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旨い定食 途中下車 (光文社新書) 新書 – 2011/5/17
【カラーを含む写真190収録。著者直筆イラスト付き】
「定食マエストロ」による
「定食×鉄道」痛快エッセイ!
この一瞬一瞬こそ、人生で最高の幸せだ!
◎ 内容紹介
本書では、特別な長距離特急やゴージャスな寝台列車、
さらには秘境鉄道に乗るわけではない。
大都市圏での生活で普段乗る電車、私はそれを「生活鉄道」と呼ぶが、
それに乗ってひたすら定食を食べに行った記録だ。(「まえがき」より)
東急東横線、東急大井町線、京浜急行、京王電鉄、西武鉄道、
阪急電車、札幌市電、函館市電、東急世田谷線、阪堺電気軌道で見つけた美味しい味。
鉄道にぼんやり乗って、別の街にご飯を食べにいく----。そんな一瞬一瞬こそ、人生で最高の幸せだ。
やっぱり日本人なら定食。
食べて感謝、心遣いに感謝。「定食マエストロ」による「定食×鉄道」痛快エッセイ。
◎ 目 次
まえがき ---- 「生活鉄道」に乗って
第1章 東急東横線の旅 ---- 変化の激しいオシャレ電車(半分廃線・廃駅紀行)
第2章 東急大井町線の旅 ---- 変化の果てに「もと」に戻る
第3章 京浜急行の旅 ---- 快走! 男電車!
第4章 京王電鉄の旅 ---- 各路線で異なる個性
第5章 西武鉄道の旅 ---- 新宿線と池袋線を中心に
第6章 阪急電鉄の旅 ---- カッコいいマルーン!
第7章 札幌市電の旅 ---- フォトジェニックな路面電車
第8章 函館市電の旅 ---- 帰ってきた感じの「函館」
第9章 東急世田谷線の旅 ---- 世田谷お菓子と定食紀行
第10章 阪堺電気軌道の旅 ---- 定食路面電車の味わい
あとがき ----「生活鉄道」は続くよ ---- あとがきに代えて
◎ 著者プロフィール
今柊二(こんとうじ)
1967年愛媛県生まれ。横浜国立大学卒業。定食評論家、畸人研究学会主幹。
会社勤めのかたわら、日本全国の定食屋と立ちそば屋を訪ね歩き、日夜調査・研究を展開。
著書に、『定食と文学』(本の雑誌社)、『定食学入門』(ちくま新書)、
『定食バンザイ!』『がんがん焼肉もりもりホルモン』(以上、ちくま文庫)、
『定食ニッポン』『ニッポン定食紀行』『立ちそば大全』(以上、竹書房文庫)などがある。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2011/5/17
- 寸法11 x 1.3 x 17.5 cm
- ISBN-104334036236
- ISBN-13978-4334036232
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2011/5/17)
- 発売日 : 2011/5/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 238ページ
- ISBN-10 : 4334036236
- ISBN-13 : 978-4334036232
- 寸法 : 11 x 1.3 x 17.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 733,848位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,064位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「まず味噌がタップリとかかったサバを口に入れ、味噌と鯖のマッチングを
口の中で確かめる。”こりゃウマイ!” 店長良い仕事してます!
鯖が口中で溶けてしまわない内に、メシをガガッとかきこんだのち、
付け合せの”お新香”をポリポリと頬張り舌に塩を乗せる。
この組み合わせが最高に美味い。」
このような描写は本作にないが、”サバ味噌定食”を著者の表現方法で真似ると
こんな感じかな。この文章を読んで「美味そう!」と思える人、この本お勧めです。
京浜や東急などの沿線沿いにある飲食店が提供する”定食”を食べ歩き、感想を綴った
本作は、昨今のブロガーによるグルメ紹介記事をまとめて文庫化したような
趣きではあるが、おそらく店側もこの本の新書化に向け、スポンサーとなっているわけ
ではないと思う。
そのためだろうか、巷のグルメ本のような過剰なヨイショはなく表現が素直。
親しみが沸く。
しかしそこはさすがに”物書き屋さん”なので、ウマイやサイコーなど平易な
自己満表現でページを埋めることもなく、かといって複雑すぎる味覚表現もない。
そんな絶妙で優しいお茶漬けサラサラな描写は読む人を選ばず、程好い読後感と
腹八分目の満足感を味わえるものだと思う。
行ったことのない街の昼休みに合わせて暖簾を潜り、見ず知らずのサラリーマン達が
交わす接待トークや愚痴でも拝聴しながら、紹介されている定食屋の美味いメシを
食べに行くのも意外に悪くないのかも。
そんな「味」だけではない、小粋な定食屋の楽しみ方も本書から教えてもらえた気がする。
東急、京浜急行、京王電鉄、西武鉄道、阪急電鉄、札幌市電、函館市電、阪堺電車と鉄道ごとに章立てされており、紀行文の味わいもある。
取り上げられているのは、東急東横線なら学芸大学の天狗、元住吉のせい家、菊名のしぶそばなど。京王なら笹塚の常盤、京王堀之内の牛庵、明大前のおふくろなど。阪急なら、梅田の中央軒、十三の大盛食堂といった感じだ。
それぞれ4ページくらいの短いもので、さらりと軽く読める。しかし、ぐんぐんおなかが減ってしまい、とても困る。