「人は一人では生きていけない」とはよく言うけれど、誰かを心から愛したりそしてその人を信じて身を委ねるのも結構難しいし勇気がいる。家庭環境や育ってきた環境こそ違えど、主人公の孤独は何だか共感できた。
白石さんの作品はいつも生きることについて考えさせられる。
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僕のなかの壊れていない部分 (光文社文庫) 文庫 – 2005/3/10
白石 一文
(著)
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/3/10
- ISBN-104334738397
- ISBN-13978-4334738396
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/3/10)
- 発売日 : 2005/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 376ページ
- ISBN-10 : 4334738397
- ISBN-13 : 978-4334738396
- Amazon 売れ筋ランキング: - 918,810位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年4月29日に日本でレビュー済み
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2015年2月13日に日本でレビュー済み
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読み進めるうちに、「現代版 三島由紀夫」という言葉が浮かんだ。
あたまでっかちに、生真面目に、不器用に生きる29歳独身の主人公(男)に共感した。
生きる意味を考えてモンモンとしているけど、日々の忙しさに忙殺されている人にお勧めしたい。
あたまでっかちに、生真面目に、不器用に生きる29歳独身の主人公(男)に共感した。
生きる意味を考えてモンモンとしているけど、日々の忙しさに忙殺されている人にお勧めしたい。
2014年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人によって好き嫌いの意見が分かれる作品だと思います。
私は主人公に近い内面を抱えているので、共感できる部分が多いなと思いながら読みました。
私は主人公に近い内面を抱えているので、共感できる部分が多いなと思いながら読みました。
2024年1月11日に日本でレビュー済み
15年ぶりくらいの再読。
本作、何といえばいいか。そう、ダメンズの『僕』こと、松原直人の独壇場とでも申し上げておきましょう。
・・・
この御仁、とにかく性格が良くない。
素直じゃないというか、ああいえばこういう。しかもその辛辣さは仲のよい彼女とかに対して一層高まる。読んでいてもこちらがムッと来る。文学系ウンチクを繙き上から目線で『お前知らないだろうけど』という風にディスるのも超一流。
海外旅行に行くのってそんなに意味あるの?とか、趣味へのディスりもヤバ目。他人の趣味にそこまで言うか?的な。
・・・
更に、それほど性格が良くないのに、結構モてる。
作中でも、そこらのモデルよりも美しいといわれる枝里子と付き合い、シングルマザーの朋美といい中になり、30過ぎでご無沙汰となっている大西夫人と褥を共にする。
でもって、これまた性豪かというくらいガンガン。どこで覚えたんだよ。
・・・
極めつけは、これでいて某T大卒業、三十前後で1000万プレーヤーとのこと。容姿については書かれていませんが、どんだけうまくいっているんだ?って感じ。
・・・
でもやっぱり性格が悪くて結局は一人に戻ってゆくと。
後半に向けて、貧しい家に生まれ、片親に育てられるも捨てられた経験があり、それがトラウマになっていることが仄めかされます。とはいえ、他人はどこまで斟酌するべきか。
私的には、枝里子の父親が枝里子に言ったように、あれはおかしいと思います。ない。娘を持つ親となった今、一層そう感じます。
表紙の帯に絶賛云々とありましたが、個人的にはそこまでかという印象でした。
・・・
ということで久方ぶりの白石氏の再読でした。
村上春樹氏の作品でも度々でてくる『僕』も、独自な感性と洒脱な言葉遣いで相当我が道を行きますが、今回の『僕』こと直人くんは結構強烈だったと思います。題名の壊れていない部分がどこだったのか分かりませんが、大分壊れちゃっている気がしました。
単行本で読みましたが、文庫で解説付きで読んだ方が良かったかと今更ながら少し後悔。
本作、何といえばいいか。そう、ダメンズの『僕』こと、松原直人の独壇場とでも申し上げておきましょう。
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この御仁、とにかく性格が良くない。
素直じゃないというか、ああいえばこういう。しかもその辛辣さは仲のよい彼女とかに対して一層高まる。読んでいてもこちらがムッと来る。文学系ウンチクを繙き上から目線で『お前知らないだろうけど』という風にディスるのも超一流。
海外旅行に行くのってそんなに意味あるの?とか、趣味へのディスりもヤバ目。他人の趣味にそこまで言うか?的な。
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更に、それほど性格が良くないのに、結構モてる。
作中でも、そこらのモデルよりも美しいといわれる枝里子と付き合い、シングルマザーの朋美といい中になり、30過ぎでご無沙汰となっている大西夫人と褥を共にする。
でもって、これまた性豪かというくらいガンガン。どこで覚えたんだよ。
・・・
極めつけは、これでいて某T大卒業、三十前後で1000万プレーヤーとのこと。容姿については書かれていませんが、どんだけうまくいっているんだ?って感じ。
・・・
でもやっぱり性格が悪くて結局は一人に戻ってゆくと。
後半に向けて、貧しい家に生まれ、片親に育てられるも捨てられた経験があり、それがトラウマになっていることが仄めかされます。とはいえ、他人はどこまで斟酌するべきか。
私的には、枝里子の父親が枝里子に言ったように、あれはおかしいと思います。ない。娘を持つ親となった今、一層そう感じます。
表紙の帯に絶賛云々とありましたが、個人的にはそこまでかという印象でした。
・・・
ということで久方ぶりの白石氏の再読でした。
村上春樹氏の作品でも度々でてくる『僕』も、独自な感性と洒脱な言葉遣いで相当我が道を行きますが、今回の『僕』こと直人くんは結構強烈だったと思います。題名の壊れていない部分がどこだったのか分かりませんが、大分壊れちゃっている気がしました。
単行本で読みましたが、文庫で解説付きで読んだ方が良かったかと今更ながら少し後悔。
2013年4月5日に日本でレビュー済み
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私が10代や20代だったら、この本は大嫌いだろうと思います。
私は今現在50代になっているので、登場人物の心の痛みに思いを馳せることができるように思います。
人はいろいろに生き、いろいろに死んでゆく。最後は、風になって吹きすさぶ。
子供は、どんな子供も必ず傷つき、その傷口は実は生涯ふさがらない。
読後複雑な思いにかられましたが、ありのままを受け入れるしか方法はないのだなと自分に確認しました。
嫌いな作品ではありませんでした。
誰にでも勧められる本ではありませんが、私自身は今のタイミングでこの作品を読んでみて良かったなと思いました。
私は今現在50代になっているので、登場人物の心の痛みに思いを馳せることができるように思います。
人はいろいろに生き、いろいろに死んでゆく。最後は、風になって吹きすさぶ。
子供は、どんな子供も必ず傷つき、その傷口は実は生涯ふさがらない。
読後複雑な思いにかられましたが、ありのままを受け入れるしか方法はないのだなと自分に確認しました。
嫌いな作品ではありませんでした。
誰にでも勧められる本ではありませんが、私自身は今のタイミングでこの作品を読んでみて良かったなと思いました。
2003年10月18日に日本でレビュー済み
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2021年1月7日に日本でレビュー済み
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初期村上春樹とかの雰囲気に似ていた。
生きていくためには居場所(安全基地)が必要だということ。
名言引用には辟易としてしまう。
私には長ったらしい屁理屈のわりには読後感は悪い。
人生哲学「のようなもの」だと思った。
生きていくためには居場所(安全基地)が必要だということ。
名言引用には辟易としてしまう。
私には長ったらしい屁理屈のわりには読後感は悪い。
人生哲学「のようなもの」だと思った。
2018年12月8日に日本でレビュー済み
この本を読んだことをきっかけに、世の中を距離を置いてみることが出来るようになりました。それからは白石一文は全部読破。悩んだり、辛かったり、生きていて意味があるのか時々考えますが、この主人公を好きとか嫌いとかではなく、この先どう生きるか、何をすべきか、何をしたら満足なのか自分に問いかけてくれた小説でした。この小説は私には特別です。出会えたことが特別です。