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影を踏まれた女 (光文社文庫 お 6-8) 文庫 – 1988/10/1
岡本 綺堂
(著)
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日1988/10/1
- ISBN-104334708323
- ISBN-13978-4334708320
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (1988/10/1)
- 発売日 : 1988/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 285ページ
- ISBN-10 : 4334708323
- ISBN-13 : 978-4334708320
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,516,784位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話の内容もさることながら、映像を見ているかのような自然な描写が秀逸。さすがの一言。最近流行りの現代怪談を沢山聴いた現代の方でも充分新鮮に感じる内容です。ボリュームも満点。文句なしの星5です。
2019年2月13日に日本でレビュー済み
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岡本綺堂の怪談は、ほんとうに怖い。
理性的に、淡々と語られるから。
語り手はあくまでも理性をうしなわず論理的で、神経が研ぎ澄まされている。
しかし、語られる内容は狂気じみている。
理性的に、淡々と語られるから。
語り手はあくまでも理性をうしなわず論理的で、神経が研ぎ澄まされている。
しかし、語られる内容は狂気じみている。
2013年5月29日に日本でレビュー済み
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前にも、述べたように綺堂の世界、それは江戸情緒そして人間の絡み合い、これらを、感じられノスタルジアを呼び起すそれらの具象の世界からのいざないである。
2007年1月12日に日本でレビュー済み
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「三浦老人昔話」に続いて、1924年から25年(大正14年)にかけて雑誌に連載された「青蛙(せいあ)堂鬼談」と、同時期に書かれた「異妖編」「月の夜がたり」「影を踏まれた女」を収めた怪談集。格別、「青蛙堂鬼談」の十二篇はどれも第一級の出来栄えで、ほうっと思わせられたり、ぞっとする心持ちになったり。ひたひたと身に迫ってくる語り口が見事なので、いつの間にか話に耳を傾けている按配になります。また、作者の綺堂が、中国の志怪綺譚と西洋の怪談に通じている人だったせいか、洗練されたモダンな味わいが話のスパイスとして効いている印象を持ちました。
月の光が冴え返るカバーイラストもいいですね。「青蛙堂鬼談」のいくつかの話で、あるいは「月の夜がたり」「影を踏まれた女」の話の情景に、さやかな月の光が出てまいります。その折々、本書のカバーにある明月が脳裏に浮かびました。
「青蛙堂鬼談」の十二篇のなかでひとつだけ選ぶとすればどの話か?と聞かれたら、うーん、すごく迷いますねぇ。一番にぞっとさせられたのは、「一本足の女」でしょうか。最初のほうと最後のほうとでは、話の明暗ががらりと違っているんですよね。一種の吸血鬼ものとしても独特の妙味がある短篇。
都筑道夫氏による「解説」、縄田一男氏による「解題」。巻末の文章はともに読みごたえがありました。
月の光が冴え返るカバーイラストもいいですね。「青蛙堂鬼談」のいくつかの話で、あるいは「月の夜がたり」「影を踏まれた女」の話の情景に、さやかな月の光が出てまいります。その折々、本書のカバーにある明月が脳裏に浮かびました。
「青蛙堂鬼談」の十二篇のなかでひとつだけ選ぶとすればどの話か?と聞かれたら、うーん、すごく迷いますねぇ。一番にぞっとさせられたのは、「一本足の女」でしょうか。最初のほうと最後のほうとでは、話の明暗ががらりと違っているんですよね。一種の吸血鬼ものとしても独特の妙味がある短篇。
都筑道夫氏による「解説」、縄田一男氏による「解題」。巻末の文章はともに読みごたえがありました。
2014年10月28日に日本でレビュー済み
明治から昭和初期にかけての活動した岡本綺堂の怪談集です。
何の理由も無くただ怪異はそこにいて、たまたま出逢ってしまった人たちは何の理由も無く身を滅ぼしていく。そこに人の論理など介在する余地は無いかのように。
扇情的なグロテスクさや立ち回りも無い、ただ淡々と人に祟りなす怪異たちの不条理さにゾッとしました。
特に「蛇精」は、そこに情を持つ人の哀しさが絡まり、何とも言えない読後感でした。
何の理由も無くただ怪異はそこにいて、たまたま出逢ってしまった人たちは何の理由も無く身を滅ぼしていく。そこに人の論理など介在する余地は無いかのように。
扇情的なグロテスクさや立ち回りも無い、ただ淡々と人に祟りなす怪異たちの不条理さにゾッとしました。
特に「蛇精」は、そこに情を持つ人の哀しさが絡まり、何とも言えない読後感でした。
2015年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃、なぜかこの朗読にハマって、寝る時にいつも聴いていたので、本で読んでみたくて購入しました。
怖いいいい
怖いいいい
2007年11月23日に日本でレビュー済み
久しぶりに綺堂を読み返した。
青蛙堂シリーズを中心とする怪異譚。
多くは現象だけが描かれ、因果だのその後だのがすっぱり削ぎ落とされている。
想像の余地あり過ぎで、とても好み。
真昼にふらりと現れ、「また出ましたか」 などとご近所に言われる、そんな、日常に紛れた幽霊の姿もいとおしい。
青蛙堂シリーズを中心とする怪異譚。
多くは現象だけが描かれ、因果だのその後だのがすっぱり削ぎ落とされている。
想像の余地あり過ぎで、とても好み。
真昼にふらりと現れ、「また出ましたか」 などとご近所に言われる、そんな、日常に紛れた幽霊の姿もいとおしい。
2012年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「半七捕物帳」で岡本綺堂が気に入って、次に読んだのがこの本です。
15編の短編が、収録されています。
短い物ばかりですが、背筋がぞくぞくします。多分この怖さは、「なぜ、どうしてこんなことがおきるのか」が、説明されていないことにあると思います。余韻が残るというか、腑に落ちないというか、いつまでも心に残るのです。
表題の「影を踏まれた女」のおせきは、影を子供たちに踏まれたことがきっかけで不幸に見舞われるが、 怖さと不可解さが残ります。本当に怖いです。
15編の短編が、収録されています。
短い物ばかりですが、背筋がぞくぞくします。多分この怖さは、「なぜ、どうしてこんなことがおきるのか」が、説明されていないことにあると思います。余韻が残るというか、腑に落ちないというか、いつまでも心に残るのです。
表題の「影を踏まれた女」のおせきは、影を子供たちに踏まれたことがきっかけで不幸に見舞われるが、 怖さと不可解さが残ります。本当に怖いです。