出版された頃に読み、衝撃を受け、以降自分の人生/生活を大きく変えてくれた。ここ数年で、ちょっとdiscipline(規律)が弱まってしまった事もあり、喝を入れ直す、タガを締め直す意図で、10年経った今、再度読み直した。
改めて、素晴らしい本だと深く感じた。地球人類の健康に関する本の中でも最高峰に位置する一冊だと思う。既存の常識(とされてきたもの)/stereotypeの誤りをズバッと突いてひっくり返すと言う点、そして実行性/実効性の高さと言う2点に於いて、hall of famer(殿堂入り)級の本だと思う。個々人の生き方、価値観、現代医療に対する見方、社会のあり方に、大きな大きなインパクトを生む本。
地球上の人たち皆が読みゃいいのに、と思ってしまう…もちろん、押し付けは出来ない。自由意志、個人の好みありき。でも、一回読んでみて、この考え方に触れてみて、それで判断する、でいいと思う。かなりの割合の人が、「う…確かに…」少なくとも「うーん、一回試してみっか?」になるはず。
政府やacademic societyが常識として流布して来た、そして人々が盲目的に受け入れて来たframeworkに、冷静に、科学的に、「え?理屈おかしくね?」「ちゃんと考えてみようぜ」「糖尿病って、学会と製薬会社が患者を薬漬け/ヤク中にして一生金搾り取る仕組みに絡め取られちゃってない?」と噛み付く姿勢。Disclosure/exposure/truther系の本としても非常に優れてる。Eye-opening。目から鱗。
(勿論、仰ってる事全てが正しい、scientific factだ、とは思わないし、そう主張する気もない。が、少なくとも、既存のmainstreamのframeworkに対して、おかしいポイントはおかしいと突っ込もうぜ、仮説も含めてオープンに議論の俎上に載せようぜ、少なくとも思考実験してみようぜ、試してみようぜ、何かbreakthroughが見つかるかもしれないから、って姿勢でいいんだと思う。)
特に刺さったポイントは、
・人類の歴史において、糖質を食べ始めたのは500万年の歴史のうち、ほんの直近1万年のみ。元来糖質摂取無しで生きる前提で設計されてる。たかだか1万年じゃDNA/構造は変化しない
・二日酔いに影響するのは、多少の酒量のバラツキよりむしろ糖質を食べたか
・「ご飯とおかず」というフレームワーク自体、人類にとってかなり特殊/例外的
・糖質を切ると、満腹感への渇望自体が薄れ、食事回数も自然と減る
・糖質ローディングは長距離走でのスタミナアップには、実際のところさほど効かない
・糖質を摂ると、インスリン発動により血糖値が下がり眠くなる。その事自体、元来大量の糖質を摂取することを前提にデザインされていなかった証拠
・角砂糖を大量に食べるとしんどいが、デンプンとしては甘くないので簡単に同量を食べられてしまうという恐ろしさ。「羊の皮を被った狼」
・糖質が三大「栄養素」に入っていること自体が間違い。摂取しない方が健康に生きられるので
・そもそも「糖新生」により、タンパク質と脂質から糖質を作るのがメインの供給メカニズム。食事で摂取することを身体の構造が想定してない
・糖質は、摂ると不健康だが、中毒化/依存する、所謂嗜好品/ドラッグと同じ
・厚労省/農水省が推奨する「6割のカロリーを糖質で」の「食事バランスガイド」は、ただのアンケート結果なので、科学的根拠無し
・江戸時代/産業革命以降、支配階級による支配システムと相まって、人民の糖質への隷属が激しくなった
・物理的燃焼での温度上昇による熱力学計算というカロリーというフレームワーク自体が、実際の代謝/「太り」への貢献と大きく乖離/インチキ/illogical
・全く/ほとんどカロリーの無い食物を摂取しているのに活動/成長している多くの動物/生物の説明がつかない
・人類は穀物によって、文明/社会/知性/人口爆発/技術発展が可能になった。一方で、「甘いが摂らなくていい、摂ると不健康になる食材」であると1万2000年後の今、気づいた。その貢献に感謝し、依存/中毒から卒業するという、種としての歴史/発展の転換点
・穀物は神ではなく、fake godであり、悪魔だった。でもそう祭り上げたのは我々人類。単純にそれを正してあげればいい
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炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書) 新書 – 2013/10/17
夏井 睦
(著)
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- 本の長さ339ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2013/10/17
- ISBN-109784334037666
- ISBN-13978-4334037666
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商品の説明
出版社からのコメント
◆「糖質制限」の陰の火付け役による待望の書!
糖質は人類にとって、
神か、悪魔か――
◆著者は、光文社新書のロングセラー『傷はぜったい消毒するな』でも
よく知られる「湿潤療法」のパイオニアだが、
じつは昨今の糖質制限ブームの陰の火付け役としても知られている。
傷の治療法の発明時と同様、自分の身体で糖質制限を試し、
その効果や危険のなさを確かめた著者は、
糖尿病の糖質制限治療の第一人者である江部康二氏と親交を深めながら、
栄養素としての糖質の性質や、人類の糖質摂取の歴史、
カロリーという概念やその算出法のいいかげんさ、
そしてブドウ糖からみえてくる生命の諸相や進化などについて、
独自の考察や研究を開始。
本書では、糖質からみた農耕の起源についても新説を展開、
穀物栽培によって繁栄への道を得た人類が、
穀物により危機への道をたどりつつあることも指摘する。
著者のHPに日々寄せられる、
多くの糖質セイゲニストからの体験談の一端も紹介。
糖質を切り口に様々なことを考える。
【目次】
はじめに
I やってみてわかった糖質制限の威力
II 糖質制限の基礎知識
III 糖質制限にかかわるさまざまな問題
IV 糖質セイゲニスト、かく語りき
V 糖質制限すると見えてくるもの
(1) 糖質は栄養素なのか?
(2) こんなにおかしな糖尿病治療
(3) 穀物生産と、家畜と、糖質問題
(4) 食事と糖質、労働と糖質の関係
VI 浮かび上がる「食物のカロリー数」をめぐる諸問題
(1) 世にもあやしい「カロリー」という概念
(2) 哺乳類はどのようにエネルギーを得ているのか
(3) 低栄養状態で生きる動物のナゾ
(4) 「母乳と細菌」の鉄壁の関係
(5) 哺乳類はなぜ、哺乳をはじめたのか
(6) 皮膚腺がつないだ命の連鎖
VII ブドウ糖から見えてくる生命体の進化と諸相
(1) ブドウ糖――じつは効率の悪い栄養
(2) エネルギー源の変化は地球の進化とともに
VIII 糖質から見た農耕の起源
(1) 穀物とは何か
(2) 定住生活という大きなハードル
(3) 肉食・雑食から穀物中心の食へ
(4) 穀物栽培への強烈なインセンティブ
(5) 穀物に支配された人間たち
あとがき
【著者プロフィール】
夏井睦(なついまこと)
1957年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。
練馬光が丘病院「傷の治療センター」長。
2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、
インターネットサイト「新しい創傷治療」(http://www.wound-treatment.jp/)を開設。
湿潤療法の創始者として傷治療の現場を変えるべく、発信を続けている。
趣味はピアノ演奏。
著書に『傷はぜったい消毒するな』(光文社新書)、
『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友社)、
『さらば消毒とガーゼ』(春秋社)、『これからの創傷治療』(医学書院)、
『創傷治療の常識非常識』『ドクター夏井の熱傷治療「裏」マニュアル』(ともに三輪書店)、
共著に『医療の巨大転換を加速する』(東洋経済新報社)などがある。
糖質は人類にとって、
神か、悪魔か――
◆著者は、光文社新書のロングセラー『傷はぜったい消毒するな』でも
よく知られる「湿潤療法」のパイオニアだが、
じつは昨今の糖質制限ブームの陰の火付け役としても知られている。
傷の治療法の発明時と同様、自分の身体で糖質制限を試し、
その効果や危険のなさを確かめた著者は、
糖尿病の糖質制限治療の第一人者である江部康二氏と親交を深めながら、
栄養素としての糖質の性質や、人類の糖質摂取の歴史、
カロリーという概念やその算出法のいいかげんさ、
そしてブドウ糖からみえてくる生命の諸相や進化などについて、
独自の考察や研究を開始。
本書では、糖質からみた農耕の起源についても新説を展開、
穀物栽培によって繁栄への道を得た人類が、
穀物により危機への道をたどりつつあることも指摘する。
著者のHPに日々寄せられる、
多くの糖質セイゲニストからの体験談の一端も紹介。
糖質を切り口に様々なことを考える。
【目次】
はじめに
I やってみてわかった糖質制限の威力
II 糖質制限の基礎知識
III 糖質制限にかかわるさまざまな問題
IV 糖質セイゲニスト、かく語りき
V 糖質制限すると見えてくるもの
(1) 糖質は栄養素なのか?
(2) こんなにおかしな糖尿病治療
(3) 穀物生産と、家畜と、糖質問題
(4) 食事と糖質、労働と糖質の関係
VI 浮かび上がる「食物のカロリー数」をめぐる諸問題
(1) 世にもあやしい「カロリー」という概念
(2) 哺乳類はどのようにエネルギーを得ているのか
(3) 低栄養状態で生きる動物のナゾ
(4) 「母乳と細菌」の鉄壁の関係
(5) 哺乳類はなぜ、哺乳をはじめたのか
(6) 皮膚腺がつないだ命の連鎖
VII ブドウ糖から見えてくる生命体の進化と諸相
(1) ブドウ糖――じつは効率の悪い栄養
(2) エネルギー源の変化は地球の進化とともに
VIII 糖質から見た農耕の起源
(1) 穀物とは何か
(2) 定住生活という大きなハードル
(3) 肉食・雑食から穀物中心の食へ
(4) 穀物栽培への強烈なインセンティブ
(5) 穀物に支配された人間たち
あとがき
【著者プロフィール】
夏井睦(なついまこと)
1957年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。
練馬光が丘病院「傷の治療センター」長。
2001年、消毒とガーゼによる治療撲滅をかかげて、
インターネットサイト「新しい創傷治療」(http://www.wound-treatment.jp/)を開設。
湿潤療法の創始者として傷治療の現場を変えるべく、発信を続けている。
趣味はピアノ演奏。
著書に『傷はぜったい消毒するな』(光文社新書)、
『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(主婦の友社)、
『さらば消毒とガーゼ』(春秋社)、『これからの創傷治療』(医学書院)、
『創傷治療の常識非常識』『ドクター夏井の熱傷治療「裏」マニュアル』(ともに三輪書店)、
共著に『医療の巨大転換を加速する』(東洋経済新報社)などがある。
登録情報
- ASIN : 4334037666
- 出版社 : 光文社 (2013/10/17)
- 発売日 : 2013/10/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 339ページ
- ISBN-10 : 9784334037666
- ISBN-13 : 978-4334037666
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,431位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29位カロリー・食品成分表
- - 86位糖尿病 (本)
- - 427位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
実体験ですが、糖質制限ダイエットは、確実に効果がありますよ。
糖質制限ダイエットは、すでに世に広く知られているようだ。僕は日本のメディア(テレビ、ラジオ、新聞、週刊誌)を見てないので、糖質制限ダイエットの情報を入れたのは遅くて、去年の暮頃だったろうか。もっと前だったような気もするが、そんなに昔の話ではない。早くても、2018年の秋ごろだろう。「炭水化物が人類を滅ぼす」というタイトルだった。著者は医師の「夏井睦」という人だが、僕と似たような考え方(ユーモアのセンス)をしていて、信用できると感じた。実は僕は、世界旅行をしているときから、ほとんど一日一食で生活をしていて、もともと食べ物へのこだわりはない。だから、糖質制限ダイエットと類似の食生活を知らずに実践していたわけだ。ただ、この本を読んで、「日本酒は飲まない」「ビールは糖質の少ないものにする」と決めた。すると、体重がすぐに70キロを割った。ちなみに僕の体重は、学生時代に重量挙げをしていたころが60キロ前後(63キロくらい)で、結婚したころは、幸せ太りで、70キロを越して75キロくらいが平常体重。トレーニングに行かなくなって、一番多いときで、86キロくらいまで行ったと思う。本を読んで、ビールを「糖質70パーセントオフ」(糖質0パーセントは高いので)にして、飲む量も意識して少なくしたら(それでも結構飲んでいるが)、体重は70キロを割った。現在は、68.5キロ程度で安定している。もう少し下げて65キロ程度にすれば、いいのかなという感じだ。これは歳をとってきたので、体重を減らして、脚にかかる体重を減らした方が、寝たきりになる可能性を減らせると考えているせいだけどね。それから血圧にも変化があったので、報告しておきます。僕はもともと低血圧で、千駄ヶ谷の国立競技場のトレーニングジムに通ったり、広尾の日赤中央病院で献血していたころは、最高血圧で120程度だった。それがビールばかり飲む生活で160程度まで行った。血圧については、高くても気にする必要はないという本も読んで、納得しているので、それほど気にしてはいなかったが、高いよりは低い方がましなことは確かだ。最近港区スポーツセンターに行ったときに、入り口の血圧測定器を試してみたら、最高血圧が132最低血圧が72だった。機械の調整がおかしいのかと、別のところでは買ったら、最高血圧が127と出た。血圧の数値に一喜一憂するのは意味がないが、全体的に下がったのは確かだ。原因は糖質制限しか考えられないわけだから、糖質制限には確かに効果があると思う。それから、糖質制限をしていると、自然と甘いものが欲しくなくなる。お菓子を勧められても、全く食欲がわかないので、無理にではなく、お断りしている。それから、コーヒーに砂糖を入れるのが習慣だったが、だんだん砂糖を入れなくても、飲めるようになった。だから確かに、炭水化物は人間にはもともと不要なのだと、考えている。体重を減らしたい人には、糖質制限は間違いなく効果がありますから、試してみてはいかがでしょうか。ただ、甘いものが大好きな女性が糖質制限できるかどうかは、僕には確信が持てません。
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2023年12月2日に日本でレビュー済み
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2016年11月19日に日本でレビュー済み
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糖質制限についての出演をテレビで拝見し購入しました。
炭水化物について必要のない栄養素ということで断定しています。
大変参考になりました。
ただ糖質制限に対する具体的な部分は1/3ほどで後半は関連する
考察になっている構成です。
例えばパンダは笹を食べているがカロリーとしてはあれだけの体を
支えるのには十分ではない。そう考えるとカロリーという計算ではなく
パンダの消化器官等の中にいる細菌などが変換しているのではないか-
というような考察をされています。
大変面白く拝見しました。
ただし、余り昔の考察などをしても限界がある為、最終的には
後半部分は参考程度かなという印象もありました。
糖質は人間にとって不要。タンパク質や脂質などでまかなえるという事ですが
個人的には肉類は食べると非常に頭がぼーっとし霧がかかったようになります。
エネルギーも低下しますし非常に思考力が低下する印象です。
魚や豆・ナッツ類は問題ないようです。(個人の感想です)
またインドやヒマラヤの山岳地域では、ご飯と豆のスープなども食べられている
ようです。ヨガの修行者の多くは野菜・豆・ご飯なども食べるようです。
ですから、一概に炭水化物が本当に悪いのか謎です。
そうしますと、やはり少量は食べてまた芋や人参類も食べすぎない程度
食べて行くのが個人的には一番合っていると今の所は感じています。
いずれにしても、糖質類は食べると眠くなりエネルギーや思考力が低下するのは
あるようなので、その点ではこちらの本は大変参考になりました。
糖質制限をされる方は、タンパク質と脂質についてきちんと理解し
またアレルギー(IGG)なども理解し
栄養不足ならないようにすると良いのではないかなとも思いました。
炭水化物について必要のない栄養素ということで断定しています。
大変参考になりました。
ただ糖質制限に対する具体的な部分は1/3ほどで後半は関連する
考察になっている構成です。
例えばパンダは笹を食べているがカロリーとしてはあれだけの体を
支えるのには十分ではない。そう考えるとカロリーという計算ではなく
パンダの消化器官等の中にいる細菌などが変換しているのではないか-
というような考察をされています。
大変面白く拝見しました。
ただし、余り昔の考察などをしても限界がある為、最終的には
後半部分は参考程度かなという印象もありました。
糖質は人間にとって不要。タンパク質や脂質などでまかなえるという事ですが
個人的には肉類は食べると非常に頭がぼーっとし霧がかかったようになります。
エネルギーも低下しますし非常に思考力が低下する印象です。
魚や豆・ナッツ類は問題ないようです。(個人の感想です)
またインドやヒマラヤの山岳地域では、ご飯と豆のスープなども食べられている
ようです。ヨガの修行者の多くは野菜・豆・ご飯なども食べるようです。
ですから、一概に炭水化物が本当に悪いのか謎です。
そうしますと、やはり少量は食べてまた芋や人参類も食べすぎない程度
食べて行くのが個人的には一番合っていると今の所は感じています。
いずれにしても、糖質類は食べると眠くなりエネルギーや思考力が低下するのは
あるようなので、その点ではこちらの本は大変参考になりました。
糖質制限をされる方は、タンパク質と脂質についてきちんと理解し
またアレルギー(IGG)なども理解し
栄養不足ならないようにすると良いのではないかなとも思いました。
2023年12月10日に日本でレビュー済み
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定期検査で、糖尿病の疑いがあると診断され、検査を受けに総合病院を受診しました。
数年、色々な病院を受診しましたが、多少数値は下がりましたが、それ以上良くなることが無く、インターネットで検索すると、夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」を見つけました。
主食の炭水化物が、なぜ人類を滅ぼすのか非常に興味が有りました。
今までは、大阪人特有の、炭水化物+炭水化物が当たり前の生活で、「お好み焼・焼きソバ・たこ焼き・ラーメン、挙句に握り寿司」+白米が、日常でした。
しかし、この本を読み、まずは通院できる、江部康二先生の高雄病院を受診するとともに、炭水化物制限をすることといたしました。
出来るだけ、肉・魚・炉端の食べ物等を取るようにし、炭水化物は取らないようにしました。
すると、空腹によるお腹の「グーッ」と言う音はしなくなり、空腹感も無くなりました。
血液検査では、血糖200・HdA1cは10%・その他6種類が悪かったが、数ヶ月で噓のように血糖値120・HbA1c7.3%・その他肝機能・中性脂肪・貧血・尿糖の全てが、基準値になりました。
今まで、糖尿病食を摂取していましたが、一向に改善されませんでしたが、炭水化物を抜くだけだ、ここまで改善するとは思いもよりませんでした。
今は、もっと数値も改善し、毎晩糖質0麦酒500ml+焼酎ストレート100ml×3~5杯は飲んでいますが、数値は、下がることはなく、毎食事を楽しくいただいております。
これからも、自分なりに食事をせず初心に戻り、教科書として携帯するようにいたします。
数年、色々な病院を受診しましたが、多少数値は下がりましたが、それ以上良くなることが無く、インターネットで検索すると、夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」を見つけました。
主食の炭水化物が、なぜ人類を滅ぼすのか非常に興味が有りました。
今までは、大阪人特有の、炭水化物+炭水化物が当たり前の生活で、「お好み焼・焼きソバ・たこ焼き・ラーメン、挙句に握り寿司」+白米が、日常でした。
しかし、この本を読み、まずは通院できる、江部康二先生の高雄病院を受診するとともに、炭水化物制限をすることといたしました。
出来るだけ、肉・魚・炉端の食べ物等を取るようにし、炭水化物は取らないようにしました。
すると、空腹によるお腹の「グーッ」と言う音はしなくなり、空腹感も無くなりました。
血液検査では、血糖200・HdA1cは10%・その他6種類が悪かったが、数ヶ月で噓のように血糖値120・HbA1c7.3%・その他肝機能・中性脂肪・貧血・尿糖の全てが、基準値になりました。
今まで、糖尿病食を摂取していましたが、一向に改善されませんでしたが、炭水化物を抜くだけだ、ここまで改善するとは思いもよりませんでした。
今は、もっと数値も改善し、毎晩糖質0麦酒500ml+焼酎ストレート100ml×3~5杯は飲んでいますが、数値は、下がることはなく、毎食事を楽しくいただいております。
これからも、自分なりに食事をせず初心に戻り、教科書として携帯するようにいたします。
2023年2月28日に日本でレビュー済み
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面白い。
少し疑問に思ったのが、人が甘いものに魅了されるのは果実に含まれるビタミンCを欲してのことだ、とする仮説があるけれど、絶えず補給しなければならない水溶性ビタミンと人類の食生活に関しての考察がゼロなのが残念。小麦栽培のインセンティブが、初めて出会う小麦のほのかな甘味であると著者は主張するが、果物の方が遥かに甘く、人類は既にその甘味を知っていたはず。
ぶどう糖とは葡萄糖であり、小麦糖とか米糖とは書かない。
更に糖質制限先進国アメリカでは糖質制限は脱水に注意しないといけないとか、徐々に導入すべきとか、カーボカウントの数え方などの方法論も知られている。10年前の刊行書にケチをつけるのは憚られるが、闇雲に導入して体調を崩す人もそれなりにいるのではないか?
また糖質制限は科学に基づいた血糖コントロール法なのに、糖質セイゲニストなどの名称を使うと、途端に胡散臭い宗教臭が漂い出すのでやめた方がいいと思う。
少し疑問に思ったのが、人が甘いものに魅了されるのは果実に含まれるビタミンCを欲してのことだ、とする仮説があるけれど、絶えず補給しなければならない水溶性ビタミンと人類の食生活に関しての考察がゼロなのが残念。小麦栽培のインセンティブが、初めて出会う小麦のほのかな甘味であると著者は主張するが、果物の方が遥かに甘く、人類は既にその甘味を知っていたはず。
ぶどう糖とは葡萄糖であり、小麦糖とか米糖とは書かない。
更に糖質制限先進国アメリカでは糖質制限は脱水に注意しないといけないとか、徐々に導入すべきとか、カーボカウントの数え方などの方法論も知られている。10年前の刊行書にケチをつけるのは憚られるが、闇雲に導入して体調を崩す人もそれなりにいるのではないか?
また糖質制限は科学に基づいた血糖コントロール法なのに、糖質セイゲニストなどの名称を使うと、途端に胡散臭い宗教臭が漂い出すのでやめた方がいいと思う。
2023年12月12日に日本でレビュー済み
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人類誕生の歴史と穀物の関係性をわかりやすく説明している本だと思います。、糖質には感謝しつつ制限します!
2016年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少し前に話題になった本。ダイエット本かと、正直舐めてかかっていたが、面白い科学読み物だった。
前半は、如何に糖質制限がダイエットに役立ち、集中力を高め、疲れない身体を作るかという話。著者自身を始め、多くの成功談が紹介されている。
この本の魅力は人間と炭水化物の関係を述べた後半以降と思う。
「ヒトは消化管の構造からすると 、もともとは肉食動物であり 、その後 、食物の範囲を広げて雑食動物となったと考えられているため 、植物性食物からしか得られない炭水化物は 、ほとんど口にすることがない食物だったと思われる 」
肉食動物として狩猟で生きてきた人間が、なぜ稲作を始めて、定住を始めるようになったのか?著者は野生の稲を初めて食べた人間が、稲を甘いと感じ、生きるためだけだった食事が、楽しみとしての食事に変化したと推定する。
著者の夏井睦さんは「傷は絶対、消毒するな」を書いたお医者さん。その本と同様、「炭水化物は人類を滅ぼす」でも生物の進化過程に絡む、興味深いエピソードが満載である。
なぜ、肉食動物であるパンダが竹だけで生きていけるようになったのか?なぜ、牛はノンカロリーでも大丈夫なのか?子猫は決められた場所で排泄できるのに、なぜ赤ん坊はオムツが必要なのか?等など。
因みに正月から、炭水化物の摂取を減らしている。ごはんの量を半分にしたり、昼寝明けのチョコをやめたり、ビールをハイボールに変えただけだが、体重は66.5から65キロに2週間で減った。
効果は認めるが、著者は「世の中には食べることが何より楽しみ 、人生の喜び 、という人がいるが 、一方で 、食べることを楽しみとしない人生も可能なのだ 」と断言する。しかし、自分は食べる楽しみは捨てることはできないだろう。
冒頭でも紹介した通り、面白い科学読み物。お勧めの★4つ。
前半は、如何に糖質制限がダイエットに役立ち、集中力を高め、疲れない身体を作るかという話。著者自身を始め、多くの成功談が紹介されている。
この本の魅力は人間と炭水化物の関係を述べた後半以降と思う。
「ヒトは消化管の構造からすると 、もともとは肉食動物であり 、その後 、食物の範囲を広げて雑食動物となったと考えられているため 、植物性食物からしか得られない炭水化物は 、ほとんど口にすることがない食物だったと思われる 」
肉食動物として狩猟で生きてきた人間が、なぜ稲作を始めて、定住を始めるようになったのか?著者は野生の稲を初めて食べた人間が、稲を甘いと感じ、生きるためだけだった食事が、楽しみとしての食事に変化したと推定する。
著者の夏井睦さんは「傷は絶対、消毒するな」を書いたお医者さん。その本と同様、「炭水化物は人類を滅ぼす」でも生物の進化過程に絡む、興味深いエピソードが満載である。
なぜ、肉食動物であるパンダが竹だけで生きていけるようになったのか?なぜ、牛はノンカロリーでも大丈夫なのか?子猫は決められた場所で排泄できるのに、なぜ赤ん坊はオムツが必要なのか?等など。
因みに正月から、炭水化物の摂取を減らしている。ごはんの量を半分にしたり、昼寝明けのチョコをやめたり、ビールをハイボールに変えただけだが、体重は66.5から65キロに2週間で減った。
効果は認めるが、著者は「世の中には食べることが何より楽しみ 、人生の喜び 、という人がいるが 、一方で 、食べることを楽しみとしない人生も可能なのだ 」と断言する。しかし、自分は食べる楽しみは捨てることはできないだろう。
冒頭でも紹介した通り、面白い科学読み物。お勧めの★4つ。
2023年6月15日に日本でレビュー済み
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ケトジェニックダイエット実践の結果、歳のせいだと諦めていた指関節の痛みが嘘のように消えて髪の毛も手の皮膚もツヤツヤになった63歳(男)です。
その原理、理屈を知りたくて本書をチラ見するつもりが、後半部分面白くて食事もトイレも我慢して一気に読んでしまいました。ああこんなの久しぶりだ~。
むか〜し読んだコンラート・ローレンツのソロモンの指輪と同じくらい面白かった。中学生に戻った様な気持ちでワクワクして読めました。著者の夏井様、ありがとうございます。幸せな時間をいただきました。
その原理、理屈を知りたくて本書をチラ見するつもりが、後半部分面白くて食事もトイレも我慢して一気に読んでしまいました。ああこんなの久しぶりだ~。
むか〜し読んだコンラート・ローレンツのソロモンの指輪と同じくらい面白かった。中学生に戻った様な気持ちでワクワクして読めました。著者の夏井様、ありがとうございます。幸せな時間をいただきました。
2023年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで信じてやまない米の栄養バランスでの王席が根底から崩れ去ったし、自身も試してみて肌改善に繋がったため非常に良かったと感じる