マラソン中に消えた13人、古文書に見立てた不可思議な事件と、
概要はまるで島田荘司の世界観だが、最終的に明かされる事実はかなり地味で、
そのわりに強引な部分も多い
ゲスト出演みたいな探偵が居たり、動機がやや無茶だったり、どうにもすっきりしない
大きなトリックを期待して買うとガッカリするだろう
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蜃気楼・13の殺人 (光文社文庫 や 6-2) 文庫 – 2002/10/1
山田 正紀
(著)
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2002/10/1
- ISBN-104334733921
- ISBN-13978-4334733926
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2002/10/1)
- 発売日 : 2002/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 4334733921
- ISBN-13 : 978-4334733926
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,443,996位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年2月2日に日本でレビュー済み
想像できないものを想像する天才山田正紀。
今回のモチーフは史上最大の密室殺人事件、
テーマは環境破壊して大勢の市民を不幸にしても
自分の利益を追い求める官僚や資本家への呪詛か?
社会的問題意識は真面目な正紀なのでそうなったのだろうが、
それがなくてもミステリとして上出来の傑作である。
全長10キロメートルの密室で13人が消える!
消えた死体は後に、高い木の上の枝に串刺しになって発見されるが、
葬儀の前に棺桶の中からまたもや消える!
それ以後にトラクターが200メートルも空を飛んで人間を圧死させたりと、
超絶な殺人技の大サービス!
犯人がシュライクみたいな凄い事件が連発するが、
SFではなくてミステリとしてきっちり説明を付けます。
ミスディレクションを誘う手掛かりのバラまき方も巧い!
史上最大の密室は全長3万キロメートルという作品が出たので、
この作品の10キロメートルの記録は破られたが、
さすがSF作家というスケールの大きいミステリで堪能しますた。
今回のモチーフは史上最大の密室殺人事件、
テーマは環境破壊して大勢の市民を不幸にしても
自分の利益を追い求める官僚や資本家への呪詛か?
社会的問題意識は真面目な正紀なのでそうなったのだろうが、
それがなくてもミステリとして上出来の傑作である。
全長10キロメートルの密室で13人が消える!
消えた死体は後に、高い木の上の枝に串刺しになって発見されるが、
葬儀の前に棺桶の中からまたもや消える!
それ以後にトラクターが200メートルも空を飛んで人間を圧死させたりと、
超絶な殺人技の大サービス!
犯人がシュライクみたいな凄い事件が連発するが、
SFではなくてミステリとしてきっちり説明を付けます。
ミスディレクションを誘う手掛かりのバラまき方も巧い!
史上最大の密室は全長3万キロメートルという作品が出たので、
この作品の10キロメートルの記録は破られたが、
さすがSF作家というスケールの大きいミステリで堪能しますた。
2003年6月24日に日本でレビュー済み
脱サラして田舎で農業をするため、主人公は家族(妻・義父・息子)を連れてある村に越してきた。その排他的な村で続々事件が起きて、消えるマラソンランナー、消える死体、モズのはやにえ等の謎が続々と生み出されるのだが、解決がなんとも心情的に納得しがたくって好みではありませんでした。謎と真相の釣合いがどうにも良くない気がして…。
「風景心理学」探偵・風水林太郎が初登場しているので、彼のファンならば一読しても良いのではないか。
「風景心理学」探偵・風水林太郎が初登場しているので、彼のファンならば一読しても良いのではないか。
2008年12月31日に日本でレビュー済み
先が読めそうで読めない展開に、最後まで一気にいかざるを得なかった。いろいろな社会問題が含まれた物語であるからだ。
解説に、著者自身が本作を過少評価し、しばらくの間、再版を許さなかったとか。なんともったいない。山田正紀氏の数多いジャンルの中でも、ミステリーはかなり上質だと思う。
解説に、著者自身が本作を過少評価し、しばらくの間、再版を許さなかったとか。なんともったいない。山田正紀氏の数多いジャンルの中でも、ミステリーはかなり上質だと思う。