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大麻ヒステリー (光文社新書 409) 新書 – 2009/6/17
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』『偽善エコロジー』の著者が、科学的知識と歴史的事実をもとに、常識のウソを暴く!
●大麻取締法違反で逮捕された芸能人や文化人、スポーツ選手、大学生などを、テレビや新聞を中心としたマスメディアが袋だたきにする----同じような構図が、日々繰り返される。
しかし多くの日本人には、大麻がどういうものか、大麻取締法がどういう経緯で成立したか、そもそも痲薬とは何かという知識が決定的に欠けている。にもかかわらず、なぜ大麻というだけで思考停止状態に陥り、批判の大合唱になるのだろうか?
日本人が日本人であるために、そして自らの頭で、科学的に考える習慣をつけるために、さまざまな側面から大麻問題を考える。
【オビより】
Q1 精神作用のある成文(THC)の含まれない大麻を育てても逮捕されますか?
A1 逮捕されます。
Q2 THCの作用はどういうものでしょうか?
A2 依存性、禁断性、耐性、切望感、いずれもタバコやアルコール以下です。
Q3 「入り口論」というのを聞いたことがありますが......?
A3 科学的には否定されています。
【著者紹介】
武田邦彦(たけだくにひこ)
1943年東京生まれ。東京大学教養学部卒。現在、中部大学教授。専門は資源材料工学。工学博士。『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』シリーズ(洋泉社)、『暴走する「地球温暖化論」』(共著、文藝春秋)、『偽善エコロジー』(幻冬舎)、『「地球温暖化」論で日本人が殺される!』(共著、講談社)、『武田邦彦はウソをついているのか?』(共編、PHP)、『暴走する「偽」環境ビジネス』(KKベストセラーズ)、『家庭で行う正しいエコ生活』(講談社)など著書多数。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/6/17
- ISBN-104334035116
- ISBN-13978-4334035112
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/6/17)
- 発売日 : 2009/6/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4334035116
- ISBN-13 : 978-4334035112
- Amazon 売れ筋ランキング: - 227,327位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,004位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について

1943年東京都生まれ。工学博士。東京大学教養学部基礎科学科卒業。その後、旭化成ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学工学部教授、名古屋大学大学院教授を経て、中部大学教授。世界で初めて化学法によるウラン濃縮に成功し日本原子力学会平和利用特賞を受賞、内閣府原子力委員会および安全委員会専門委員などを歴任。原子力、環境問題をめぐる発言で注目されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義 (ISBN-10: 4093882851)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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日本の大麻規制について、あらゆる見地から立証しており、常識が常識でないことを理解させてくれます。
情報過多の時代で、ますます自分の考えで判断することが必要になります。
その思考過程を植え付けてくれる本です。
なぜダメなのか。どういった経緯でダメなのか。
それが、果たして本当に正しい事なのか。
自分で調べて、自分自身の頭で考えた上で判断する事が大事なんだと思いました。
それに一石を投じる一冊となっています。
まずはその「大麻ヒステリー」がアメリカのヒスパニック系への差別に絡んだ
プロパガンダによって造られ、それまで大麻を吸うという習慣の無かった
日本にそのまま適用されてしまったという滑稽な背景の説明から。
そしてその「毒性」(依存性、禁断性、耐性、切望感、陶酔感)が実際には
アルコールよりも遥かに低いこと。
入り口(ゲートウェイ)論に関しては、大麻そのものがゲートウェイなのではなく、
不当に取り締まってアウトロー感を与える事によって他の薬物に走らざるを得なく
させるのだと主張しています。
続いて「酒は昔からみんながやってるからOK、大麻は少数派だからアウト」みたいなものは「悪法もまた法」として認めるべきではないと。
続いて精神作用のある成分THC(カンナビロール)と、THCをほとんど含まない
日本産の大麻等とを分けて考えるべきだとしています。
その上で「カンナビロール法」を作って、規制するなりアルコールのように
条件付きで規制するなりして我が国の判断で管理するのが良いと述べた上で、
著者は「嗜好品としては最良のものではないか」との考えを述べています。
続いて外国人による日本・日本人の素晴らしさを説いたコメントをつらつら挙げた上で、
たとえ日本でアヘンやヘロインが解禁されたとしても、身を滅ぼす日本人はごく一部なのではないかと言っています。
(この下りは正直要らないような気もしますが、筆者はどうしても言っておきたかったのでしょう。)
本書の出版は2009年ですが、その頃には「医療大麻」という概念が無かったのか、
治療薬としてのベネフィットに関しての話は一切出てきません。
また、アルコール等と比較して「カンナビロールはそれほど有害ではない」と
主張し、有害性に関するウソ情報を喝破している一方で、「カンナビロール法」を
作って管理しないといけないような成分に一体どんな有害性が懸念されているのかに
関しては、ほとんど触れられていないのも気になりました。
ちょっと英語で調べただけで「生殖能力の低下」とか、「若い人が使うと記憶能力に
問題が起きる事がある」といった情報が出てきました。
もしそれらもウソだとか取るに足らないというなら、
それも取り上げて喝破して欲しかったです。
その変がちょっと心残りでしたが、武田氏のような知識人がこの問題を本にしてくれたというのは
大きいと思います。
どう見ても自身が大麻愛好家の人とか、そっち関係のビジネスしてる人がメリットばっかり
書いてる本とか、イマイチ信用できませんからね笑
という訳で、続編に期待します笑。
という印象になりそう。
難しいことは知らんけど、学者さんがいいって言ってた、みたいな
酒が過去、現在に於いて、どれ程の人間を病気や事故や事件、暴力で人を死に追いやっているか知ってますか?
その被害は大麻に比べ何万倍に匹敵しますか?
イスラム圏の14億人の人々が絶対に酒を飲みませんが、その理由は何故ですか?
彼らがアル中大国、日本の国民に対して大麻のように辛辣な非難をしないのは何故ですか?
武田氏が言いたいことは、大麻を題材に国家の歪んだ構造を指摘しているということです。
国家は肺がんの原因になるタバコを堂々と独占販売ときながら、癌患者が増えるとタバコの利益ががん治療費を上回るやいなや、賠償を恐れ販売権を天下りの民間に売り飛ばし、同時に販売価格を3倍に上げて税金を吸い上げる。
また塩田を国民から取り上げ金の儲かる工業地帯に転売し、命に係わるミネラルを排除し、工業用に余った塩化ナトリウムを国民に強引に食わせ、予言どうりミネラル不足による疾患が多発すると今度は賠償を恐れ慌てて専売を放棄する。政治家は財界のダニ!!どんな姑息な手段も厭いません。目の前にある海水乾かして塩の結晶を作ると罪人?人間は塩がないと絶対に生きられない。それをいいことに独占販売するなど狡猾極まりない。イマジンで有名なジョンレノン。シェークスピア。世界で初めて大麻を容認したウルグアイの大統領。みんな大麻の愛好家。その覚醒したピュアな神のマインドが世界には不都合なのです。偏見、差別、紛争は無知、無教養、未経験の産物です。ライ病患者もいい例です。現在国はライ病患者に一生かけても償えないほどの人権侵害をしたとして、全ての人が終身するまで巨額な補償で償いをしています。大麻も同じ道を歩むことでしょう。
いま、麻について勉強中、とても参考になりました