2001年にカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。
森江春策シリーズの一冊で、4篇の中短篇が収められている。ロボットが出てきたり、ポーがモチーフになっていたりと、おどろおどろしい雰囲気が出ており、味わい深い。
トリックは「ちからわざ」なものが多い。そこを楽しめるかどうか。
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赤死病の館の殺人 (光文社文庫) 文庫 – 2005/4/12
芦辺 拓
(著)
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2005/4/12
- ISBN-104334738591
- ISBN-13978-4334738594
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商品の説明
出版社からのコメント
素人探偵・森江春作の助手・新島ともかは、旅先で奇怪な屋敷に迷い込んだ。七色に塗り分けられ、ジグザグに繋がった七つの部屋。深夜に謎の怪人が現れた翌朝、主の老資産家と孫娘が失踪し、あとには使用人の無惨な死体が残されていた……。(表題作)
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2005/4/12)
- 発売日 : 2005/4/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 335ページ
- ISBN-10 : 4334738591
- ISBN-13 : 978-4334738594
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,041,391位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月5日に日本でレビュー済み
森江春策シリーズの中短編集であります。
ポーの古典をモチーフにした表題作は、現代を舞台に巧みにシチュエーションを置き換えているんですが、最後で解明される真相はけっこう強引といおうか、現実的な理屈をつけようとして、かえって現実離れしてしまったような気も。
収録作中のベストは左巻き方面への皮肉たっぷりな「疾駆するジョーカー」。弁護士探偵にこの事件を解かせるか? という意味でも意外性あり。
全体に推理や犯行が綱渡りな印象なのですが、その中でも一番苦しい「密室の鬼」の警部補つボイノリオ氏の再登場が嬉しい。
ポーの古典をモチーフにした表題作は、現代を舞台に巧みにシチュエーションを置き換えているんですが、最後で解明される真相はけっこう強引といおうか、現実的な理屈をつけようとして、かえって現実離れしてしまったような気も。
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全体に推理や犯行が綱渡りな印象なのですが、その中でも一番苦しい「密室の鬼」の警部補つボイノリオ氏の再登場が嬉しい。