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鳩笛草,燔祭,朽ちてゆくまで (光文社文庫 み 13-4) 文庫 – 2000/4/1
宮部 みゆき
(著)
商品名: 鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫
- 本の長さ363ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2000/4/1
- ISBN-104334729851
- ISBN-13978-4334729851
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登録情報
- 出版社 : 光文社; 初版 (2000/4/1)
- 発売日 : 2000/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 363ページ
- ISBN-10 : 4334729851
- ISBN-13 : 978-4334729851
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,258,733位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
3 星
千里眼、超能力、そんなもんあるわけがない
千里眼というかはたまた超能力者というべきかかは別にしてそんな作品。それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。一般文学通算2362作品目の感想。2019/12/25 09:10
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。
2004年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生まれながらに超能力を持ち合わせた人たちが主人公として綴られる短編集です。
予知能力、念力放火能力(パイロキネシス)、そして心を読み取るをもったそれぞれの女性たち。
共通するのは、その能力故にその身が決して幸福ではないこと、むしろ不幸であるといえる。
小説的には、SF小説として位置づけられるのだろうが、能力者の悲哀を存分に描ききった鳩笛草を含め能力者の人物像の描写と物語の構成はさすが宮部みゆきだと思わされる。
それぞれ、手ごろな短編3つですから、是非手にとって読んでみてください。
3編それぞれ違った後読感が得られますよ。
それから、「燔祭」は、長編小説「クロスファイア」へつながる重要な話なので、クロスファイアに手をつける前に是非読んでおいてください。
余談ですが、「燔」にはたきぎを燃やしすという意味があるようです。なるほど、感じ入るタイトルのつけ方です。
予知能力、念力放火能力(パイロキネシス)、そして心を読み取るをもったそれぞれの女性たち。
共通するのは、その能力故にその身が決して幸福ではないこと、むしろ不幸であるといえる。
小説的には、SF小説として位置づけられるのだろうが、能力者の悲哀を存分に描ききった鳩笛草を含め能力者の人物像の描写と物語の構成はさすが宮部みゆきだと思わされる。
それぞれ、手ごろな短編3つですから、是非手にとって読んでみてください。
3編それぞれ違った後読感が得られますよ。
それから、「燔祭」は、長編小説「クロスファイア」へつながる重要な話なので、クロスファイアに手をつける前に是非読んでおいてください。
余談ですが、「燔」にはたきぎを燃やしすという意味があるようです。なるほど、感じ入るタイトルのつけ方です。
2019年12月25日に日本でレビュー済み
千里眼というかはたまた超能力者というべきかかは別にしてそんな作品。
それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。
一般文学通算2362作品目の感想。2019/12/25 09:10
それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。
一般文学通算2362作品目の感想。2019/12/25 09:10
千里眼というかはたまた超能力者というべきかかは別にしてそんな作品。
それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。
一般文学通算2362作品目の感想。2019/12/25 09:10
それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。
一般文学通算2362作品目の感想。2019/12/25 09:10
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2016年2月23日に日本でレビュー済み
「朽ちるまで」
事故によって両親と過去の記憶を失った女性が再生する物語。
希望のある結末がすごくよかったけれど、
そこから先が読みたい!のに続編はないのですね。長編で読みたい。
「燔祭」
妹を殺されて復讐を誓う男性主人公と、
彼の復讐を助けようとする念力放火能力を持った女性の話。
男性が復讐しようと思った理由はよくわかるのだけど、
それを成し遂げるだけの気迫が伝わってこなかったので、収まるところに収まったという感じ。
最後の別れのシーンが温かい切なさがすごくよかった。
「鳩笛草」
一番好きな話。
透視能力を活かそうと刑事になったのに、今その力が失われようとしている…。
主人公の焦る気持ちがわかるだけに、相棒の男性刑事や周囲の協力者たちの支えに胸が熱くなりました。
ただ、病院にはきちんと行って欲しい…。
症状が進行してからは脳腫瘍かな?脳梗塞かな?と余計なことを考えていました。
事故によって両親と過去の記憶を失った女性が再生する物語。
希望のある結末がすごくよかったけれど、
そこから先が読みたい!のに続編はないのですね。長編で読みたい。
「燔祭」
妹を殺されて復讐を誓う男性主人公と、
彼の復讐を助けようとする念力放火能力を持った女性の話。
男性が復讐しようと思った理由はよくわかるのだけど、
それを成し遂げるだけの気迫が伝わってこなかったので、収まるところに収まったという感じ。
最後の別れのシーンが温かい切なさがすごくよかった。
「鳩笛草」
一番好きな話。
透視能力を活かそうと刑事になったのに、今その力が失われようとしている…。
主人公の焦る気持ちがわかるだけに、相棒の男性刑事や周囲の協力者たちの支えに胸が熱くなりました。
ただ、病院にはきちんと行って欲しい…。
症状が進行してからは脳腫瘍かな?脳梗塞かな?と余計なことを考えていました。
2006年9月7日に日本でレビュー済み
超能力を持つ女性が登場する3つの中編SFミステリー小説を収録。
「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、
祖母の死に伴う相続税の支払いのために、
自宅の荷物を整理しているときに、
両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、
以前は予知能力を持っていたことに気づく話。
「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。
青田淳子の元職場の同僚であり、
女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。
クロスファイアを別の角度から読め、
本編にはない一樹の心理描写が貴重。
「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。
透視能力を刑事として活かすが、
能力を失うにつれ、
その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。
透視能力が失われていく過程においても、
刑事としての能力を発揮していることから、
これまでの刑事としての自分が、
何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、
自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。
「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、
祖母の死に伴う相続税の支払いのために、
自宅の荷物を整理しているときに、
両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、
以前は予知能力を持っていたことに気づく話。
「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。
青田淳子の元職場の同僚であり、
女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。
クロスファイアを別の角度から読め、
本編にはない一樹の心理描写が貴重。
「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。
透視能力を刑事として活かすが、
能力を失うにつれ、
その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。
透視能力が失われていく過程においても、
刑事としての能力を発揮していることから、
これまでの刑事としての自分が、
何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、
自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。
2010年5月24日に日本でレビュー済み
超能力者が主人公の3つの小説集。
このうち燔祭は、後日クロスファイアという続編になる。
青木淳子の初登場する小説だ。
燔祭では、青木淳子は地味な女の人だが、クロスファイアになると地味な印象だが、きれいな顔立ちになっている。
キャラクターの洗練があったのだろうが、「地味な存在」を徹底した方がいい気もするが、クロスファイアにおける青木淳子の心の変化を考えると、きれいな顔立ちは欠かせないわけで、それなら燔祭でも「よく見ると整った顔立ちだが、それを拒むかのような地味な服装や化粧だった」ということにしておけばよかったような。
燔祭に限らず、鳩笛草も朽ちていくまでも、終わり方がちょっと唐突というか、宮部みゆきは、長編が得意なのではないかと思う。
いいたいことはもっともっとあるのに、原稿用紙がつきてしまった、そんな作品集だ。
その「いいたいこと」を探すのも、楽しいことでもあるのだけれど。
このうち燔祭は、後日クロスファイアという続編になる。
青木淳子の初登場する小説だ。
燔祭では、青木淳子は地味な女の人だが、クロスファイアになると地味な印象だが、きれいな顔立ちになっている。
キャラクターの洗練があったのだろうが、「地味な存在」を徹底した方がいい気もするが、クロスファイアにおける青木淳子の心の変化を考えると、きれいな顔立ちは欠かせないわけで、それなら燔祭でも「よく見ると整った顔立ちだが、それを拒むかのような地味な服装や化粧だった」ということにしておけばよかったような。
燔祭に限らず、鳩笛草も朽ちていくまでも、終わり方がちょっと唐突というか、宮部みゆきは、長編が得意なのではないかと思う。
いいたいことはもっともっとあるのに、原稿用紙がつきてしまった、そんな作品集だ。
その「いいたいこと」を探すのも、楽しいことでもあるのだけれど。
2007年11月5日に日本でレビュー済み
超能力を持つ人々を主人公にした3作品。
ぜひ、初めて宮部作品を読む方におすすめします。
普通の人は持っていない能力を持つ人の話だけれど、それは恋愛作品であり、
悩み深き心の葛藤を描いている作品であり、決して、日常離れしたSFではないところが、
今後、この手の作品を読み進めるにあたり、宮部さんが描きたいと思っている、
その本質を理解するベースとなっていくのではないでしょうか?
ここから広がる宮部ワールドへの道しるべ的作品だと思います。
ぜひ、初めて宮部作品を読む方におすすめします。
普通の人は持っていない能力を持つ人の話だけれど、それは恋愛作品であり、
悩み深き心の葛藤を描いている作品であり、決して、日常離れしたSFではないところが、
今後、この手の作品を読み進めるにあたり、宮部さんが描きたいと思っている、
その本質を理解するベースとなっていくのではないでしょうか?
ここから広がる宮部ワールドへの道しるべ的作品だと思います。
2004年2月10日に日本でレビュー済み
SF 少年もの 短編オムニバス形式の長編 時代物 著者の得意技はいくつもあるけれど、そのうちの一つ超能力ものを3篇集めた作品集。普通超能力ものというとその能力をつかえることからくる爽快感が前面に出ているものが多いんだけど宮部作品はちがうんだよね。いつもそれをもってしまっていることのかなしさが描かれている。人にはない力を持ってしまったことで異端者として扱われることへの怖れ。自分自身の本能や欲望のため能力を使ってしまわぬようにする制御。こういう視点があるから深い。大ヒット作『クロスファイア』のプロローグ的な作品「燔祭」が話題の中心とならざるを得ないだろうけど、個人的には表題作の「鳩笛草」がいい。力を持つものがそれを失っていくときのせつなさ。見事に描かれている。