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天使の牙 上 (カッパ・ノベルス) 新書 – 1997/6/1

4.2 5つ星のうち4.2 106個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (1997/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 294ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334072410
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334072414
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 106個の評価

著者について

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大沢 在昌
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1956年名古屋市出身。慶應義塾大学中退。79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。

86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞、20001年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。04年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞を受賞。2006年「狼花 新宿鮫9」で日本冒険小説大賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2012年「絆回廊 新宿鮫10」で日本冒険小説大賞。2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞受賞。2022年秋 紫綬褒章受章。

05年~09年社団法人日本推理作家協会理事長を務める。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
106グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アスカが入院するまでは少しかったるい感じがするが、
ページのいたるところに、若年作家じゃかけないような上手い表現が登場する。
それも作家としての巧さをひけらかすことを抑えて、無駄を省いているから重くない。

また中盤以降から一気に加速する逃走劇と追走劇のテンポの良さ!
これは下巻にも言えることだが、
それぞれが別のことを考えている心理を、読者が上からワクワクしながらながめる楽しさがあるのが素晴らしい。

また逃げこみ先での治療道具などをみても、
伊坂作品みたいに、とってつけたようなというか、もの凄い偶然と不自然な好都合によってそこに置かれていて、
それでもって物語が展開するのではなく、
「そこにあるのが当たり前」すぎるほど自然に配置されているのが、作者の巧さをあらわしている。
しかもそういう自然配置物や背景を上手に利用して、それでもってストーリーを進め、ストーリーに厚みをもたらしているから、
不自然さがなく、物語に没頭できるのだ。

こういう小説を読んだとき、読者は初めて読む楽しさを知ることができると思える作品だった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年2月19日に日本でレビュー済み
<概要(ネタバレあり)>

犯罪組織「クライン」によって射殺されてしまった女警官・明日香はクラインのボス君国の女・はつみの体に脳移植をすることによって一命を取り留めた。明日香の恋人であった古芳は、明日香を殺害した君国を殺害するため、はつみの体を持つ明日香と行動を共にする。秘密漏洩を防ぐためにはつみの殺害を企てる「クライン」。はつみと古芳の逃避行。君国を追いつめる古芳。そして、二人の恋の行方は?手に汗にぎるアクションエンターテイメント!

上下巻合わせて800ページ程度の長編小説ですが、あっさり読むことが出来ました。
アクションでこれだけのリアリティーのある描写はさすがは「大沢在昌」。

時間をつぶす娯楽小説にはピッタリの作品でしょう。

強いて言えば、アクションの描写が多く、ストーリーが短く感じたこと。
これだけの設定ならば、もうすこし話を広げることが出来たのではないでしょうか。

ちょっとだけ物足りない気もしますが、読みやすさは抜群。オススメの本です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仁王とアスカに魅入られた。
あっという間に読み、気づいたら午前4時!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年5月9日に日本でレビュー済み
とても濃い内容です。登場人物の数も、物語の構成も、とても凝っています。
じっくりと取り掛かるだけの内容です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月16日に日本でレビュー済み
新宿鮫シリーズと佐久間公シリーズを読んだ後、これはあまりに漫画っぽい。ご都合主義のストーリーも随所に展開されており、書籍で言えば、シドニー・シェルダン的。ミステリーのハーレクィーン。
仁王はとても魅力のある面白いキャラ。明日香もアスカもとても良い人なんでしょうが、ヒロインとしての抜群の魅力は感じません。今後美しい仮面をつけたアスカを期待したいと思います。大沢さんは男性を描くのがお上手です。
この小説では、脇役の仁王の幼馴染みが余りに哀れです。また、全ての主たる筋書きを書いたと言える芦田課長が単に正義の強力な味方なのか(そうなんでしょうけど)、自分勝手な人なのか、あそこまで強烈な人なので、もう少し芦田を読みたかった、と思いました。
悪の主役、君国は少しかっこ悪すぎですね。彼は最後、ハーレクィーンしていました。
それでも大沢さんの本は安心で読んでしまいます。買って損はないということです。そこがすごいところです。本当は星は3つ半です。これが漫画なら星5。きっと天使の爪も買ってしまうでしょう・・・・・
2015年8月30日に日本でレビュー済み
女性主人公物の大沢氏は食わず嫌いだったのですが、複数の読友さんの感想を読み手に取りました。他の男性主人公物同様、いやそれ以上に楽しませてくれます。食わず嫌いは良くないですね。引き続き下巻に入ります!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年1月21日に日本でレビュー済み
人気作「天使の牙」の続編。
あいかわらず仁王とアスカの活躍はスリリングだ。
だけど前作はそれ以上に脇役達が物語を盛り上げ、思わず涙して
しまうシーンもあった。(家族が惨殺されるシーンなんて…)
本作は残念ながらそういった名脇役の存在が無いのが残念。
しかし大沢作品ならではのテンポ良い語り口、複雑に絡み合う
人間関係、胸がすくアクションシーンは健在だ。
ただし上下巻のボリュームは圧巻。全部読むのに6時間近くかかった。
寝不足に注意しましょう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年7月15日に日本でレビュー済み
 肉体と精神が切り離せるという発想は、死を人間の終わりだとは考えたくない宗教的な願いから生まれた思想であり、科学的ではない。しかしこの発想は近代科学的な粉飾をほどこされ、脳さえ保存できれば永遠に生きられるというアイデアにつながった。
 最先端の科学では、人間と極めて近い思考ができる人工知能を作ろうとしたなら、人間と極めて似た肉体を与えなくてはならないとの予想がある。
 つまり思考は、肉体からのフィードバックによって調整されているのだ。
 圧倒的に秀でたスポーツマンは、我々凡人とはまるで違った方法で世界を見ているのかもしれない。その肉体がまるで違っているがゆえに。
 脳だけで人格は保存できたりはしないのである。
 しかしそういった事実を描いた小説は極めて少ない。
 作家もまた、自己の肉体の檻の中で、自己の肉体が生み出す発想の限界の中に生きているのである。

 本作は、一見荒唐無稽な設定のように見える。
 息つく間もなく事件が繰り出される典型的な娯楽作品であり、寝る間を惜しんで読んでしまう非常に楽しい本である。
 だがここには、肉体が違うことによって心が違ってしまうという当たり前だが誰も気づかない真実が描かれている。

 大沢在昌という作家の、他者への想像力と観察力が結実した、極めてすぐれた人間理解が描かれた、娯楽だけにとどまらない素晴らしい小説であることを、あなたはこの本の冒頭わずか1/3までで知ることができるだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート