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一箱古本市の歩きかた (光文社新書 433) 新書 – 2009/11/17
日本全国「ブックイベント」案内!!
誰でも「本屋さんごっこ」を楽しめる
一箱古本市がはじまったきっかけ、
関わっている人たち、
各地の現状を伝える画期的な一冊!!
◆ 内 容
紋切り型のように「読書離れ」や「出版危機」を叫ぶのではなく、
もっと日常的な場所から、本との付き合い方を見直してみたい。
そう考えて、ぼくはこの本を書いた。
(「まえがき」より)
二〇〇五年、東京の谷中・根津・千駄木、
通称「谷根千」と呼ばれるエリアで
「不忍ブックストリートの一箱古本市」がスタートした。
「一箱古本市」とは、その地域に点在する店の軒先を借り、
その前で一人が一箱の古本を販売するという、
誰もが自由に参加できるイベントである。
一箱古本市を含む全国のブックイベントで、
「本と遊ぶ」感性をもつ「能動的な読者」の現在を報告しながら、
本との新しい付き合い方を考える。
◆ 目 次
はじめに 「一箱の宇宙」で本を遊ぶ
第 一 部 不忍ブックストリートができるまで
第 二 部 日本全国「ブックイベント」ガイド
◇ 陽気な博多っ子たちの本の祭り (福岡)
◇ 商店街に古本が溶け込んだ日 (名古屋)
◇ 杜の都を本で彩る (仙台)
◇ 一騎当千の地域集団「わめぞ」 (早稲田・目白・雑司が谷)
◇ 文化の<るつぼ>から生まれるもの (中央線沿線)
◇ 人でにぎわう街を取り戻したい (米子)
◇ 地域から世界へ、ネットからリアルへ (広島)
◇ 本屋がないから、つくってみよう (追分・小布施)
◇ 「本の町」の可能性を探る (高遠)
◇ 女性店主たちのブックカフェ (大阪・神戸・京都)
◇ 紙でしか伝えられないこと (フリーペーパー)
第 三 部 書ととも街に出よう
おわりに 「ミスター一箱古本市」と呼ばれて
◎ 全国ブックイベント年表
◆ 著者プロフィール
南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)
一九六七年島根県出雲市生まれ。ライター、編集者。
早稲田大学第一文学部卒業。明治大学大学院修士課程修了。
古本、新刊、図書館、ミニコミなど、本に関することならなんでも追いかける。
一九九七年から二〇〇五年まで、編集スタッフとして「本とコンピュータ」編集室に在籍。
「不忍ブックストリートの一箱古本市」発起人。
著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、
『路上派遊書日記』(右文書院)、『老舗の流儀』(幻冬舎メディアコンサルティング)、
共著に『ミニコミ魂』(晶文社)などがある。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/11/17
- ISBN-104334035361
- ISBN-13978-4334035365
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/11/17)
- 発売日 : 2009/11/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4334035361
- ISBN-13 : 978-4334035365
- Amazon 売れ筋ランキング: - 311,499位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,309位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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しかし,人と人,人と知を結びつける楽しげなこの一連の試みは,きっと日本に新しい動きをもたらしてくれるに違いない。
ボクも一箱古本市をやってみたくなった。そして住んでいる町の閉塞感を何とかしてみたいと思った。
とんでもなくパワフルな男=南陀楼綾繁さんのエネルギーは一箱古本市にだいぶ注ぎ込まれています。彼がやっているブログ・本・トークショー・一箱古本市というメディアミックスはマスコミを震撼させるところには永久にたどりつけないですがそれが楽しさかもしれません。これからも楽しい本の執筆を心待ちにしております。
2010年の春の本家一箱古本市は4月29日と5月2日におこなわれました。最近ちょっと谷中方面に箱が偏っているいるような感じです。根津方面も大家さんを開拓してください。
筆者の奥さんのイラストや地図も結構掲載してあり、それがイメージを膨らませます。活字だけでは単調になりがちな記述をフォローしていました。
大昔、縁日や夜店に古本屋さんが来て即席の店を開いていました。子供でしたが結構常連となってそれらの店の前に入り浸っていた頃を思い出します。古書店という規模ではないところに手作りの味やアマチュアの心意気が感じられました。
通称「谷根千」と呼ばれるエリアで開催された「第1部 不忍ブックストリートができるまで」のあたりは物珍しく読み進めました。
「第2部 日本全国『ブックイベント』ガイド」では「陽気な博多っ子たちの本の祭り(福岡)」「商店街に古本が溶け込んだ日(名古屋)」「杜の都を本で彩る(仙台)」などの具体的なイベント例が続きます。状況はそれぞれ違いますが、同じような展開になりますので、一般的な関心しかない読者は置いてけぼりを食らう感じがしました。勿論、各地のイベントを紹介する価値はありますが。例示の仕方の問題です。
やっている人たちは楽しそうですが、実際そのイベントを見たこともない我々は「そうですか」としか言いようのない感想を持ちました。
文章も巧みですし、古本についての知識もあり、何より草の根的な街おこしやイベントプロデューサーとしての才能は伝わってきました。