インクジェットによるさまざまな印刷と 3D 印刷に関する本だ. インクジェット・プリンタというと家庭用かつ写真用でコストが高いものというイメージがあったが,最近エプソンが CM しているようにレーザよりコストがやすくて,非常に多様な用途があるということだ. しかし,インクジェットに関してはおどろくような話はない.
むしろ,タイトルにはない 3D プリンタの話のほうがおもしろい. これもこの本ではインクジェットの一種ということになっているが,それはちょっとくるしい. 2 種類のプリンタに関する話題をまとめた本とかんがえたほうがよいだろう.
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インクジェット時代がきた! 液晶テレビも骨も作れる驚異の技術 (光文社新書) 新書 – 2012/5/17
「第三次産業革命」をもたらすとも言われ、注目される3Dプリンターで、日本の技術とライフスタイルはどう変わるのか――
≪内容紹介≫
相次ぐ電器メーカーの大損失、労働力の海外流出、国内製品の競争力低下など、日本の製造業が窮地に陥っている。
規格大量生産の時代は終わり、ものづくりは転換期を迎えているともいえる。
その鍵となるのが、インクジェット技術。
精細な液体の粒を「飛ばして」「積み重ねる」この技術で、多種多様な一点モノをつくることができるのだ。
今話題の3Dプリンターの心臓部には、この術が使われている。
さらには3Dに限らず、食べられるお菓子、マイホームの壁、紙のアンテナやセンサー、電子回路……。はてはDNAチップや人工臓器などの医療にまでおよぶ。
必要なのはパソコンとプリンターだけ。型も大きな工場もいらない、私たちのライフスタイルや働き方すら変えうる驚きの技術革命が、はじまりつつある。
≪目次抜粋≫
はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業
序章 20世紀型ものづくりの終焉
ものに囲まれた私たちのくらし
地球上の資源は無限ではない
型を使わない新しい製造技術
第1章 インクジェットとは何か?
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
(1)印刷物をまるかじり――食品業界
(2)モード界に新革命――アパレル業界
(3)外壁だっておしゃれにプリント――建築業界
第3章 2次元から3次元の印刷へ
(1)思い出も工芸品も、まるごと復元――アート、工芸
(2)紙のように薄いハイテク機器―エレクトニクス
(3)スリム化する重工業――鋳物
第4章 モノから医療へ
遺伝子診断のカギとなるDNAチップ
オーダーメイドで骨をつくる
iPS細胞だけでは人工臓器はできない
終章 インクジェットで未来はどう変わるのか?
既製品でなくオーダーメイドでモノを買う
デジタル技術でよみがえる製造業
≪著者プロフィール≫
山口修一(やまぐちしゅういち)
長野県生まれ。インクジェットコンサルタント。1983年東京工業大学大学院修了後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。1997年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、その普及のための講演活動も行う。
マイクロジェットhttp://www.microjet.co.jp/
山路達也(やまじたつや)
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中。『弾言』(アスペクト、共著)、『マグネシウム文明論』(PHP研究所、共著)、『日本発! 世界を変えるエコ技術』(ポット出版)など著書多数。
ブログhttp://www.binword.com/blog/
ツイッター:@Tats_y
≪内容紹介≫
相次ぐ電器メーカーの大損失、労働力の海外流出、国内製品の競争力低下など、日本の製造業が窮地に陥っている。
規格大量生産の時代は終わり、ものづくりは転換期を迎えているともいえる。
その鍵となるのが、インクジェット技術。
精細な液体の粒を「飛ばして」「積み重ねる」この技術で、多種多様な一点モノをつくることができるのだ。
今話題の3Dプリンターの心臓部には、この術が使われている。
さらには3Dに限らず、食べられるお菓子、マイホームの壁、紙のアンテナやセンサー、電子回路……。はてはDNAチップや人工臓器などの医療にまでおよぶ。
必要なのはパソコンとプリンターだけ。型も大きな工場もいらない、私たちのライフスタイルや働き方すら変えうる驚きの技術革命が、はじまりつつある。
≪目次抜粋≫
はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業
序章 20世紀型ものづくりの終焉
ものに囲まれた私たちのくらし
地球上の資源は無限ではない
型を使わない新しい製造技術
第1章 インクジェットとは何か?
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
(1)印刷物をまるかじり――食品業界
(2)モード界に新革命――アパレル業界
(3)外壁だっておしゃれにプリント――建築業界
第3章 2次元から3次元の印刷へ
(1)思い出も工芸品も、まるごと復元――アート、工芸
(2)紙のように薄いハイテク機器―エレクトニクス
(3)スリム化する重工業――鋳物
第4章 モノから医療へ
遺伝子診断のカギとなるDNAチップ
オーダーメイドで骨をつくる
iPS細胞だけでは人工臓器はできない
終章 インクジェットで未来はどう変わるのか?
既製品でなくオーダーメイドでモノを買う
デジタル技術でよみがえる製造業
≪著者プロフィール≫
山口修一(やまぐちしゅういち)
長野県生まれ。インクジェットコンサルタント。1983年東京工業大学大学院修了後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。1997年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、その普及のための講演活動も行う。
マイクロジェットhttp://www.microjet.co.jp/
山路達也(やまじたつや)
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中。『弾言』(アスペクト、共著)、『マグネシウム文明論』(PHP研究所、共著)、『日本発! 世界を変えるエコ技術』(ポット出版)など著書多数。
ブログhttp://www.binword.com/blog/
ツイッター:@Tats_y
- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2012/5/17
- ISBN-104334036848
- ISBN-13978-4334036843
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商品の説明
著者について
山口修一(やまぐちしゅういち)
長野県生まれ。インクジェットコンサルタント。1983年東京工業大学大学院修了後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。1997年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、その普及のための講演活動も行う。
マイクロジェットhttp://www.microjet.co.jp/
山路達也(やまじたつや)
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中。『弾言』(アスペクト、共著)、『マグネシウム文明論』(PHP研究所、共著)、『日本発! 世界を変えるエコ技術』(ポット出版)など著書多数。
ブログhttp://www.binword.com/blog/
ツイッター:@Tats_y
長野県生まれ。インクジェットコンサルタント。1983年東京工業大学大学院修了後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。1997年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、その普及のための講演活動も行う。
マイクロジェットhttp://www.microjet.co.jp/
山路達也(やまじたつや)
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中。『弾言』(アスペクト、共著)、『マグネシウム文明論』(PHP研究所、共著)、『日本発! 世界を変えるエコ技術』(ポット出版)など著書多数。
ブログhttp://www.binword.com/blog/
ツイッター:@Tats_y
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2012/5/17)
- 発売日 : 2012/5/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 214ページ
- ISBN-10 : 4334036848
- ISBN-13 : 978-4334036843
- Amazon 売れ筋ランキング: - 792,900位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,128位光文社新書
- - 3,024位科学読み物 (本)
- - 28,514位コンピュータ・IT (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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雑誌編集者を経て、フリーの編集者・ライターとして独立。ネットカルチャー・IT・環境系解説記事などで活動中。
著作は『Googleの72時間』(林信行氏との共著)、『新しい超伝導入門』、『インクジェット時代がきた!』(山口修一氏との共著)、『日本発!世界を変えるエコ技術』、『弾言』(小飼弾氏@dankogaiとの共著)など。
http://www.binword.com/blog/
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月5日に日本でレビュー済み
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2012年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インクジェット。この名称を聞いて誰もが思いつくのはプリンターだろう。家でインクジェットプリンターを使っている人は多いはずである。しかし,インクジェットの用途はそれだけにとどまらない。お寺の卒塔婆からクリームののったケーキにまで印刷ができるのだ。
インクジェットプリンターはレーザープリンターよりもランニングコストが安く,使いやすい。インクジェットだと,必要なところだけにインクを飛ばして印刷するため,無駄なインク代が少ない。
また,家の外壁に印刷することもできる。余分な在庫を抱えることもないし,ユーザーも外壁を修繕する時,タイル一枚分であっても,全く同じ模様のものを手に入れられる。さらに,インクジェット技術では立体も簡単に作れてしまうのだ。切れば赤い実や種が現れるスイカの模型まで作れる。
私は「マグネシウム文明論」の書評を書いたところからこの本を知った。前記の本はエネルギー問題と地球温暖化問題を一気に解決できる画期的な技術の紹介だった。それで,この本もたぶんあっと驚くような技術の説明なのだろうと思っていた。読んでみると,確かに画期的である。省資源,省エネルギー,省スペース,省廃棄物。インクジェットなら,これらが一気に実現できる。まだ開発途上の技術なので,すぐに実用化できない分野もある。それでも,この技術は進歩的であり,いろいろな面で応用できる。
本書は,日本が技術大国として再び世界を席巻できる可能性を感じさせてくれた。
インクジェットプリンターはレーザープリンターよりもランニングコストが安く,使いやすい。インクジェットだと,必要なところだけにインクを飛ばして印刷するため,無駄なインク代が少ない。
また,家の外壁に印刷することもできる。余分な在庫を抱えることもないし,ユーザーも外壁を修繕する時,タイル一枚分であっても,全く同じ模様のものを手に入れられる。さらに,インクジェット技術では立体も簡単に作れてしまうのだ。切れば赤い実や種が現れるスイカの模型まで作れる。
私は「マグネシウム文明論」の書評を書いたところからこの本を知った。前記の本はエネルギー問題と地球温暖化問題を一気に解決できる画期的な技術の紹介だった。それで,この本もたぶんあっと驚くような技術の説明なのだろうと思っていた。読んでみると,確かに画期的である。省資源,省エネルギー,省スペース,省廃棄物。インクジェットなら,これらが一気に実現できる。まだ開発途上の技術なので,すぐに実用化できない分野もある。それでも,この技術は進歩的であり,いろいろな面で応用できる。
本書は,日本が技術大国として再び世界を席巻できる可能性を感じさせてくれた。
2015年3月9日に日本でレビュー済み
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実は3Dプリンターはインクジェットが技術的な鍵になる。
それを確信することができた。
それを確信することができた。
2014年10月28日に日本でレビュー済み
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産み出した技術の転用、発展は日本の得意とするところですので、
興味が湧き購入しましたが、十分納得のいく内容でした。
興味が湧き購入しましたが、十分納得のいく内容でした。
2014年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3Dプリンターの生まれた経緯、発展過程、など、大きな流れが掴めた。今後の応用がどのように展開していくか?大変興味が湧いた!
2012年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日頃PCから文書や年賀状を印刷するときに使っているインクジェットが、このように多くの分野で使われていることに驚きました。筆者のインクジェットに関する深い知識をベースに、印刷だけでなくものづくりにも広がっている多様な世界をわかりやすく説明している良書だと思います。この技術が、日本の将来を切り開くひとつの窓口になってもらいたいと思いました。
2013年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もうそこに3Dプリンターの時代が近いづいています。
技術的なことがわかりやすく書いてありとても参考になりました。
技術的なことがわかりやすく書いてありとても参考になりました。
2013年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近のプリンターの状況が分かりやすく説名されていて、素人の私にもリかできました。