何度も用語に対する解説を挟んであったので読みやすかったです。
読者目線で書かれていた(実例を多く出して想像しやすくする、時折筆者の考えが書かれていた)ので、少し難しい内容でしたが読みやすかった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
影響力 その効果と威力 (光文社新書 457) 新書 – 2010/4/16
今井 芳昭
(著)
◎「影響力」は意外なところにひそんでいる
以前に、家電量販店にプリンタのインクを買いに行ったときのことです。そのときは、そろそろパソコンを買い換えようと思っていたときでもありましたので、どんな新製品が出ているのか見ようと思い、パソコン売場をゆっくり見て回っていました。すると、2人の若い男性の会話が聞こえてきました。
「**社のパソコンは、結構、故障が多いんだってさ」
その男性のパソコンに関する知識がどの程度か知るよしもありませんが、私はその言葉に影響を受けて、それ以来、パソコンを購入する際に、**社を候補に考えることはなくなりました。
以前に、家電量販店にプリンタのインクを買いに行ったときのことです。そのときは、そろそろパソコンを買い換えようと思っていたときでもありましたので、どんな新製品が出ているのか見ようと思い、パソコン売場をゆっくり見て回っていました。すると、2人の若い男性の会話が聞こえてきました。
「**社のパソコンは、結構、故障が多いんだってさ」
その男性のパソコンに関する知識がどの程度か知るよしもありませんが、私はその言葉に影響を受けて、それ以来、パソコンを購入する際に、**社を候補に考えることはなくなりました。
- 本の長さ278ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/4/16
- ISBN-104334035612
- ISBN-13978-4334035617
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
今井芳昭(いまいよしあき)
1958年埼玉県に生まれる。'81年学習院大学文学部心理学科卒業。'88年東京大学大学院社会学研究科社会心理学専門課程博士課程単位取得満期退学。東洋大学社会学部教授。博士(社会学)。著書に『影響力を解剖する』(福村出版)、『セレクション社会心理学10 依頼と説得の心理学』(サイエンス社)、共編著に『仕事のスキル』(北大路書房)、共著に『社会的認知研究のパースペクティブ』(培風館)、『社会心理学研究法』(福村出版)、共訳書に『影響力の武器』(誠信書房)などがある。
1958年埼玉県に生まれる。'81年学習院大学文学部心理学科卒業。'88年東京大学大学院社会学研究科社会心理学専門課程博士課程単位取得満期退学。東洋大学社会学部教授。博士(社会学)。著書に『影響力を解剖する』(福村出版)、『セレクション社会心理学10 依頼と説得の心理学』(サイエンス社)、共編著に『仕事のスキル』(北大路書房)、共著に『社会的認知研究のパースペクティブ』(培風館)、『社会心理学研究法』(福村出版)、共訳書に『影響力の武器』(誠信書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/4/16)
- 発売日 : 2010/4/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 278ページ
- ISBN-10 : 4334035612
- ISBN-13 : 978-4334035617
- Amazon 売れ筋ランキング: - 446,176位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
45グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心理学の初学者のレポート用に参考にしたくて買いました。大学のテキストや論文よりかみ砕いたわかりやすい文章で意味が理解しやすく助かりました。しかし,レポートにそのまま引用するのはあまり向いていない気がしました。いわゆる論文よりかなりカジュアルな書かれ方だからです。フォロー教材としていいと思いました。読み物として難解すぎず興味本位すぎず(エビデンスに基づいて書かれているため),読みやすく学習にもなります。
2010年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人と人との関係はどのような要素が反映しているのか、どのようにすれば人に強い影響力を与えられるのかを学びたくて購入通読
読んでみると、人が人に与える影響を人と人との関係の間にどのような関係があるかを主体において分類してくれている。「賞影響力」「罰影響力」を基本として「正当影響力」「専門影響力」「参照・魅力影響力」「情報影響力」資源を持たない個人の発する影響力として「対人関係影響力」「共感影響力」「役割影響力」を説明してくれている。非常にしっくりとくる。また上記だの分類が互いに絡み合って発生する「聞き漏れ効果」「行動感染」なども面白く説明してくれている。人と人との関係も一つのシステムと考えたとき、集団で環境に適応するために生まれたシステムなのかもしれない。システムとみなした時にはブラックボックスではなく最適なバランスを環境選択に任せることなく自分で見出すこともできるのかもしれない。影響力も人間という集団、組織、種が生き残るためのツールなのかも・・・
非常にいろいろなことを考える機会をもらった書籍だと思います。人間関係を俯瞰的にみるときに各関係にたいしてどの力が働いているかを冷静に分析できれば、今まで見えてこなかったものが見えてきそうな気がします。
読んでみると、人が人に与える影響を人と人との関係の間にどのような関係があるかを主体において分類してくれている。「賞影響力」「罰影響力」を基本として「正当影響力」「専門影響力」「参照・魅力影響力」「情報影響力」資源を持たない個人の発する影響力として「対人関係影響力」「共感影響力」「役割影響力」を説明してくれている。非常にしっくりとくる。また上記だの分類が互いに絡み合って発生する「聞き漏れ効果」「行動感染」なども面白く説明してくれている。人と人との関係も一つのシステムと考えたとき、集団で環境に適応するために生まれたシステムなのかもしれない。システムとみなした時にはブラックボックスではなく最適なバランスを環境選択に任せることなく自分で見出すこともできるのかもしれない。影響力も人間という集団、組織、種が生き残るためのツールなのかも・・・
非常にいろいろなことを考える機会をもらった書籍だと思います。人間関係を俯瞰的にみるときに各関係にたいしてどの力が働いているかを冷静に分析できれば、今まで見えてこなかったものが見えてきそうな気がします。
2016年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、著者が引用した文献が一覧表示になっていたり、とても丁寧な姿勢で表されている点が好印象です。
新書という紙幅上の制約条件はあるものの、リファレンスマニュアル的な使い方には寧ろ向いており、学習することに向いているだけでなく、「サッと辞書のように引ける」点が使い勝手のい点で私は高評価するところです。
心理学の本は最近よく読むのですが、影響力という領域にスポットを当て、カテゴリー区分することで、散らかしっぱなしだった思考が整理整頓されるような爽快感を覚えながら、デスクの上に置いています。
インデックスを貼っておくと便利です。
新書という紙幅上の制約条件はあるものの、リファレンスマニュアル的な使い方には寧ろ向いており、学習することに向いているだけでなく、「サッと辞書のように引ける」点が使い勝手のい点で私は高評価するところです。
心理学の本は最近よく読むのですが、影響力という領域にスポットを当て、カテゴリー区分することで、散らかしっぱなしだった思考が整理整頓されるような爽快感を覚えながら、デスクの上に置いています。
インデックスを貼っておくと便利です。
2016年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当然のことながら、影響力という力は、影響を及ぼす事象と影響を受ける人との相互作用の中で発生する。
従って影響力の発生する機序やアルゴリズムをある程度理解しておくことは、
影響を受ける主体である自分自身を守る上ではとても有用だろう。
社会心理学の基礎概念が軽妙に記述されており、飽きずに読み通すことができる。
あくまでも入り口にしかすぎないが、社会心理学の有益な知見を概観するには良書と言えるだろう。
従って影響力の発生する機序やアルゴリズムをある程度理解しておくことは、
影響を受ける主体である自分自身を守る上ではとても有用だろう。
社会心理学の基礎概念が軽妙に記述されており、飽きずに読み通すことができる。
あくまでも入り口にしかすぎないが、社会心理学の有益な知見を概観するには良書と言えるだろう。
2011年10月19日に日本でレビュー済み
社会心理学に基づいて、人の人に対する影響力を分類し,解説している。
大学の先生が書かれた真面目な本で、参考文献も膨大にある。
新書としては,とても役立つものだと思いました。
本書では,影響力について6章で取り上げている。
1 人はアメとムチに弱い - 賞影響力と罰影響力
2 人は権威に弱い - 専門影響力と正当影響力
3 人は好きな人に弱い - 参照・魅力影響力,情報影響力
4 人は人の行動に弱い
5 人は集団の空気に弱い
6 人は無意識レベルでつつかれると弱い
個別の内容では,
p255で
「(e) コミットメント(関わり)
コミットメントとは聞き慣れない言葉ですが,あることに「関わり」をもつことです。」
と分かり易く説明しています。
p241で「コントロール感を高めるもの」という記述のところで,
ペットが犬1310万匹、猫1373万匹という数字を示しているが,
その後、犬の場合だけを説明している。
猫は自由な振舞をして,ゆるいコントロール感のはずなのだが,
そこを説明していないのは残念だった。
ps.
コミットメントというカタカナ語は,日本ではこの10年ほどの流行言葉で、日産自動車では「必達目標」という訳語を使われていました。
「日経ものづくり雑誌ブログ
日産ゴーン社長がコミットメント経営をやめた背景
2008/04/09 19:14 近岡 裕」
にもあるように,一面的な取り上げ方では駄目なのが分かる。
大学の先生が書かれた真面目な本で、参考文献も膨大にある。
新書としては,とても役立つものだと思いました。
本書では,影響力について6章で取り上げている。
1 人はアメとムチに弱い - 賞影響力と罰影響力
2 人は権威に弱い - 専門影響力と正当影響力
3 人は好きな人に弱い - 参照・魅力影響力,情報影響力
4 人は人の行動に弱い
5 人は集団の空気に弱い
6 人は無意識レベルでつつかれると弱い
個別の内容では,
p255で
「(e) コミットメント(関わり)
コミットメントとは聞き慣れない言葉ですが,あることに「関わり」をもつことです。」
と分かり易く説明しています。
p241で「コントロール感を高めるもの」という記述のところで,
ペットが犬1310万匹、猫1373万匹という数字を示しているが,
その後、犬の場合だけを説明している。
猫は自由な振舞をして,ゆるいコントロール感のはずなのだが,
そこを説明していないのは残念だった。
ps.
コミットメントというカタカナ語は,日本ではこの10年ほどの流行言葉で、日産自動車では「必達目標」という訳語を使われていました。
「日経ものづくり雑誌ブログ
日産ゴーン社長がコミットメント経営をやめた背景
2008/04/09 19:14 近岡 裕」
にもあるように,一面的な取り上げ方では駄目なのが分かる。
2012年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日々の仕事でやや詰まっている時期に読みました。多少の勇気を湧き立たせる内容でもありました。