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犬坊里美の冒険 (カッパ・ノベルス) 新書 – 2006/10/21
- 本の長さ433ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/10/21
- ISBN-104334076408
- ISBN-13978-4334076405
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/10/21)
- 発売日 : 2006/10/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 433ページ
- ISBN-10 : 4334076408
- ISBN-13 : 978-4334076405
- Amazon 売れ筋ランキング: - 721,441位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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高校生だった里美も成長して、司法修習生になったという設定です。
御手洗シリーズは、当の御手洗が海外に行ってしまい、過去の事件の回想ばかりで。
正直、トーンダウンだったのですが、この作品は、リアルタイムだけあって、感情移入もしやすく非常におもしろかったです。トリックもなかなかでした。
多少、強引なところ、司法修習生の範疇を簡単に超えてしまう、それを認めてしまう裁判長など。
やや首をかしげる部分もありましたが、目を瞑れる範囲内だと思います。
シリーズ物になるようですので、期待したいと思います。
それだけのことはある作品だったと思います。
いっぽうで、このひとの描く、どことなくお茶目だったり、悲しいまでに
真摯な登場人物たちに出会いたくて、作品を手に取る読者も多いのではないか。
本書は、犬坊里美という女性が、見習いとして司法の世界に足を
踏み入れ葛藤するという、青春小説の瑞々しさを備えている。読者は、
事件の容疑者を含め、様々な人物像に出会うことができる。また同時に
この作品は、本格ミステリーとしての骨格でも裏切らない。容疑者が
犯行現場に居た理由が明らかになる場面では、ああ、なるほど、と
感心させられた。終盤、勢いがありすぎる部分までも含め、作者の
魅力が遺憾なく発揮されていると思う。
衆人環視の境内に、忽然と現れて消えた一体の腐乱死体。容疑者として、ひとりのホームレスが逮捕・起訴され、担当は、司法修習生の犬坊里美。
このあらすじから、当然、石岡、御手洗の登場が予想された展開でしたが、里美の孤軍奮闘で・・・。
島田ファンとしては、御手洗対吉敷を待ち焦がれていたのですが、新たな主人公の登場で、実現が遠のいたのか、それとも、3人が絡むシーンに発展するのかと、今後の展開が楽しみになったのは確かです。
まず、名前が(僕にとっては)パッとしない。。。
ただ、この一冊を読んで、彼女に好感を抱かない読者はまずいないだろう。
この作品を読んで気付いたことのひとつは、彼女は石岡に似ているという点だ。不必要なほど自己評価が低いというところなど、ある意味作者そのものが投影されているのかもしれない。
ヒロインの冒険談としても、ミステリーとしても、あるいは"犯罪と司法"と言うテーマを扱った社会派小説としても、どの角度から見ても主張がハッキリした名作だと思う。
重箱の隅をつついたような欠点を挙げれば、島田荘司の魅力の一つである「薀蓄」が、あまり興味をそそられるよな書き方になっていないこと、それと登場人物の描き分けは上手いが、山田弁護士以外は、ちょっとリアリティーが伝わって来ない為、続編で再登場して欲しいと あまり思えない点だろうか?
この里美という人物、かわいいと思う人もいいのだろうし物語の筋が面白ければ
いいと思う人も多いと思うが、私には合わない。
それに石岡と居る時と、芹沢と居る時、尾登と居る時とでキャラが変わりなんせやなやつ。
おまけに大きいことを言う割には、最終的には男の力が必要だと堂々と言い放つ。
きっと、添田は里美のそんな癖のあるキャラの対極にいて読者の心を言ってくれる存在。
いらいらしながらも、こんなことを書いているのは気になっている証拠なんだろうな。
短いスカートをやめろと言われても、はいていく気持ちが全く共感できなかった。
ワキを固めるキャラも不用である。同期の芹沢や尾登は別にいなくても物語上、全く支障はない。むしろいないほうが、もっとスリムにまとまって読み終えることができる。無駄な描写が多すぎ。
そして、オチも酷すぎる。こんだけ長いこと引っ張ってきてこれかいという気にさせる。
犬吠里美、不法侵入犯してるしね。『犬吠里美の冒険』ではなく『犬吠里美の軽率な行動』というタイトルの方がしっくりくる。
龍臥亭シリーズで犬吠里美に好感を持たれた方には毒である。
冗談抜きにその情報だけで事件が起こる前にトリックが分かりました。
問題点。
主人公の語尾が気になります。キャラ作りとはいえこんな喋りは良いのか?と疑問です。
この喋りが最後まで続くので、主人公がトリックを言う場面では少々苛々します。
もう分かってるんだから、もったいつけず早く言って欲しい、と。
この作品に関しては、そんな感想です。