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新本格もどき (カッパ・ノベルス) 新書 – 2007/8/1
霧舎 巧
(著)
これは事件だ。新本格ミステリの名作たちが「もどかれた」!
最終兵器、霧舎巧、炸裂。
最終兵器、霧舎巧、炸裂。
記憶喪失の吉田さんは、ミステリマニアの店主が作るカレーを食べるたびに、何故か新本格の名作に登場する様々な探偵になりきり事件に関わってしまう。が、その推理たるや......。
そして真の名探偵は......。
で、吉田さんの過去とは?
帯は豪華、「もどかれた」作家たちからの直筆コメント。
新本格ファンのみならず、「もどかれた」オリジナルを知らない人でも楽しめる、華麗なる「推理&もどき」の世界。
新本格の粋(いき)が詰まった見逃せない一冊。
本書で「もどかれた」作家──綾辻行人、法月綸太郎、我孫子武丸、歌野晶午、倉知淳、山口雅也、有栖川有栖
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2007/8/1
- ISBN-104334076580
- ISBN-13978-4334076580
商品の説明
著者からのコメント
ほかの誰でもない、霧舎巧にこの企画を持ちかけてくれたことに、いま心から感謝している。
この気持ちは、そのまま作品に還元し、思いつく限りのトリックとアイディアをつぎ込み、読者のみなさんに喜んでいただくことでしか、返せないと思っている。
新本格ミステリが大好きなあなた、どうぞ一緒に楽しみましょう。
この気持ちは、そのまま作品に還元し、思いつく限りのトリックとアイディアをつぎ込み、読者のみなさんに喜んでいただくことでしか、返せないと思っている。
新本格ミステリが大好きなあなた、どうぞ一緒に楽しみましょう。
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 335ページ
- ISBN-10 : 4334076580
- ISBN-13 : 978-4334076580
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年2月12日に日本でレビュー済み
前回の「新本格もどき」を買って読んだので、今回も買ってみました。読んだことのないモドキ元の作家さんも多いのですが(それは前回の作品でもそうだった)、何が駄目って一連の物語が続きものだって事。各話主役だけ同じで、繋がりが無い方がすんなり読めるでしょ。名前見ても誰が誰なんだか分かり難い。いちいち戻って確かめるのも面倒くさい。上手いこと全部繋がったて思ってるのなら作者のジコマンに過ぎない!
2009年4月6日に日本でレビュー済み
7篇を収める短編集。
新本格の作家たちの作風を真似したパスティーシュ集となっている。真似されているのは、綾辻行人、法月綸太郎、我孫子武丸、歌野晶午、倉知淳、山口雅也、有栖川有栖。といっても、完全なパスティーシュではなく、雰囲気、事件、探偵などが原作を連想させる程度に抑えられている。
まず、パスティーシュとしての出来はいまいち。ちょっと似てるかもね、というくらいで、なんだか物足りない。
ミステリとしても不満が残る。トリックにも、結末にも、ストーリーにも。
失敗の原因は明らか。似せ方が中途半端なのが良くないのだ。パスティーシュ/パロディとして楽しめない上に、もとになるモデルがあってストーリーを考えているからミステリとしても独創性とキレがない。
残念な一冊であった。
新本格の作家たちの作風を真似したパスティーシュ集となっている。真似されているのは、綾辻行人、法月綸太郎、我孫子武丸、歌野晶午、倉知淳、山口雅也、有栖川有栖。といっても、完全なパスティーシュではなく、雰囲気、事件、探偵などが原作を連想させる程度に抑えられている。
まず、パスティーシュとしての出来はいまいち。ちょっと似てるかもね、というくらいで、なんだか物足りない。
ミステリとしても不満が残る。トリックにも、結末にも、ストーリーにも。
失敗の原因は明らか。似せ方が中途半端なのが良くないのだ。パスティーシュ/パロディとして楽しめない上に、もとになるモデルがあってストーリーを考えているからミステリとしても独創性とキレがない。
残念な一冊であった。
2011年1月21日に日本でレビュー済み
新本格作品をネタにした連作短編集です。各編の題名は以下の通り:
「人狼病の恐怖」
「すべてがXになる」
「覆面作家は二人もいらない」
「万力密室!」
「殺人史劇の13人」
「夏と冬の迷走曲(どなた)」
「<おかずの扉>研究会」
はっきり書きます。これらの元ネタの題名と主要登場人物の名前がすらすら出てこない方には向きません。
一編一編が起承転結のある短編推理小説であると同時に、共通の登場人物が存在し全体として一つの物語を作ります。なのでパスティーシュというわけでもなく、新本格作品を「ネタにした」「もどき作品」というしかありません。ネタを知っていればにやにやし通しです。「殺人史劇…」では、可読性を捨ててまでネタ作品の構成をなぞり、「夏と冬の…」ではアレをネタにしていると思いきや同じ作家の別のアレをなぞりだし、といった恐ろしいまでの凝り方。
そんなにまでしていながら一応は破綻無くまとまっており、良く連載でこんなの書けるものよと思いますし、よくもまあこれほどマニアックなものを出版するよ流石カッパは偉いなあと思いますけど、どう見てもマニアしか喜ばないでしょうから星三つにしておきます。
「人狼病の恐怖」
「すべてがXになる」
「覆面作家は二人もいらない」
「万力密室!」
「殺人史劇の13人」
「夏と冬の迷走曲(どなた)」
「<おかずの扉>研究会」
はっきり書きます。これらの元ネタの題名と主要登場人物の名前がすらすら出てこない方には向きません。
一編一編が起承転結のある短編推理小説であると同時に、共通の登場人物が存在し全体として一つの物語を作ります。なのでパスティーシュというわけでもなく、新本格作品を「ネタにした」「もどき作品」というしかありません。ネタを知っていればにやにやし通しです。「殺人史劇…」では、可読性を捨ててまでネタ作品の構成をなぞり、「夏と冬の…」ではアレをネタにしていると思いきや同じ作家の別のアレをなぞりだし、といった恐ろしいまでの凝り方。
そんなにまでしていながら一応は破綻無くまとまっており、良く連載でこんなの書けるものよと思いますし、よくもまあこれほどマニアックなものを出版するよ流石カッパは偉いなあと思いますけど、どう見てもマニアしか喜ばないでしょうから星三つにしておきます。
2007年9月22日に日本でレビュー済み
別の作家さんの代表作を『もどいた』(モチーフにした)7編の短編集です.
タイトルや見出しのつけ方などが,元の作品に倣っているらしく,
そのこまかさには,それらを読んだことがあればニヤリとなるはず.
また,全編をとおして別の物語を絡めた連作のかたちにもなっていて,
こちらの物語にも仕掛けられたちょっとした『謎』も楽しめる作品です.
ただ,逆に言えば,元の作品を知らないとピンとこないものばかりで,
未読の自分には,登場人物や台詞など,見せ場がわからずに残念でした.
ほかにも,『もどく』ことに力が入り過ぎたのか,詰め込みすぎた感じで,
作中作が多かったり,各作,駆け足の終盤など,作品単体でも不満が残ります.
しかし,それを除いても,明らかに元作品のファンに向けた内容で,
著者の別作品とのリンクなど,そちらの楽しみもいくつかあるものの,
純粋な著者の作品と期待していると,ちょっと厳しいかもしれません….
タイトルや見出しのつけ方などが,元の作品に倣っているらしく,
そのこまかさには,それらを読んだことがあればニヤリとなるはず.
また,全編をとおして別の物語を絡めた連作のかたちにもなっていて,
こちらの物語にも仕掛けられたちょっとした『謎』も楽しめる作品です.
ただ,逆に言えば,元の作品を知らないとピンとこないものばかりで,
未読の自分には,登場人物や台詞など,見せ場がわからずに残念でした.
ほかにも,『もどく』ことに力が入り過ぎたのか,詰め込みすぎた感じで,
作中作が多かったり,各作,駆け足の終盤など,作品単体でも不満が残ります.
しかし,それを除いても,明らかに元作品のファンに向けた内容で,
著者の別作品とのリンクなど,そちらの楽しみもいくつかあるものの,
純粋な著者の作品と期待していると,ちょっと厳しいかもしれません….
2008年7月24日に日本でレビュー済み
綾辻行人さんが登場して以降のいわゆる「新本格」推理小説を「もどき」として構成した短編小説集。それぞれの作者の文体を「もどき」で記してみたり、登場する名探偵に記憶喪失の男性「吉田」さんがなりきってしまうあたりが面白い……はずだ。
と、いうのもいわゆる「本歌取り」なので、本歌を知っていなければかなり厳しい。著者が一編一編に「寸断されたあとがき」を入れている(これも知る人は知るもの)が、個々のトリックがこういった企画モノでしか使えないようなものであると話しているだけに、読む人を選ぶ作品であると言える。
うーん、こういう企画モノやなくて、そろそろ開かずの扉〜シリーズの新刊が読みたいなぁ。
と、いうのもいわゆる「本歌取り」なので、本歌を知っていなければかなり厳しい。著者が一編一編に「寸断されたあとがき」を入れている(これも知る人は知るもの)が、個々のトリックがこういった企画モノでしか使えないようなものであると話しているだけに、読む人を選ぶ作品であると言える。
うーん、こういう企画モノやなくて、そろそろ開かずの扉〜シリーズの新刊が読みたいなぁ。