文句無しに面白い。政府要人の命が狙われるという物語で、日韓の政治問題にも深く言及している。また、韓国の新幹線KTXが舞台となるが、この列車に関して、詳細に解説されるとともに、物語中で列車ジャックまで発生する。しかも、列車は爆破炎上するなど、スリルの連続だ。それとともに、韓国の旅情もたっぷりと盛り込まれている。著者のこれまでの作品とは、趣を異にする力作だ。
数多い著者の作品の中でも、本書は特に面白く、
一気に読み上げてしまった。
スリルと旅情満点の、
社会派トラベルミステリーだ。
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韓国新幹線を追え (カッパノベルス) 新書 – 2005/12/14
西村 京太郎
(著)
韓国新幹線を舞台にした、政府要人の暗殺計画を阻止するために、十津川と亀井は、韓国に飛んだ。時速三〇〇㎞で走る韓国新幹線を占拠した謎のグループの正体は何か。そして、その目的は・・・?
旺盛な現地取材の成果を生かし、険悪な日韓関係と、韓国国内の抱える社会問題をモチーフに、巨匠が描く、渾身の社会派トラベル・ミステリー。
旺盛な現地取材の成果を生かし、険悪な日韓関係と、韓国国内の抱える社会問題をモチーフに、巨匠が描く、渾身の社会派トラベル・ミステリー。
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/12/14
- ISBN-104334076246
- ISBN-13978-4334076245
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/12/14)
- 発売日 : 2005/12/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 200ページ
- ISBN-10 : 4334076246
- ISBN-13 : 978-4334076245
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,987,925位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1930年東京都生まれ。
都立電機工業学校卒業後、人事院に勤務。63年『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。
65年『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。78年にはトラベル・ミステリーブームの先駆けとなる『寝台特急殺人事件』を発表、ベストセラーに。2005年第8回日本ミステリー大賞を受賞。
十津川警部シリーズは現在も多くの読者の支持を得ており、現在著作は450冊を超える。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月19日に日本でレビュー済み
久しぶりに西村作品を読みました。
推理小説なので深いレビューは書けませんが,2時間ドラマにありがちな金銭や私怨がらみではない,もっと大きな話が事件の動機になってます。その点が西村作品としては異色で,おそらく同じ設定を日本を舞台にしては書けないでしょう。
日韓の政治問題にも言及され,一応「社会派トラベル・ミステリー」をうたってはいますが,そこは西村京太郎。2時間でケリを付けるためには,そんなところに深入りできません。舞台装置こそ大掛かりですが,事件後に犯人の要求がどうなったかはもちろん,伏線として張られた事件たちとの関連性もほぼ放置プレイ。
こういうのはエンタメと割り切って,それこそ2時間くらいで読みきるくらいの勢いが必要なのでしょうね(笑)。
推理小説なので深いレビューは書けませんが,2時間ドラマにありがちな金銭や私怨がらみではない,もっと大きな話が事件の動機になってます。その点が西村作品としては異色で,おそらく同じ設定を日本を舞台にしては書けないでしょう。
日韓の政治問題にも言及され,一応「社会派トラベル・ミステリー」をうたってはいますが,そこは西村京太郎。2時間でケリを付けるためには,そんなところに深入りできません。舞台装置こそ大掛かりですが,事件後に犯人の要求がどうなったかはもちろん,伏線として張られた事件たちとの関連性もほぼ放置プレイ。
こういうのはエンタメと割り切って,それこそ2時間くらいで読みきるくらいの勢いが必要なのでしょうね(笑)。
2010年12月30日に日本でレビュー済み
韓国新幹線のことを全く知らなかったので楽しく読めました。
韓国の軍隊の話題なのに,米軍や北朝鮮の話題がないのは,社会派ではないのだからか,
複雑にならないようにするためかは判断できませんでした。
登場人物の個々の心理描写も少なく,韓国の文化の紹介も浅いので,旅行の1−2時間を潰すのによいかもしれません。
世界各国の鉄道ものを書いて欲しいと思いました。
韓国の軍隊の話題なのに,米軍や北朝鮮の話題がないのは,社会派ではないのだからか,
複雑にならないようにするためかは判断できませんでした。
登場人物の個々の心理描写も少なく,韓国の文化の紹介も浅いので,旅行の1−2時間を潰すのによいかもしれません。
世界各国の鉄道ものを書いて欲しいと思いました。
2009年7月4日に日本でレビュー済み
韓国旅行のリピーターなので読んでみたのですが、
いくら小説とはいえありえなさすぎで、韓国の人が読んだら怒るのでは?と
思ってしまうような結末でした。
最初の方の事件の伏線も、結局うやむやで終わってしまった感じだし、
韓国のこともそれほど詳しく書かれていないので、旅心もくすぐられないし、
かなり物足りないです。
十津川警部は日本国内の活躍にとどめておいた方がいいと思います。
いくら小説とはいえありえなさすぎで、韓国の人が読んだら怒るのでは?と
思ってしまうような結末でした。
最初の方の事件の伏線も、結局うやむやで終わってしまった感じだし、
韓国のこともそれほど詳しく書かれていないので、旅心もくすぐられないし、
かなり物足りないです。
十津川警部は日本国内の活躍にとどめておいた方がいいと思います。
2005年12月16日に日本でレビュー済み
韓国と日本が抱える社会問題をモチーフに、アクション映画のようなストーリーでした。
現在の日韓関係に十津川警部や亀井刑事、さらに韓国の女刑事が巻き込まれます。二国間の微妙な関係が小説に出てくる登場人物の台詞に出ている気がしました。
こういうストーリーは西村京太郎氏の作品の中では珍しいと思いましたが韓国の時代の先端を行く列車をメインにするところは西村京太郎氏らしさが出ています。
はたして韓国新幹線を舞台に異国の地で犯人の真の目的は? 十津川警部・亀井刑事の運命やいかに!!
現在の日韓関係に十津川警部や亀井刑事、さらに韓国の女刑事が巻き込まれます。二国間の微妙な関係が小説に出てくる登場人物の台詞に出ている気がしました。
こういうストーリーは西村京太郎氏の作品の中では珍しいと思いましたが韓国の時代の先端を行く列車をメインにするところは西村京太郎氏らしさが出ています。
はたして韓国新幹線を舞台に異国の地で犯人の真の目的は? 十津川警部・亀井刑事の運命やいかに!!