プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,540¥1,540 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥498¥498 税込
配送料 ¥240 6月5日-7日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書) 新書 – 2010/7/16
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ406ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/7/16
- ISBN-104334035752
- ISBN-13978-4334035754
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
出版社からのコメント
「科学界のインディ・ジョーンズ」とSF作家による極限対談。
◎南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間......低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、どんな過酷な環境にも生命は存在する!?
辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、『クリスタルサイエンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、地球の"極限環境"に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、生命の謎や本質について語り合った。
生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊。
【目次】
プロローグ 辺境の生物を訪ねる旅へ
第1幕 南極は"しょっぱい大陸"
第2幕 深海で出会った生物の「大群」
第3幕 原始地球は温泉三昧
第4幕 乾燥と「高イオン強度」に耐える生物
第5幕 「スローな生物学」への挑戦
第6幕 宇宙空間で生き延びる方法
エピローグ 生命は宇宙を破壊する
【著者紹介】
長沼毅(ながぬまたけし)
一九六一年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。生物学者。理学博士。海洋科学技術センター(現・独立行政法人海洋研究開発機構)等を経て、九四年より広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。著書に『深海生物学への招待』(NHKブックス)、『「地球外生命体の謎」を楽しむ本』(PHP研究所)などがある。
藤崎慎吾(ふじさきしんご)
一九六二年、東京都生まれ。作家、サイエンスライター。小説に『ハイドゥナン』(ハヤカワ文庫JA)、『鯨の王』(文春文庫)、『祈望』(講談社)など、ノンフィクションに『深海のパイロット』(共著、光文社新書)、『日本列島は沈没するか?』(共著、早川書房)がある。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/7/16)
- 発売日 : 2010/7/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 406ページ
- ISBN-10 : 4334035752
- ISBN-13 : 978-4334035754
- Amazon 売れ筋ランキング: - 714,302位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,058位光文社新書
- - 9,956位生物・バイオテクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1962年、東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサー などをするかたわら小説を書き、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現 在はフリーランスの立場で小説のほか科学関係の記事やノンフィクションなどを執筆している。家族は妻と息子およびリクガメ1匹。
スキュー バダイビングを始めたことがきっかけで海にのめりこみ、会社を休職して3年間もアメリカの大学院に留学。東海岸のチェサピーク湾で大学の研究船や漁船に乗 り、網やドレッジで魚や蟹、貝などを獲る日々を送った。それらの獲物はもちろん研究材料だったが、貧乏な留学生の貴重な食糧源にもなった。修論はブルーク ラブという蟹(ガザミの一種)の生態に関する研究である。ブルークラブは「ソフトシェルクラブ」として、日本でも食べられるところは多い。
結 局、研究者の道へは進まずに復職し、真面目な勤め人生活を10年近く続けた後で脱サラした。金はなくなったが時間はできたので、機会をとらえては海洋研究 開発機構の様々な研究船に乗せていただいた。このうち海洋地球研究船「みらい」では1カ月近くも南極海を航海し、また有人潜水調査船「しんかい6500」 では水深1,500mの海底カルデラに潜航した。また広島大学の練習・調査船「豊潮丸」にも何度か同乗させていただいた。これらの体験は『深海のパイロッ ト』『ハイドゥナン』『鯨の王』『深海大戦』『辺境生物探訪記』といった作品に生かされている。今後も海を舞台にしたSFや冒険小説、歴史小説、ノンフィ クションなどを書いていきたいと考えている。
海以外では宇宙や生命科学、脳科学、民俗学などに強い興味を持っている。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
新書ながら内容充満、読み応えあり。
縦横無人なトークに翻弄されるが、科学的な姿勢は一応一貫している対談だ。
今年は4年ぶりに開催された『深海』展もあったりして、深海関連の番組やプログラムをたくさん目にしたり耳にする機会もあって、それらとの比較という点でもおもしろく読めました。
内容については、今挙げた深海を取り上げている第2幕、それから関連の第3幕、あと、個人的には第5幕の地下、スローな生き方っていうアプローチがかなりおもしろく読めました。
逆に宇宙については自分はあまり興味が無いので、第6幕~エピローグの地球外生命体に関するものには興味ないかなと思いきや、その前のストーリーともつながりがあるので、自分が知らない部分にも興味を持つきっかけをつくってくれたのが良かったです。
全体を通じて、インタビュー/対話形式で書かれているあたりも読みやすく、頭のなかに入ってきやすかったです。
限られたスペースでテーマ別に書かれているので、当然ながら詳細までは描かれていませんが、逆に、自分が興味を持ったものを読み進めるための最初の一歩の1冊に最適と思います。
あと、本書の初版が2010年で、実際、その後にいろいろな発見や新しい情報が含まれているかと思うので、ぜひまた最新の状況での、皆さんの対談・鼎談によるコンテンツを読んでみたいです。
また、カラー写真や図表が豊富に入っているので、微生物学初心者でも「意味不明感」が薄いのではないかと思います。
この前に読んだ科学書 ミミズの話 が文章だけの本だったので、余計にありがたみが身にしみました。
驚きだったのは地下生物(ミミズ、虫以外はほとんど微生物)の総量は陸上生物のそれの数倍であると現代科学では考えられている事です。
それなら僕らは地球生物の事をほとんど知らないという事ですから、困ったもんです(笑)
そんな地下生物や深海生物、極地生物など長沼さんの専門範囲は広く面白いです。
光文社は昔「カッパサイエンス」という面白い本を出していましたが、それの進化系だなと思って、僕は楽しく読めました。
全11回の対談のうち、本書には8回分が収められている。
おもしろいのは、会議室や喫茶店での対談ではなく、わざわざ「辺境」まで出かけていって話している点だ。伽藍岳の火口でごうごうと水蒸気が吹き出しているなかでやったり、瑞浪超深層地層研究所で行ったり、高エネルギー加速器研究機構に出かけていったり。
また、場所と話題も関連しており、鳥取砂丘で乾燥に耐える生物について語ったり。
企画として秀逸だ。また、それを2人が心から楽しんでいるのが伝わってくる。
内容は、長沼さんが自身の研究人生から、いろいろな話題を提供するというもの。富山湾の深海調査でオオグチボヤを見つけたこと、南極探検でなぜかイタリア調査隊に加わることになったこと、地下200メートルの研究室での実験など、どれも刺激的。まだ論文にはなっていないような「見込み」や「期待」が語られているのにも、ワクワクさせられる。
また、裏話的なものか満載なのもいい。
極限環境で生きる微生物の話、最近問題になっている放射性物質の処理方法、更には生命の起源など、哲学的な話に至っても想像で物を考えず、必ずエビデンスをもって話すあたり、ちゃんとした科学者の方達だとおもった。
ベストセラー作家との対談形式で綴ります。
その極限の環境でいきる生物の不思議さ、おもしろさについては、あえて言葉を足すまでもありません。
興味津々で、明日も仕事だっつーのに、ほぼ徹夜で読んでしまいましたよ。
で、本書のおもしろさというか意義は、メインのテーマである謎な生物の興味深さで尽きるものではあり
ません。それぞれの対談は、実際の極限環境に近いロケーションで行われます(砂漠の生命を語るの
に、鳥取砂丘に行ったりとか)。これは聞き手である作家氏が、せめてもの臨場感を得たいがために選
択した形式だったとか。
でも、擬似的な臨場感だけではなく、結果的に、日本における先端研究施設巡りの観を呈していま
す。そして、それぞれの現場では、インディ・ジョーンズ氏が、そこでの研究それ自体のあれこれ(いや、
穴を掘るのは金がかかるのよ〜とか、共同研究プロジェクトでデータは共有したいからね〜とか)も勢い
で語っています。
これがまた興味深い。
理系離れとかイノベーションの枯渇とかいわれる昨今、実はいろんなところで、いろんな制約に苦しみな
がらも、うちらの国は、しっかり先端的な研究を粛々と進めていたのだってことがわかってしまいます。
そりゃそうで、いかに生物学者氏がタフで有能であっても、バックアップの多くの職員・施設・資金がなけ
れば、こんな研究はできない道理ですから。
そして、まだどんな結果が出るかはわからないけれども、「きっと、こういうことがわかるんじゃないか」とか
「こういうことを調べるには、こんなこと(海水に溶けている分子濃度の偏差から、このあたりになんかある
と当たりをつけるとか諸々)をしなきゃ」といった、戦略を持ったうえで、研究をすすめているところとか。
事業仕分けをする人々に読んで欲しい一冊ですよ。
テーマによってはゲストも参加しての鼎談となる。
また、各章末には、本文からの発展的な内容をコラム対談と称して収録する。
読み始めると分量はまったく気にならない。博覧強記な長沼さんの面白い話を引き出す、藤崎さんのリードが巧みなのだと思う。
次にはどんな面白い話が飛び出すのかと、どんどんページをめくってしまう。
サイエンスの話だけではなくて、お酒や温泉の話なども出てきて、目先が変わるのもよかったのだろう。
深海、砂漠、南極、温泉、地底などにいる生物、そして宇宙生命の可能性について縦横に語られていく。
なかでも印象に残ったのは第6章とエピローグで言及される宇宙生命の可能性だ。
もう少しくわしく知りたいと思っていたら 生命の起源を宇宙に求めて―パンスペルミアの方舟 (DOJIN選書36) という、長沼さんの本が出ていた。