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嘘 猫 (光文社文庫) 文庫 – 2004/9/10
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2004/9/10
- ISBN-104334737463
- ISBN-13978-4334737467
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2004/9/10)
- 発売日 : 2004/9/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 206ページ
- ISBN-10 : 4334737463
- ISBN-13 : 978-4334737467
- Amazon 売れ筋ランキング: - 818,044位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
浅暮三文(あさぐれ・みつふみ)小説家。第8回日本ファンタジーノベル大賞最終候補を経て1998年第八回メフィスト賞でデビュウ。2003年第56回日本推理作家協会賞を受賞。著作はイタリア、韓国で翻訳され、中学校教科書に採用された。日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
Mitsufumi Asagure is a novelist. He made his debut at the 8th Mephisto Award in 1998 after being a finalist for the 8th Japan Fantasy Novel Award. Received the 56th Japan Mystery Writers Association Award in 2003. His works have been translated in Italy and South Korea, and have been adopted as junior high school textbooks. He is a member of the Japan Literary Artists Association and the Japan Mystery Writers Association.
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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自分の青春の終わりがいつなのか、考えてみたくなる1冊です。
青春が終わった人も、現在進行形の人にもお勧めできると思います。
毎日生きることで一生懸命な人でも、必ず後ろを振り返る
時はくるでしょうから・・・
アクション&ピカレスク・ロマン的な『ラスト・ホープ』とは全く異なる文体がここにあります。
動物を飼ってはいけないアパートでひょんなきっかけで猫と暮らすようになり、その猫が仔猫を生んでしまいます。
そんな状況の中での猫との暮らしが、みずみずしい文体で描かれています。
「猫は人間に嘘をついている」という発想がとても斬新で、かつ、猫好きのぼくとしても得心が行く話しです。
優しい気持ちになりたい時、こんな本はいかがですか?、
コピーライター見習の「僕」のところに,1匹の雌猫がやってくる.
猫とすごす日々の中で僕の青春は過ぎてゆく.
仕事も順調にこなせるようになった.
そして青春が終わった.
という話です.
青春小説なのに「友情」「恋愛」が一切からまない不思議な味の本です.
表紙の猫の絵も好きだなぁ.
著者の自伝的な小説。東京の広告代理店で働き始めた青年時代の思い出が綴られている。ミステリではない。ユーモア小説といったところか。
ある母親猫の謀略にはめられ、たいして広くもない下宿(しかもペット禁止)で、何匹もの猫たちと生活する羽目になった主人公。猫たちに苦しめられ、しかし、飼い主としての責任を果たし、愛情で結ばれていくが、やがて別れがやってくる。
猫を主体としつつも、あちこちに会社での仕事や自身の人間的成長などが書き込まれ、ひとつのビルドゥングス・ロマンとなっている。
そしてラストの「嘘猫」。20年後になって、猫と過ごした日々をどう捉えなおすべきなのか。苦さの残る青春物語であった。