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日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか (光文社新書 404) 新書 – 2009/5/15
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日本の子ども。その心の中......
◎本書概要
調査の回答用紙を目にしたときの衝撃が忘れられない。
何が子どもたちの「心の居場所」を奪っているのか。
児童精神科医が、QOL調査結果をもとに、子どもの現況を報告する。
◎本書内容
児童精神科医として診察をし、学校現場からの相談も受けている著者は、
「居場所がない」「疲れた」と訴える子どもたちと日々接している。
そのような中、日本語の子ども版QOL尺度の開発に関わり、調査を行ったところ、
多くの子どもたちが自分に自信がなく、
自分自身や学校などの満足度に関する質問に対し、
下から2番目の「ほとんどない」という答えを選択していることに
衝撃を受ける。
5段階の下から2番目が「標準」となっている日本の子どもたちの心の現状。
ユニセフの調査でも、日本の子どもの主観的な幸福度は、
他国と比べて突出して低いことが報告されている。
本書では、調査結果や診療・学校現場での豊富な事例をもとに、
自尊感情という視点から、子どもたちの現況を見つめ直す。
◎本書目次
第1章 注目のキーワード「自尊感情」を問い直す
第2章 子どもの精神面の健康度を測る−−QOL尺度の開発
第3章 自尊感情が低い日本の子どもたち
第4章 なぜ子どもたちの自尊感情が低いのか
第5章 専門外来で診る子どもたちと自尊感情
第6章 学校現場で子どもの心の問題をサポートする
第7章 社会・教育病理現象と自尊感情
第8章 子どもとどう関わったらよいのか?
◎著者プロフィール
古荘純一(ふるしょうじゅんいち)
青山学院大学教育人間科学部教授。一九八四年昭和大学医学部卒業。
小児科医、児童精神科医、医学博士。
一九九八年昭和大学医学部小児科学教室講師、
二〇〇二年より青山学院大学文学部教育学科助教授・教授を経て、
二〇〇九年より現職。
二〇〇三年、小児科学会小児医学研究振興財団・日本イーライ・リリーフェローシップ受賞。
主な著書に『新 小児精神神経学』(日本小児医事出版社)、
『軽度発達障害と思春期』(明石書店)、『不安に潰される子どもたち』(祥伝社新書)、
『家族・支援者のための発達障害サポートマニュアル』(河出書房新社)などがある。
- ISBN-10433403506X
- ISBN-13978-4334035068
- 出版社光文社
- 発売日2009/5/15
- 言語日本語
- 本の長さ272ページ
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/5/15)
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- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 433403506X
- ISBN-13 : 978-4334035068
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- - 1,077位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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しかし,自尊感情が高いことも,傲慢になったり,他人のことを必要以上に批判したり,ナルシシズムに繋がってしまうと言われる。
果たして,自尊感情はどう扱われればいいのか,いつも頭を悩ませている自分にとっては良い示唆を得られる本だった。
潜在連合テストという心の内面(書籍では本心と書かれいてる)を測る方法では,日本人の自尊感情が他国と比べて遜色ない高さであるという研究の紹介も面白かった。
それでは逆に,質問紙などで測定する自尊感情とは何なのだろうか?
この点は,自尊感情への問いを更に深めるものだった。
そして何より,著者の子どもたちへの愛情を強く感じた。
子どもと接する職業に就いている人には,ぜひ手にとってもらいたい本だと思う。
これまでに行われた様々な国際的な調査でも、日本の子どもたちは諸外国の子どもたちに比べ自尊感情が低いことが報告されてきた。本書で報告されている調査においても、それらの調査と一致する結果となっている。本書では調査結果の詳細な報告や、著者の専門外来で見られる子どもと自尊感情の関係、著者が学校で関わった子どもと自尊感情について、等が記されている。
本書のタイトルは、日本の子どもの自尊感情は「なぜ低いのか」となっているが、日本の子どもの自尊感情が低い理由や背景については多少触れられているが、詳細な分析、検討がなされているとは言い難い。本書のタイトルと内容に、ややズレがある感は否めなかった。
また、著者は「自尊感情は高すぎてもいけない」というような主張を繰り返ししているが、本書の中で「自尊感情が高すぎる」が故の態度や行動とされているものは、実際には「自尊感情が低い」が故に現れている態度や行動ではないだろうか。他にもこういった疑問の残る記述が本書の中でちらほらと見られた。
本書の優れている点は、日本の子どもの自尊感情が低い現状が非常に詳しく理解できることである。資料も豊富に掲載されており、分かりやすい。また、小児科医の著者が実際に子どもたちと向き合ってきた多くの事例を知ることができるという点も、本書の価値を高める一因となっている。オランダの教育や、同国にある日本人学校に関する記述も大変参考になる。そして、著者の子どもたちへの思いやりが文章からも伝わってくる。子育てをしている人や教育に携わる人、自尊感情について関心のある人などにお薦めできる一冊である。
ドイツのものを日本版に作り替えられ、
必要な作業を経て、世に送り出されたもので、
労作だと思いました。
このQOL尺度は、小学生から高校生まで使えるように作られていますが、
身体的健康、情緒的ウェルビーイング、自尊感情、家族、友だち、学校生活の6項目からなっています。
「自尊感情」をそれらQOL尺度を構成する大切な一部分としていることがすばらしいと思いました。
それは、臨床的に活用しやすい、
つまり、他の5項目との関係から次の支援を考えることができやすいと思うからです。
臨床医としての著者の立場だからこそだと思いました。
研究やデータがあり、示唆するものについて記述されていますので、具体的な対策を考える土台になると思います。家庭の状況や、対策については多くのパターンがあるため、これを読んだ上で各自ができうることをするのが良いかと思います。
先生ご自身が長年携わった具体的な臨床例と、国際的かつ客観的な統計データの両輪が
「日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか」というタイトル通りの現象を解説しており、目から鱗の連続です。
教師、親、そのほか子供と接する職業に従事する方、
そして自分自身の自尊心に悩む多くの大人にとっても、必読の書でしょう。
ですが、残念なことに、「ゲーム脳」の理論に対して、やや肯定的な文章が見られます。
参考文献にも森昭雄著『ゲームの脳の恐怖」が並んでいます。
先生も懐疑的だったのか、ゲームの悪影響の一つに「前葉頭の機能低下(?)」と、あえて?を付記されています。
ですので恐らく記述があるのは、先生が「ゲーム脳」を信じていたわけではなく、
出版当時の社会そのものが「ゲーム脳」を信じていたからでしょう。
発表されたばかりの理論(というほど立派なものではありませんが)を頭ごなしに否定するのも、
それもまた学術的な態度ではない、と考えられたからかもしれません。
ですが今や「ゲーム脳」理論は多くの識者に批判され、
それこそ一般的なネット利用者でさえ「トンデモ」「疑似科学」という認識を抱いています。
そして本作はご覧のAmazonページでわかるとおり、kindleで誰でも無料で読むことができます。
もし先生に相談する子供やその親が、この「ゲーム脳」の記述を見たら、
物理学者の本棚に『水からの伝言』があったり、歴史学者が「江戸しぐさ」を信じていた時のような、失望、いや、恐怖すら感じかねません。
また逆に、何も知らない親御さんが読まれたら、参考文献から辿って『ゲーム脳の恐怖』をまともな書籍と勘違いして読みかねません。
私も本作を途中まで読んで、たいそう蒙を啓かれていたところ、いきなり本の終盤で「ゲーム脳」なる単語が飛んできて、目が点になりました。
重ね重ね代わって弁明を述べさせていただきますと、
本作における「ゲーム脳」に関する記述はほんのわずかであり、
それ以外の内容は地に足の着いた臨床例と、統計的に有意なデータで構成されています。
この2017年に本書を読むような方は、とっくに「ゲーム脳」のいかがわしさを知っているはずですので、特に悪影響はないはずです。
悪影響なのは、この本まで「トンデモ」扱いされることです。
作中で先生は「ゲーム・ケータイに浸かるような生活は10歳にはまだ早い」という、
極めて常識的な(そして先生の実体験でもある)現象の説明の捕捉に「ゲーム脳」に触れています。
同じく文中で「受験勉強やお稽古事なども、ゲームと同じ悪影響がある」と明記しています。
確かに「長時間Xをした場合、子供は、コミュニケーション不足や運動不足になる」というXに何を代入しても同じ結果になりますからね。
ただ、本書によるとゲームは(他の受験勉強やお稽古事と違って)子どもの疲労や睡眠不足にもつながるようです。
恐らくその原因は長時間ディスプレイを見続けることによるブルーライトの悪影響もあるでしょうし、
そして何より受験勉強やお稽古事と違ってゲームが「面白い」「熱中できる」からではないでしょうか。
ついついゲームを2、3時間やってしまう子はいても、ついつい受験勉強を2、3時間してしまう子は(ほぼ)いないはずです。
ですので、「子どもにゲームは悪影響である」という証明に、あの「ゲーム脳」理論を使う必要はないのです。
本作のテーマの「自尊感情」を増やす方法として「子どもの優れているところをほめてあげる」というものがあります。
減点方式ではなく、長所を見つけて、君は勉強ができる、君は運動が得意だ、君は歌がうまいetc……と褒めてあげることです。
その中に「君はゲームがうまい」という褒め方もあってもいいではないでしょうか。
ゲームには、学校でのストレスや報わなさを(仮初めとはいえ)救ってくれる、癒してくれる効果もあります。
スクールカースト下位の子供たちはオタク文化との親和性が高いので、当然、そのような目的でゲームを必要とする子たちもいるはずです。
そんな子供たちの自尊感情を根こそぎ蹂躙しようとしたのが『ゲーム脳の恐怖」なのですから、本作のテーマとしても矛盾しているのではないでしょうか。
非常にお手数とは思われますが、古荘純一先生には、本作の「ゲーム脳」に関する記述の削除をお願いしたいです。
先生の連絡先を探したのですが、ご連絡が取れそうにないので、仕方なく、Amazonレビューに書きます。
先生の連絡先をお知りの方、あるいは、お知り合いの方は、この件を先生にお伝えいただければともいます。
差し出がましいことと思いますが、何卒ご検討のほどよろしくお願いいたします。
タイトルが「なぜ低いのか」ですからそこを求めてもいけない気もしますが。
教育に興味がある方は読んでおいても良いのではないでしょうか。ただし使われている資料自体はやはり少し古いです。