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Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス) 新書 – 2009/12/17
- 本の長さ434ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2009/12/17
- ISBN-104334076904
- ISBN-13978-4334076900
商品の説明
出版社からのコメント
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2009/12/17)
- 発売日 : 2009/12/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 434ページ
- ISBN-10 : 4334076904
- ISBN-13 : 978-4334076900
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,247,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1956年名古屋市出身。慶應義塾大学中退。79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。
86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞、20001年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。04年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞を受賞。2006年「狼花 新宿鮫9」で日本冒険小説大賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2012年「絆回廊 新宿鮫10」で日本冒険小説大賞。2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞受賞。2022年秋 紫綬褒章受章。
05年~09年社団法人日本推理作家協会理事長を務める。
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92 年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 迷路館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫) (ISBN-13: 978-4062763974 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年、大阪生まれ。1989年、『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾る。以後、精力的に作品を発表し、2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本 推理作家協会賞を受賞。2008年には『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞した。精緻なロジックを積み重ね、構築した世界そのものをひっくり返 してみせる鮮やかな手腕と、物語性豊かなその作品は、世代を問わず常に読み手を魅了しつづけている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 闇の喇叭 (ISBN-13: 978-4652086353 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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小説同士がしのぎを削る感じ。
一作ごとに系統も違うしパワーあるし、
私にとっては、一作読了ごとに息継ぎして、長く楽しむ本だった。
書き下ろした興味深い1冊。
綾辻行人、有栖川有栖、大沢在昌、島田荘司、田中芳樹、道尾秀介、宮部みゆき、森村誠一、
横山秀夫と、魅力的な作家が集まった。彼ら9人が「50」というキーワードをどのように使うのか、
読む前から期待でワクワクした。
それにしても、「50」という言葉からこれだけのさまざまな趣の違う作品ができるとは!さすが
みなさん、かなりの力量だ。その中で一番印象に残ったのは、宮部みゆきさんの「博打眼」だ。
人の心の弱さを見抜き、人に入り込む恐ろしい妖怪「博打眼」。その描写は読み手をぞくりとさせる。
そんな恐ろしい妖怪と50匹の犬張り子との闘いは、実にユニークでよかった。面白さが凝縮されて
詰まっている。「博打眼」は、そんな感じの話だった。1冊でいろいろ楽しめるアンソロジー。
たまにはこういう本もいいかもしれない
この内容の豪華さや貴重さはあまりわからないのですが、
ただ単純に、ミステリーの面白さが一冊で感じることが出来る本です。
すべて、50周年にちなんで“50”をキーワードにした作品になっています。
どれも非常にうまく、さりげなく50が入り込んでいますが
ひとつの真相を知るための重要な役割を担っていて、作家さんたちの力を感じました。
印象に残っているのは「博打眼」、「未来の花」、「夏の光」です。
ヒヤっとしたり、一体どういうことなんだろう?と首をかしげたりしながらも、
最後にはホッとして、じんわり心に残るものがありました。
シリーズものになっている作品もあるようなので、ぜひ読んでみたいと思いました。
最初から最後まで楽しい一冊でした。
中でも好きな作品は2作。
道尾秀介さんの「夏の光」は、子どもが主人公ですが、
勇気をもらえる素敵なお話でした。
それから横山秀夫さんの「未来の花」。
ドラマにもなった「臨場」の主人公・倉石検死官が登場するお話です。
安楽椅子探偵ぶりが新鮮で面白かったです。
どの先生も誰もが知っている大御所中の大御所ですし、
全て書き下ろしという贅沢なものです。
安心してお薦めできる本と言えます。
「ドラえもんに現実の有名人が漫画になってゲスト出演した」
ような楽しさがありました。
最初の綾辻さんの作品が「なかなかいいなあ」と読後思うのに、
最後まで読むとすべて良いので、綾辻さんも「普通」になってしまう
という、質の高さがあったように思います。
ミステリはあんまり・・・ という人には、よい入門書。
きっとひっかかるキャラがみつかるのでは? と思います。
圧巻は唯一時代ものの宮部さんの「博打眼」。
狛犬さんもさることながら、方言の設定が妙で、
元気な女の子のキャラとで楽しく読める。