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江戸川乱歩全集 第9巻 黒蜥蜴 (光文社文庫 え 6-4) 文庫 – 2003/10/10
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- 本の長さ685ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2003/10/10
- ISBN-104334735681
- ISBN-13978-4334735685
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商品の説明
商品説明
怪奇な蜥蜴の刺青をもつ女賊・黒蜥蜴が、秘宝「エジプトの星」をめぐって、名探偵・明智小五郎と対決する『黒蜥蜴』。まるで豹と人間とを足し合わせたような外見の殺人鬼・恩田親子を、明智小五郎が迎え撃つ『人間豹』、硫酸による殺人事件を描いた本格推理中編『石榴』。『黒い虹』は他の推理作家たちとのリレー小説で、乱歩はその1回目を担当している。
これらの作品のなかでも、とりわけ『黒蜥蜴』は1961(昭和36)年に三島由紀夫によって戯曲化されて以来、幾たびか上演され、また映画化もされた人気作品である。美しい女怪盗と名探偵とのあいだで繰り広げられる壮絶な智慧比べ。敵同士でありながらお互いに引かれあっているふたりの心理的ジレンマに、読者は「ドラマ性」を感じ取っているのだろう。また、黒蜥蜴が登場するのは全作品中この短編だけだが、明智小五郎や怪人二十面相、小林少年らと並んで、乱歩作品の人気キャラクターである理由もそこにあるのだろう。彼女を演じた俳優の美輪明宏の当たり役ともなった。
人気舞台の原作あり、ホラー小説あり、本格推理ものありと、乱歩の作風の幅広さを感じさせる1巻となっている。(文月 達)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2003/10/10)
- 発売日 : 2003/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 685ページ
- ISBN-10 : 4334735681
- ISBN-13 : 978-4334735685
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,411位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49位個人全集の全集・選書
- - 959位光文社文庫
- - 1,330位アート・建築・デザイン作品集
- カスタマーレビュー:
著者について
1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」などがある。日本の小説界に多大なる業績を残 す。65年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 大槻ケンヂが語る江戸川乱歩 私のこだわり人物伝 (ISBN-13:978-4041847213)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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強烈のようですが、40歳の自分にしてみれば黒蜥蜴のイメージは女優の小川真由美
です。小学生の頃にテレビの「土曜ワイド劇場」での天知茂演じる明智小五郎が活
躍する江戸川乱歩シリーズのなかの小川真由美演じる黒蜥蜴が印象的です。舞台に
しろ、テレビにしろ、映画にしろそれぞれの世代で思うところは違うはず…自分の
なかで江戸川乱歩の世界を想像するのがこの作家の醍醐味ではないでしょうか?
ここまで妖しげな世界に引き込んでくれる作家は他にはないと思います。
江戸川乱歩 著
『黒蜥蜴』
~霧名亜夜斗のこの小説が面白い!!!~
《あらすじ》
社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も《黒蜥蜴》と呼ばれる美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家の所蔵する日本一のダイヤモンド「エジプトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!!!
妖艶な女怪盗と名探偵・明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく・・・・・・・・
《解 説》
「…美しい女の左の腕に、一匹の真っ黒に見える蜥蜴(とかげ)が這っていた。
それが彼女の腕のゆらぎにつれて、吸盤のある足をヨタヨタと動かして、這い出したように見えるのだ。
今にもそれが、肩から頸、頸から顎、そして彼女の真っ赤なヌメヌメとした唇までも、這い上がって行きそうに見えながら、いつまでも同じ腕に蠢いている。
真に迫った一匹の蜥蜴の入墨であった…」
(本文より)
『黒蜥蜴』(くろとかげ)というと、三島由紀夫・脚本、美輪明宏・主演の演劇があまりにも有名ですね。
本書はその原作であたります。
黒蜥蜴は、基本的には怪盗です。
同じく乱歩が生んだ怪人二十面相は、「血をみるのが嫌い」で、人を殺さないのですが、黒蜥蜴は平気で人に拳銃を向けます。
婦女子の誘拐もお手の物です。
彼女が集めるのは
、
「この世のありとあらゆる美しい物」です。
それにはダイヤモンドなどの宝飾品だけではなく、美少女・美少年までもが含まれているのす・・・・(以下、ネタバレの為、割愛)
しかも彼女は変装の名人で神出鬼没。
どんな警戒厳重な場所にも潜入してきます。
この狡猾な盗賊を迎え撃つのが、我らが名探偵・明智小五郎。
バリッとスーツを着こなした、モダンな紳士探偵です。
果たして両者の頭脳合戦は如何に??
ちなみに黒蜥蜴は、時折、自分自身のことを「僕」と言います。いわゆる「ボクっ子」の原点なんでしょうか?
長編冒険探偵小説、いわゆる「怪盗対名探偵」物に興味がある方に、本作品を強く推薦いたします。
今回「石榴」は初めて読んだのだが、4作品の中で一番面白かった。トリックの見事さに脱帽。
乱歩の作品は実は短編の方が面白い。こうした隠れた名作を発見できるのも、この全集が出たおかげだ。
「石榴」を未読の方は是非。
明智VS人間豹などの素晴らしい話が今ここに!!!
緊迫した場面の連続で
読んでいて、息を呑む暇さえありません。
探偵小説好きには、たまらない作品集になってます。
リレー小説の一部の『黒い虹』はともかく
硫酸による殺人を核とした『石榴』
妖異な怪人が跋扈する『人間豹』
妖艶な婦人が残虐なる犯罪を行う『黒蜥蜴』は
乱歩が得意とする通俗的ホラーが満載で
今をもって乱歩の耽美なる世界に圧倒されます