無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
21世紀本格 (カッパ・ノベルス) 新書 – 2001/12/1
- 本の長さ624ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104334074499
- ISBN-13978-4334074494
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 624ページ
- ISBN-10 : 4334074499
- ISBN-13 : 978-4334074494
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,548,666位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
"
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
本書刊行後に発表された島田さんの実作を読んで感じたのは、島田さんのやっているのは『本格ミステリー宣言II』の頃と実は変わっていないのだな、ということ。最近の著作も、『眩暈』と同様に、「『××』と見えたものが実は『○○』だったのだ」と明らかにするだけで驚きが生まれる、という姿勢で書かれていると感じました。『眩暈』では現実が舞台だったのですが、最近の著作では脳内に舞台を移したということなのでしょう。
言ってみれば、本格ミステリーという中身を、古い「器」から新しい「器」に移し替えたのが「21世紀本格」といえるかもしれません。ジャンル小説である以上、ジャンルという器からは逃れられない。とはいえ、「館」以外にも「器」はあるんだよ、というヒントめいたものを提示したかったのではないでしょうか。
島田さんが選んだ器は「脳」、瀬名さんは「コンピュータ」、森さんは「バーチャル・リアリティ」……。麻耶さんは古い器を中から破壊するという方法を選びました。松尾氏や柄刀氏は、古い器に科学的な材料を盛り込むという形を取りました。個人的な印象では、松尾氏や柄刀氏のやり方は「20世紀本格」なのではないかと感じました。扱っているのが遺伝子であろうとオランウータンであろうと、形としては旧来通りであることに変わりはないのだから。
偶然なのか必然だったのか、「21世紀本格」に分類した作品の方に面白いものが多かった。
もちろん最終的には、どのタイプの作品が好きなのか、あるいはどのタイプが「21世紀本格」なのか、という判断は各読者にまかせられます。そして「21世紀本格」が果たして必要なのかどうかも。