく感情の問題なのだから、訴訟を起こして仮に勝っても、決して満足な結果は得られない。
従って、第三者が間に入り、まずは冷静に話し合うことが必要だと説いています。
そして、仲介組織として調停ボランティアの必要性を提起しています。
作者が「笑って欲しい」というおやじギャグがあんまり笑えないのと、展望が楽天的過ぎるところに不満はありますが、このような提案自体は、決して的外れではないと思いました。
2015年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版社もすでに在庫が無く、どこの書店を探しても見つからず、古本屋に行ってもやはりなかったものがやっと見つかり感動!状態も良く満足。
2023年4月8日に日本でレビュー済み
著者は騒音被害者を以下のように断じています。「近所づきあいをしろ!苦情を言うほうがどうかしてる!」
そして、騒音を出す側を理解することが大事だと主張し、苦情を受けた時点で騒音を出す側が被害者であるとしています。
結局、一番他人の苦しみを理解できていないのは著者であり、そんな著者が相互理解を説くことに憤りを感じます。
そして、騒音を出す側を理解することが大事だと主張し、苦情を受けた時点で騒音を出す側が被害者であるとしています。
結局、一番他人の苦しみを理解できていないのは著者であり、そんな著者が相互理解を説くことに憤りを感じます。
2009年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
賃貸アパート管理会社に勤務しています。
最近騒音に関するトラブルが多いので読みました。
トラブル解決には話し合いが最も重要という部分には納得できましたが、近年日本で騒音の苦情が増えた原因がバブル崩壊や阪神大震災などというのは若干理論が飛躍しすぎではと思いました。
また判例について解説するにつき、フィクションを交えるのはどうかと思いました。
少なくとも判例の事件については事実に基づいて書いて欲しかったです。
最近騒音に関するトラブルが多いので読みました。
トラブル解決には話し合いが最も重要という部分には納得できましたが、近年日本で騒音の苦情が増えた原因がバブル崩壊や阪神大震災などというのは若干理論が飛躍しすぎではと思いました。
また判例について解説するにつき、フィクションを交えるのはどうかと思いました。
少なくとも判例の事件については事実に基づいて書いて欲しかったです。
2008年12月23日に日本でレビュー済み
賃貸マンションの7Fに住んでいます。転居したその日のうちに下の階のDINKS(若い夫婦のみ共働き世帯 )から騒音苦情をいただいた身としては、大変共感できる内容でした。
#ちなみに即日お詫びし、遮音絨毯を導入し、賃貸業者の仲介を経て、とりあえずご納得いただきましたが・・・・
地縁血縁が消え、個々人どうしの利害で衝突しがちな日本社会。
騒音トラブルの解消に直接役立つ内容ではないですが、これからの日本社会のあり方を考え直すための良書であると感じました。
#ちなみに即日お詫びし、遮音絨毯を導入し、賃貸業者の仲介を経て、とりあえずご納得いただきましたが・・・・
地縁血縁が消え、個々人どうしの利害で衝突しがちな日本社会。
騒音トラブルの解消に直接役立つ内容ではないですが、これからの日本社会のあり方を考え直すための良書であると感じました。
2021年5月21日に日本でレビュー済み
読んでいる途中ですが、隣家の騒音に悩んで本書を買った人間として言えるのは、いろんな角度から論じられていて示唆に富んでいるな、ということです。
自分が実際に被害を受けて、この本も読んで言えるのは、「自分さえよければ他はどうでもいい」という人間が増えているのではないかということです。だから騒音主は、騒音を出すことに全くの躊躇もないし、それを注意すれば逆恨みします。自分が被害者になったと勘違いして。
また、海外からの人間と近所になって、異色の文化に出くわすなどして酷い目に遭うこともあります。
行政は近所トラブルには関与しないのが原則のようです。警察はそれが刃傷沙汰に発展するのを待っているかのようです。
本書ではアメリカのような、近隣トラブル解決センターの必要性を説かれていますが激しく同感します。
互いに迷惑をかけないという共通認識も、生活コミュニティもなくなりつつある日本には絶対必要だと思います。
騒音に悩まれている方は一読をお勧めします。
自分が実際に被害を受けて、この本も読んで言えるのは、「自分さえよければ他はどうでもいい」という人間が増えているのではないかということです。だから騒音主は、騒音を出すことに全くの躊躇もないし、それを注意すれば逆恨みします。自分が被害者になったと勘違いして。
また、海外からの人間と近所になって、異色の文化に出くわすなどして酷い目に遭うこともあります。
行政は近所トラブルには関与しないのが原則のようです。警察はそれが刃傷沙汰に発展するのを待っているかのようです。
本書ではアメリカのような、近隣トラブル解決センターの必要性を説かれていますが激しく同感します。
互いに迷惑をかけないという共通認識も、生活コミュニティもなくなりつつある日本には絶対必要だと思います。
騒音に悩まれている方は一読をお勧めします。
2018年10月13日に日本でレビュー済み
非常に興味深い本でよかったと思います。特に米国の「NJC」の例は、私が常日頃「こういうシステムないのかな?」と思っていました。日本人はどうして、こうたいした問題じゃないのに、物事を大きくなるまで放置しちゃうんだろうと思っていました。限界まで我慢しちゃうから、爆発したときの衝撃・行動がおかしなことになるわけで、最初の相談ができる段階で双方で相談すればいいのに。とはいえ、概ね「言われた側」は常に被害者意識で「文句言われた」「チクられた」とネガティブ思考(そう教育されちゃっていますからね。日本の学校だと)。普通に会話ができれば、双方の言い分も多少は理解できるのになぁと。このあたり教育の問題でしょうかね(日本人はあまり自分の考えをプレゼンするということになれていないので)。日本でも「NJC」のような「無料の」システムが『早期に』できることを切に願っています。
そもそも、著者も言っていますが、「司法」は絶対に悪化するだけだと思っています(しかも、どっちもあんまり良い結果にならない)。その前の少し頭冷して、腹割って、第三者がいる場所で落ち着いて話し合いすれば、まぁ、大抵は大事にならないのになと思います。そもそも、双方で話あわなければ、何が問題なのかわかりませんし、問題を問題と認識してもらわなければ物事解決しないわけです。そういった意味でこの本はそういう「問題解決への認識」と「日本での現状を知る」としてはいいかもしれません。文体も非常に簡単なので誰でも読みやすいと思います(章末にキーワードもあるので、何が重要なのか頭に入りやすいと思います)。
ただ、この本を手にする人は「現在騒音で『困っている人』」であって「騒音を出していると思われる人」が手にするとは思えません。そのあたりが少し残念です。マンション等の集合住宅へ入居する時のパンフレットへ「参考図書」みたいな形で紹介されたら少しはいいのかなと思いました(それでも、騒音を出しつつ、逆ギレするようなタイプの人は読まないでしょうけど)
なお、「紛争解決センター」で検索したところ「横浜市」がでてきたのですが、2018年現在では「無料」じゃありません。現時点だと、双方でお金払う必要があります。また、決して安い金額とは言えず、これだったら、普通に弁護士にお願いした方がいいんじゃないかなと思う金額です。先ほど「司法」に頼るのはダメだと思うと書きましたが、それなりにお金かかるなら、普通は自分の言い分をある程度論理的かつ客観性を持たせることのできる弁護士を選ぶかと思います。つまり、無料だからこそ価値があるシステムなんですよね。これ。まぁ、無いよりはマシでしょうが、まだまだ改善の余地が必要なんでしょうね。(どのぐらいの件数対応をしているのか?どういった問題を解決できたのかという実績が、パッと見れるといいですね)
最後に、警察への通報件数のかなり多く(9割!?)が「騒音苦情」ってのに、本当に驚きました。
いずれにせよ、騒音で困っている人の「入門」としてはとてもいい本だと思いました。
そもそも、著者も言っていますが、「司法」は絶対に悪化するだけだと思っています(しかも、どっちもあんまり良い結果にならない)。その前の少し頭冷して、腹割って、第三者がいる場所で落ち着いて話し合いすれば、まぁ、大抵は大事にならないのになと思います。そもそも、双方で話あわなければ、何が問題なのかわかりませんし、問題を問題と認識してもらわなければ物事解決しないわけです。そういった意味でこの本はそういう「問題解決への認識」と「日本での現状を知る」としてはいいかもしれません。文体も非常に簡単なので誰でも読みやすいと思います(章末にキーワードもあるので、何が重要なのか頭に入りやすいと思います)。
ただ、この本を手にする人は「現在騒音で『困っている人』」であって「騒音を出していると思われる人」が手にするとは思えません。そのあたりが少し残念です。マンション等の集合住宅へ入居する時のパンフレットへ「参考図書」みたいな形で紹介されたら少しはいいのかなと思いました(それでも、騒音を出しつつ、逆ギレするようなタイプの人は読まないでしょうけど)
なお、「紛争解決センター」で検索したところ「横浜市」がでてきたのですが、2018年現在では「無料」じゃありません。現時点だと、双方でお金払う必要があります。また、決して安い金額とは言えず、これだったら、普通に弁護士にお願いした方がいいんじゃないかなと思う金額です。先ほど「司法」に頼るのはダメだと思うと書きましたが、それなりにお金かかるなら、普通は自分の言い分をある程度論理的かつ客観性を持たせることのできる弁護士を選ぶかと思います。つまり、無料だからこそ価値があるシステムなんですよね。これ。まぁ、無いよりはマシでしょうが、まだまだ改善の余地が必要なんでしょうね。(どのぐらいの件数対応をしているのか?どういった問題を解決できたのかという実績が、パッと見れるといいですね)
最後に、警察への通報件数のかなり多く(9割!?)が「騒音苦情」ってのに、本当に驚きました。
いずれにせよ、騒音で困っている人の「入門」としてはとてもいい本だと思いました。