2004年にカッパノベルスとして出たものの文庫化。
車椅子探偵・熊谷斗志八のデビュー作。
7編を収める短編集である。
まあ、いつものとおりの柄刀一作品である。可もなく不可もなく。アイデアは面白い(のもある)と思うのに、どうしてストーリーに引き込まれないのだろう。不思議だ。登場人物に魅力がないのもつらいところ。
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レイニー・レイニー・ブルー (カッパ・ノベルス) 新書 – 2004/5/20
柄刀 一
(著)
カラーコンタクトを常用し、スポーツタイプの車椅子を操る細身の青年。鋭い眼光、怜悧な頭脳と毒を含んだ発言、なのにどこか頼りがいがあるその人柄――。青年の名は熊谷斗志八・人呼んで「車椅子の熊ん蜂」。周辺で起こった不可解な事件を推理するなかで、彼は奇跡の存在に少しだけ触れる……。常に挑戦を続ける本格推理の旗手・柄刀一が贈る、高品質傑作集!
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/5/20
- ISBN-104334075630
- ISBN-13978-4334075637
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
カラーコンタクトを常用し、スポーツタイプの車椅子を操る細身の青年・熊谷斗志八、人呼んで「車椅子の熊ん蜂」。鋭い眼光、怜悧な頭脳と毒を含んだ発言で、周囲で起こった不可解な事件を推理してゆくが…。高品質傑作集。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/5/20)
- 発売日 : 2004/5/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 330ページ
- ISBN-10 : 4334075630
- ISBN-13 : 978-4334075637
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2004年9月13日に日本でレビュー済み
IFの迷宮に出てきたクマンバチの事件簿です。
車椅子に乗った熊谷斗志八は、一般的な障害者=可哀想な人の図式に当てはまらない(というより当てはまりたくない?)青年で、その言葉の鋭さと名前から、クマンバチのあだ名が付いています。
「僕だって歩けさえすれば黄河をまたぐこともセンチュリーハイアットビルから飛び降りることもできる」
そんなことを言ってみたりする彼ですが、ひきこもりの健常者の青年と仲良くしていたりして、複雑な人物です。
障害者と健常者の境、違い、そんなことも考えさせる作品ですが、きちんとしたトリックのある本格推理を期待して読んでも大丈夫です。
車椅子に乗った熊谷斗志八は、一般的な障害者=可哀想な人の図式に当てはまらない(というより当てはまりたくない?)青年で、その言葉の鋭さと名前から、クマンバチのあだ名が付いています。
「僕だって歩けさえすれば黄河をまたぐこともセンチュリーハイアットビルから飛び降りることもできる」
そんなことを言ってみたりする彼ですが、ひきこもりの健常者の青年と仲良くしていたりして、複雑な人物です。
障害者と健常者の境、違い、そんなことも考えさせる作品ですが、きちんとしたトリックのある本格推理を期待して読んでも大丈夫です。
2007年6月28日に日本でレビュー済み
やや強引ぎみなトリックながら読みやすく、また軽すぎない出来になっていると思う。
あまりミステリを読まない人でも、その点で楽しみやすい。
主人公が要介護者であるため、介護関係の話題が多いのが特徴。
ただ本書内の解説を読んで知ったのだが、この主人公こと熊谷斗志八は著者の別の作品「ifの迷宮」に初登場のキャラなのである。
もちろん本書のみでも十分楽しめるが、「ifの迷宮」を先に読んでおいたほうがより楽しめるかもしれない。
あまりミステリを読まない人でも、その点で楽しみやすい。
主人公が要介護者であるため、介護関係の話題が多いのが特徴。
ただ本書内の解説を読んで知ったのだが、この主人公こと熊谷斗志八は著者の別の作品「ifの迷宮」に初登場のキャラなのである。
もちろん本書のみでも十分楽しめるが、「ifの迷宮」を先に読んでおいたほうがより楽しめるかもしれない。