プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥734¥734 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥11¥11 税込
配送料 ¥256 5月15日-16日にお届け
発送元: 古本配達本舗 通常24時間以内に発送可能です。 販売者: 古本配達本舗 通常24時間以内に発送可能です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
奇想、天を動かす―長編推理小説 (光文社文庫 し 5-20) 文庫 – 1993/3/1
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ451ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日1993/3/1
- ISBN-104334716628
- ISBN-13978-4334716622
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
登録情報
- 出版社 : 光文社 (1993/3/1)
- 発売日 : 1993/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 451ページ
- ISBN-10 : 4334716628
- ISBN-13 : 978-4334716622
- Amazon 売れ筋ランキング: - 162,577位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
"
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
社会派ミステリーとしての、骨太かつ重いテーマ。幻想的、怪奇的な事件の謎と、途方もないトリックの離れ業。
改めて、「凄ぇ作品だなあ」と思いました。めちゃくちゃ面白かったです。
「おどるピエロの怪」「吊るし首の死者」「白い巨人」「ピエロと女」。江戸川乱歩風の雰囲気をたたえた四つの短篇が良いっすね。しかも、これらの話が後で効いてくる妙味といったら‥‥。
事件の謎を調べていく捜査一課の吉敷竹史(よしき たけし)と、札幌署の牛越(うしこし)警部、吉敷の先輩・中村との共演も良かったな。
なかでも、江戸時代の吉原(よしわら)についてあれこれとレクチャーを受けながら、吉敷が中村と浅草界隈を歩くシーンが好き。
印象に残るシーンでは、もうひとつ。〈ハーモニカを吹く老人〉が、浅草・仲見世(なかみせ)通りの人波の中を歩いていくところも忘れがたいです。
それにしても、素晴らしく読みごたえのある、途方もないミステリー小説でした。
〝昭和〟時代、さらには〝江戸〟時代へもタイムスリップしたような心地になりました。
トリックの解明に「ずるっ」とこなければ。
はい、きちゃいました。島田荘司の最高傑作という評価もあったので、結構期待していたのですが。
いえね、悪くないんですよ。悪くないどころか、全体的には素晴らしいです。実際は、まさしく奇想天外な謎の提示に、一気に読まされました。
ただ最後の方の謎解きでねぇ。「〇〇を見ておくべきだった」って。吉敷さんそりゃないっス。
「北海道に住んでいても気づかなかった」気づけっつーの!!
最近では「ライアーゲーム」の最終回以来の「ずるっ」です。
ここの謎解きで膝を打たせてくれていたら、間違いなく星五つでした。
今までにまだ100冊未満のミステリー読書歴の私には、唯一無二の最高の感動でした。
(トリックの評価は私は気にしないほうです。)こんな、社会派ミステリーが増えて欲しいです。
トリック、動機はいまいち。社会問題も直接は関係なく
また非現実的な事件はあまり自分には合わなかった
読み終わって、泣きました。
まさに、島田氏は、one of the best and brightest mystery writers in the worldです。
これは、島田氏の作品のBest 3にはいる傑作だと思います。
日本人に強い反省を強いる作品でもあります。
島田氏の日本人としての良心が書かせたミステリーです。
自虐史観ではなく、こういう歴史を忘れてはいけない。
物語内容については書きません。
読み始め、だんだん引き込まれ、ついには夢中に読みふけり、最後に「あ!」と驚く「優れたミステリーを読む喜び」を堪能できます。
奇想、天を動かす。
このタイトルも奇抜、卓抜、秀抜です。
・フーダニット(犯人は誰?)
乾物屋の女主人を殺害した犯人は、最初からわかっていますよね。
・ホワイダニット(犯行動機?)
最初はこれが大きな謎で、ぐいぐいと話しに引き込まれましたね。
本当に久しぶりに素晴らしい読書体験をしてる感じがしましたね。
・ハウダニット(犯行方法?)
これは女主人に対することではなく(こちらは刃物でブスッですからね)
30年前の真冬に北海道で発生した不可思議な事件についてのことですね・・
で、社会派ミステリーとしての側面もあり、冒頭のとびっきりの謎に対しての結末
での論理的な解決による「段差の美」という作者の思い入れも、一応は成功しています。
(若干トリックに力技的な部分はありますが、それは本格物としての許容範囲です)
ただどうしても一点だけ許容できないところがあり、星二つとさせていただきます。
本格物にありがちなフィクションとしての致命的な欠点ですが
まず間違いなく大切な肉親が殺された時、自己保身のため、アリバイ作りのためとはいえ
人間ってこんな手のこんだ意味不明な行動は、ほぼ100%しないですよね・・
こんな行動をとる必然性が全くないですよね!
突然起こった悲しみと自分のとった行動に茫然自失となり、こんな手の込んだ偽装工作なんて
絶対考えつかないですよね。せめて憎き裏切り者の後を追いかけるとかならまだわかりますが・・
前半の話しでこの犯人の悲惨な半生を知った時、犯人の物悲しい姿や行動に感情移入しました。
それが三十年のあの日に、こんな大げさなまるで怪人二十面相みたいなことをしますか?
それまでの犯人の人物造形が台無しです。
社会派ミステリーがいきなり少年探偵団に様変わりしました。
何度も言いますが、愛する肉親の死体に対してこんなひどい事をしますか?
このまま死体を埋葬して消え失せても、あの状況なら誰も怪しむものなんかいませんよ・・
かえってあんな目立つような行動をする必然性が全くあいません!
前半がとても素晴らしかっただけに、この致命的な不自然さには納得できません。
作者が提言する「段差の美」に無理にこだわるから、こんな違和感のある話になってしまうのです。
社会派ミステリーと言えば、数年前に読んだ宮部みゆきさんの「火車」にとても感激した記憶が
あります。犯人の人物造形が素晴らしくその行動には必然性があり、不自然なところが全くなく
フィクションとして完成されていました。