絵が好きです・・・とか公言したり、
展覧会を見に行った先のお土産を
職場に持って行ったりしてると
なんかモノ凄く美術に詳しい?
とか思われがちですが
実は、レヴュータイトルそのまま
美術館に出かける行程、それに伴う行い全部コミ。
モロ”うちに帰るまでが遠足です"なのであった。
なのでしばしば汗顔💧することしきり。
それでいて、”絵はよくわからない”という声には
ムっとする。
得点のルールその他もろもろ頭にいれてなければ
大の大人が棒切れ振り回したり、走り回ったり、
取っ組み合ったりしてるだけにしか見えない
スポーツ観戦なんぞより、はるかに易いコト。
ルールも、ウンチクも、気の利いた感想もイラない、
ただしげしげと
見てるだけでイイのが美術鑑賞。
そんな自分に非常にぴったりな一冊です。
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個人美術館の愉しみ (光文社新書) 新書 – 2011/10/18
赤瀬川原平
(著)
「個人美術館の面白さはコレクターの熱情を見ることにもある」赤瀬川原平さんが、そんな日本全国にある47の個人美術館を紹介。
- 本の長さ306ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2011/10/18
- 寸法10.9 x 1.3 x 17.2 cm
- ISBN-10433403649X
- ISBN-13978-4334036492
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2011/10/18)
- 発売日 : 2011/10/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 306ページ
- ISBN-10 : 433403649X
- ISBN-13 : 978-4334036492
- 寸法 : 10.9 x 1.3 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 628,895位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,935位光文社新書
- - 41,808位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2022年1月22日に日本でレビュー済み
2017年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「何となく好き」と思っていた個人美術館ですが、
その理由と秘訣が理解できました!
その理由と秘訣が理解できました!
2016年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知っている美術館も知らない美術館もあり、行ったことのあるところもそうでないところもある。
赤瀬川さんは芸術家ならではの視点で、かつ分かりやすく解説してくれる。
美術館のことだけでなく展示された作家・作品についても新しい気付きを与えてくれる。
次はどこの美術館に行こうかな…。
赤瀬川さんは芸術家ならではの視点で、かつ分かりやすく解説してくれる。
美術館のことだけでなく展示された作家・作品についても新しい気付きを与えてくれる。
次はどこの美術館に行こうかな…。
2011年11月1日に日本でレビュー済み
著者自身が訪問した45の個人美術館が紹介されています。
個人美術館というのは、作家やコレクターの情熱の結実として
存在していると強く感じました。
私が訪問したことがあるのは僅か5館でしたが、
この本をガイドにいつかは全館を訪問してみたいと思いました。
特に、行きたいと思ったのは、
まず、愛知県美浜町の杉本美術館です。
杉本健吉の「僕はずいぶんウソを描いています。」という言葉が気に入りました。この人の絵を見てみたいと思います。
次に、群馬県桐生市の大川美術館です。
ここには松本竣介の絵があったからです。
どちらの絵も現実と幻想の狭間にあって、それこそが絵だと思うからです。
という訳で、私は小出楢重の絵も好きです。
個人美術館というのは、作家やコレクターの情熱の結実として
存在していると強く感じました。
私が訪問したことがあるのは僅か5館でしたが、
この本をガイドにいつかは全館を訪問してみたいと思いました。
特に、行きたいと思ったのは、
まず、愛知県美浜町の杉本美術館です。
杉本健吉の「僕はずいぶんウソを描いています。」という言葉が気に入りました。この人の絵を見てみたいと思います。
次に、群馬県桐生市の大川美術館です。
ここには松本竣介の絵があったからです。
どちらの絵も現実と幻想の狭間にあって、それこそが絵だと思うからです。
という訳で、私は小出楢重の絵も好きです。
2011年12月18日に日本でレビュー済み
敬愛する赤瀬川原平さんが、全国の個人美術館から46館を訪れ、その印象記を1冊にまとめたものです。「超芸術トマソン」「路上観察学会」「日本美術応援団」などのユニークな試みは美術好きの記憶に残る功績でしょう。
新書ですので掲載の美術作品のサイズは小さいですが、オールカラーで掲載してありました。1つの美術館を6ページの分量で紹介してあり、コレクションの内容、特徴ある美術品などを紹介しています。コレクターの生い立ちや経歴にも触れ、そのコレクションの成立過程にも言及してありますので、個人美術館の魅力もそのあたりから感じられるようになっていました。視点の確かさが本書の特徴だと言えるでしょう。
日本一の横山大観コレクションを誇る島根県安来にある足立美術館は17ページから6ページを使って紹介しています。書かれているように桂離宮を抑え、外国人が選んだ日本一の和風庭園という評価を持つ同美術館ですが、廻りの景観と所蔵品の質の高さは一級品でしょう。回廊を辿るたびに外の景観が変化し、ガラスの枠を利用した一服の絵のような自然空間が広がります。絵を鑑賞しながら、周りの庭園も鑑賞できるこの美術館は、他に類をみない癒しの空間とも言えると思います。横山大観の素晴らしいコレクションを誇る美術館ですので、もう少し所蔵作品の紹介があっても良かったとのにと思いました。
209ページからは、熱意のかたまりと書かれているアサヒビール大山崎山荘美術館を取り上げています。天王山の麓にある英国風の洋館の佇まいと内部の設えが落ち着きと格調の高さを示していると言えるでしょう。モネの睡蓮だけでなく、陶芸品のコレクションが洋館のインテリアと実にマッチしていました。
古典の魅力を今に繋げる細見美術館、“新品同様”の揃う宝庫の徳川美術館、折り目正しい自然描写と称された神戸市立小磯記念美術館、緻密に練られた展示環境の根津美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、中野美術館、大原美術館などの紹介を自分の感想と照らし合わせて読みました。
ウッドワン美術館や津和野町立安野光雅美術館は今後是非訪れたいものの一つです。
新書ですので掲載の美術作品のサイズは小さいですが、オールカラーで掲載してありました。1つの美術館を6ページの分量で紹介してあり、コレクションの内容、特徴ある美術品などを紹介しています。コレクターの生い立ちや経歴にも触れ、そのコレクションの成立過程にも言及してありますので、個人美術館の魅力もそのあたりから感じられるようになっていました。視点の確かさが本書の特徴だと言えるでしょう。
日本一の横山大観コレクションを誇る島根県安来にある足立美術館は17ページから6ページを使って紹介しています。書かれているように桂離宮を抑え、外国人が選んだ日本一の和風庭園という評価を持つ同美術館ですが、廻りの景観と所蔵品の質の高さは一級品でしょう。回廊を辿るたびに外の景観が変化し、ガラスの枠を利用した一服の絵のような自然空間が広がります。絵を鑑賞しながら、周りの庭園も鑑賞できるこの美術館は、他に類をみない癒しの空間とも言えると思います。横山大観の素晴らしいコレクションを誇る美術館ですので、もう少し所蔵作品の紹介があっても良かったとのにと思いました。
209ページからは、熱意のかたまりと書かれているアサヒビール大山崎山荘美術館を取り上げています。天王山の麓にある英国風の洋館の佇まいと内部の設えが落ち着きと格調の高さを示していると言えるでしょう。モネの睡蓮だけでなく、陶芸品のコレクションが洋館のインテリアと実にマッチしていました。
古典の魅力を今に繋げる細見美術館、“新品同様”の揃う宝庫の徳川美術館、折り目正しい自然描写と称された神戸市立小磯記念美術館、緻密に練られた展示環境の根津美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、中野美術館、大原美術館などの紹介を自分の感想と照らし合わせて読みました。
ウッドワン美術館や津和野町立安野光雅美術館は今後是非訪れたいものの一つです。
2011年11月7日に日本でレビュー済み
赤瀬川さんが日本各地の魅力ある個人美術館を訪ね、その成り立ちを取材するとともに、所蔵作品を鑑賞していく一冊。雑誌の連載をまとめて再編集したものだそうです。45の美術館が豊富なカラー図版付きで紹介されていて、赤瀬川さんが寸評を加えている作品は、だいたいその写真も載っています。
「個人美術館」には二通りの意味があって、ひとつは一作家単独の作品群からなる美術館のことで、もうひとつは私的な一個人のコレクションに由来する美術館のこと。赤瀬川さんはそれらの美術館が創設されることになった発端に関心を寄せ、来歴にまつわる数々のエピソードを通じて、美術館の礎を築いたコレクターや画家たちの人柄と人生に思いを馳せていく。
赤瀬川さんの語り口は自在かつ率直で、緩やかに作品をとらえていく文章は平易で親しみやすいけれど、そこには同じ画家としての批評眼に裏打ちされた実感がこもっている。
また、建築物としての美術館にもスポットが当てられていて、外観や内装、展示室の様態などが来館者の視点から語られている(入口で靴を脱ぐかどうかの違いにも着目している)。美術館が立地する周辺の環境についても触れられているので、写真とあわせて、美術館のことをよりイメージしやすかったです。場合によっては、美術館へのアクセスの段階から記述がなされていて、現地に不案内な赤瀬川さんの様子が時に垣間見えて、それも本書の楽しさの一つになっている。他にも随所に赤瀬川さん独特のユーモアが感じられ、リラックスしながら読んでいけます。
つい続編や海外編を期待してしまうくらい、本書の内容はとても充実していて面白かったです。
【地方別収録美術館数】九州地方:3館 中国地方:7館 四国地方:3館 近畿地方:7館 中部地方:10館 関東地方:15館(※東京から最多の7つ、次いで愛知から5つ選ばれていました。)
「個人美術館」には二通りの意味があって、ひとつは一作家単独の作品群からなる美術館のことで、もうひとつは私的な一個人のコレクションに由来する美術館のこと。赤瀬川さんはそれらの美術館が創設されることになった発端に関心を寄せ、来歴にまつわる数々のエピソードを通じて、美術館の礎を築いたコレクターや画家たちの人柄と人生に思いを馳せていく。
赤瀬川さんの語り口は自在かつ率直で、緩やかに作品をとらえていく文章は平易で親しみやすいけれど、そこには同じ画家としての批評眼に裏打ちされた実感がこもっている。
また、建築物としての美術館にもスポットが当てられていて、外観や内装、展示室の様態などが来館者の視点から語られている(入口で靴を脱ぐかどうかの違いにも着目している)。美術館が立地する周辺の環境についても触れられているので、写真とあわせて、美術館のことをよりイメージしやすかったです。場合によっては、美術館へのアクセスの段階から記述がなされていて、現地に不案内な赤瀬川さんの様子が時に垣間見えて、それも本書の楽しさの一つになっている。他にも随所に赤瀬川さん独特のユーモアが感じられ、リラックスしながら読んでいけます。
つい続編や海外編を期待してしまうくらい、本書の内容はとても充実していて面白かったです。
【地方別収録美術館数】九州地方:3館 中国地方:7館 四国地方:3館 近畿地方:7館 中部地方:10館 関東地方:15館(※東京から最多の7つ、次いで愛知から5つ選ばれていました。)
2012年6月17日に日本でレビュー済み
私は美術に関してはまったく分らない人間なのですが、北海道石狩市に行った際に
たまたま立ち寄った石狩美術館(2011年12月閉館)で美術って素晴らしいものだと
感動しました。出てきた後には心が洗われた様な気分になったのを覚えています。
これが個人美術館との最初の出会いでした。
公設の美術館だと展示方法とかにも細かい決まりがあるみたいなのですが、個人美術館は
そのような堅苦しさからから解放されて自由なので、美術館そのものが一つの作品になって
いるといってもいいかもしれません。
そんな個人美術館のたのしさを教えてくれる本です。
時間が許す限り本書に載っている美術館はすべて行ってみたくなりました。
学校の授業などで○○展を観て、美術とかって「まあこんなもんか」くらいに思っている方
(私がそうだった)には特にオススメ。
星は5つつけましたが石狩美術館が載ってなかったので4.5とさせていただきました。
たまたま立ち寄った石狩美術館(2011年12月閉館)で美術って素晴らしいものだと
感動しました。出てきた後には心が洗われた様な気分になったのを覚えています。
これが個人美術館との最初の出会いでした。
公設の美術館だと展示方法とかにも細かい決まりがあるみたいなのですが、個人美術館は
そのような堅苦しさからから解放されて自由なので、美術館そのものが一つの作品になって
いるといってもいいかもしれません。
そんな個人美術館のたのしさを教えてくれる本です。
時間が許す限り本書に載っている美術館はすべて行ってみたくなりました。
学校の授業などで○○展を観て、美術とかって「まあこんなもんか」くらいに思っている方
(私がそうだった)には特にオススメ。
星は5つつけましたが石狩美術館が載ってなかったので4.5とさせていただきました。