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ベーシック・インカム入門 (光文社新書 389) 新書 – 2009/2/17
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世界的に注目される
「ベーシック・インカム(基本所得)」。
この仕組みは現代社会に何をもたらすのか?
労働、ジェンダー、グローバリゼーション、
所有......の問題を再考する。
◎ 内容
ベーシック・インカムは直接的には新しい社会保障の考え方であり、
何より貧困問題の解消に一役買うことができると私は考えているけれども、本書は社会保障についての技術的なものではなく、
もう少し別なものを目指している。
個人の生活と社会の関係、労働とは何か、
といった事柄について改めて考えてみる、
そんな本のつもりである。
(「はじめに」より抜粋)
近年におけるグローバリゼーションのなかで、
約二〇〇年の歴史をもつ「ベーシック・インカム(基本所得)」の概念が
世界的に注目を集めている。
この新しい仕組みは、現代社会に何をもたらすのか。
労働、ジェンダー、グローバリゼーション、所有......の問題を、
あらゆる角度から捉え直す。
◎ プロフィール
山森亮(やまもりとおる)
1970年神奈川県生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。
東京都立大学、ケンブリッジ大学研究員などを経て、
同志社大学経済学部教員。専攻は社会政策。
共著に『経済学とジェンダー』(明石書店)、『福祉国家の変貌』(東信堂)、
『ポスト・リベラリズム』(ナカニシヤ出版)、
『アマルティア・センの世界』(晃洋書房)などがある。
ベーシック・インカムについては国際学術誌Basic Income Studiesの
編集委員を務めた他、日本では雑誌「現代思想」、
「VOL」、「経済セミナー」などに寄稿。
- ISBN-104334034926
- ISBN-13978-4334034924
- 出版社光文社
- 発売日2009/2/17
- 言語日本語
- 本の長さ296ページ
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/2/17)
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- 新書 : 296ページ
- ISBN-10 : 4334034926
- ISBN-13 : 978-4334034924
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トップレビュー
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生きるために必要なお金を、「無条件」かつ「個人」という形で給付し、働かなくとも最低限生きることができる権利をすべての国民が有する制度である。スイスフィンランドで導入にむけた国民投票の機運が高まっている。いわゆる福祉国家とよばれる国々において、21世紀になり変化が激しい経済環境を見たとき、労働市場のあり方含めて、次のかたちを模索していると思われる。
日本でも、導入できたら、複雑な社会保障制度がなくなることは、結果的に強烈な行政業務の簡素化を実現するし、日本人ならではの「生活保護」への躊躇(本の中では侮辱感(スティグマ)が起因すると)がなくなり、企業経営者も、必要以上(他国と比べて)正社員の雇用維持を堅持することにがなくなり、つまりはリストラを安心して行えることにより、結果的に正規・非正規の格差もなくなる。
なによりも、現在決定的に日本社会が直面する、子育ての不安がなくなることは大きいだろう。安心して、結婚・出産・子育てができる安心感は結果的に日本経済の成長に寄与すると思う。
それとともに、いつまでたっても、寄らば大樹(国家公務員が「安定」が理由で人気の職種である悲しさ)の国民性が、一人ひとりが本当の意味で自立するようになるのも、大きいと思う。
「働かざる者、食うべからず」 or 「衣食足りて礼節を知る」の対峙。あとは、もっとも大きい財政の課題があるが、このようなドラスティックな政策を具体的に立案できる政策集団が必要な時だと思う。
ベーシック・インカムとは、個人に無条件に一定額を給付する制度である。
「働かざるもの、食うべからず」という発想は強いが、それは本当に正しいのか?
ベーシック・インカムは、この発想に真っ向から対立するものだともいえる。
本書では、労働というものの位置づけの問題や、経済学的に見た生産性・労働意欲の問題まで、幅広く取り扱っている。
ベーシック・インカムを取り上げた思想家も幅広く紹介しており、例えば経済学者なら右はフリードマンから左はガルブレイスまで支持しているといったことが書かれている。
どちらかというと「こういう考え方もあるんだよ」という紹介に近い。
そういう意味では、書き方の感じとしては 自由はどこまで可能か―リバタリアニズム入門 (講談社現代新書) に近い本だともいえる。
ただ、一番論じてほしい財源の問題について、国会の会期延長や核武装の問題で財源が問われたりはしないのだから、財源を問うのは「単に相手を黙らせたいだけ」(p222)と一蹴しているのいただけない。
そうした問題で財源が問われないのは、財源があらかじめ割かれている、あるいは財源に占める割合が微々たるものである、からであり、国家予算の何割もかかりそうなベーシック・インカムについて財源を無視するのは無理がある。
あと、ベーシック・インカムを徹底すると、すべての人の生産物を取り上げて平等に配る共産主義になる気がするのだが、そこについても何も議論がなかったのは残念だ。
とはいえ、こういう発想があるんだよ、ということを知るうえでは非常に面白いといえる。
のだ。」ということ。同様な一文が本書にあり我が意を得たと感じた。このことを人に話してもキョトンとする
だけ。その本意を理解してもらうことはたやすくない。でもこれを理解することができれば、楽に生きられる人
が増えるだろう。例えば、育児や家事に携わる女性。お金にならない労働。「仕事」ではないから、楽でいいよ
な、という心ない言葉の攻撃。そんなことから、こころを守ることができるかもしれない。そして、定年で退職
した人。退職後に急激に老け込む人は多い。彼らにとっては、組織に属し給料を得ることが「仕事」なのだろう
。それらから切り離された後には、「仕事」という「価値」を生むものは失われたが故、老け込むのではなかろ
うか。育児や家事にも「価値」はある。組織に属したり、お金を稼ぐことが「仕事」というのは狭義だ。
ベーシックインカムに基づいた制度を導入することは、容易くないだろう。でも議論する意義はある。そして
、それ以前に、個々人がその理念を咀嚼したうえで生き方を模索する試みはあった方が幸福になれる可能性が高
まるとおもえる。
レビューの多くは普段からこう言った分野を読んでいる人のものだと思うので参考にならない。まずは書店にいって読むことをおすすめする。
この考え方は古くからあり、ノーベル経済学賞を受賞した学者も唱えていたが、私は初めてそのことを知った。
なぜか。それはもちろん、いま日本でも世界でも優遇されている大資本家にとって得ではないからだ。そんな都合の悪いこと、宣伝するはずも教育するはずもない。
道路を整備する代わりに公共交通機関を整備する、住宅ローン減税でなく公共住宅を整備する。そういうことは起こらない。つまり、貧しい人への支援は後回しにされているからだ。さらに、日本で生活保護を受けるときは、いろいろな嫌がらせに遭ったり、受給させないように窓口の前に障害物を置いたりとか、決して無条件ではない。
この本を読んでいると、グローバリストがやりたいことの正反対が書いてある。
月10万円無条件にもらえたら、どうするだろうか? たぶんもっと自分のやりたい仕事だけを選んで、あとは趣味などに使うと思う。それでは資本家は儲からない。警察力を使ってでも、徹底的に粉砕すべき思想だろう。実際、この本で紹介されていたように、多くの人が逮捕されている。
良識を持った強いリーダーが現れて、この政策を後押ししてくれたらいいのに、と思う。それは夢物語なのだろうか?
生きるという基本的な考え方を変えさせるような内容です。
本書にも1つの考え方として説明されていますように、
それは生活保護の延長線上の考え方ではなく、
新しく生まれ出た考え方のように感じます。
私たち一人ひとりの生活は全世界規模の巨大なリアルタイムネットワークの内にありますが、
その事が人と人との関係についてそう考えさせているのかも知れません。