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風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫) 文庫 – 2006/3/14
大沢 在昌
(著)
- 本の長さ674ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/3/14
- ISBN-104334740286
- ISBN-13978-4334740283
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/3/14)
- 発売日 : 2006/3/14
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 674ページ
- ISBN-10 : 4334740286
- ISBN-13 : 978-4334740283
- Amazon 売れ筋ランキング: - 536,346位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1956年名古屋市出身。慶應義塾大学中退。79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。
86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞、20001年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。04年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞を受賞。2006年「狼花 新宿鮫9」で日本冒険小説大賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2012年「絆回廊 新宿鮫10」で日本冒険小説大賞。2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞受賞。2022年秋 紫綬褒章受章。
05年~09年社団法人日本推理作家協会理事長を務める。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1円、状態も良く非常に満足しております。内容については新宿鮫ファンなら敢えてここで書く必要はないでしょう。
2013年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は「人間」の仲間意識、恨み、先輩後輩、職業別関係、異国間感情、など、
犯罪の展開というよりは、“人間関係"がテーマだった作品だと思います。
犯罪の展開というよりは、“人間関係"がテーマだった作品だと思います。
2013年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前半のテンポがゆっくりしていて少し退屈な感じをしたが、中盤あたりから展開が面白くなってきた。
2011年11月29日に日本でレビュー済み
これを読むまでは、自分の中では「毒猿」が新宿鮫シリーズで圧倒的に面白いという位置づけだった。
しかし、この「風化水脈」は「毒猿」とは全く対照的な展開ながら、私の中では双璧とも思える面白さ
を持つ作品として心に残った。
おそらく映像にしたら、アクションもサスペンス性も乏しく、非常に淡々としたものになってしまうと
思うのだが、鮫島はもちろん、真壁、雪絵、大江といった登場人物が非常に丁寧に描き上げられており、
奥深い人間ドラマになっている。読み終えて初めて「そういえば大きな山が一つも無かったな」と感じ
るが、途中での中だるみは一つも無く、退屈することは全く無かった。シリーズの中で最も心が温かく
なる秀作だ。
しかし、この「風化水脈」は「毒猿」とは全く対照的な展開ながら、私の中では双璧とも思える面白さ
を持つ作品として心に残った。
おそらく映像にしたら、アクションもサスペンス性も乏しく、非常に淡々としたものになってしまうと
思うのだが、鮫島はもちろん、真壁、雪絵、大江といった登場人物が非常に丁寧に描き上げられており、
奥深い人間ドラマになっている。読み終えて初めて「そういえば大きな山が一つも無かったな」と感じ
るが、途中での中だるみは一つも無く、退屈することは全く無かった。シリーズの中で最も心が温かく
なる秀作だ。
2008年1月6日に日本でレビュー済み
初期の新宿鮫と比べると、明らかにノワールに傾斜している。
以前は、複雑なプロット中心で、鮫島がそれを解きほぐして行く中で
深い人物描写が行われていたのである。
また、派手なアクション主体のこともあった。
が、風化水脈は、逆に、登場人物の人生があって、
それらの中で彼らが遭遇した事件が緩やかに描かれる、
という意味で、ハードボイルド感が薄れている。
しかし、それでも、緻密なプロットは健在であり、
平行してすすんでいくエピソードが最終的に纏まって行く展開は、
新宿鮫ならではのものがある。
そういう意味で、シリーズとしてみた時、
原りょうのような「金太郎飴」感のないところが素晴らしいのである。
初期の作品と同じようなスタイルをシリーズに求めている人には不評かもしれないが、
ローレンス ブロックのスカダー・シリーズのように、
作品自体が発展して行く様をリアルタイムで観察できるのは、
読み手にとっても、かけがえの無い経験になる。
以前は、複雑なプロット中心で、鮫島がそれを解きほぐして行く中で
深い人物描写が行われていたのである。
また、派手なアクション主体のこともあった。
が、風化水脈は、逆に、登場人物の人生があって、
それらの中で彼らが遭遇した事件が緩やかに描かれる、
という意味で、ハードボイルド感が薄れている。
しかし、それでも、緻密なプロットは健在であり、
平行してすすんでいくエピソードが最終的に纏まって行く展開は、
新宿鮫ならではのものがある。
そういう意味で、シリーズとしてみた時、
原りょうのような「金太郎飴」感のないところが素晴らしいのである。
初期の作品と同じようなスタイルをシリーズに求めている人には不評かもしれないが、
ローレンス ブロックのスカダー・シリーズのように、
作品自体が発展して行く様をリアルタイムで観察できるのは、
読み手にとっても、かけがえの無い経験になる。
2006年6月19日に日本でレビュー済み
はじめに断っておくが、わたしは新宿鮫シリーズ1作目からの大ファンだ。特に2作目の「毒猿」はあまりの娯楽性にクラクラしたものだ。
だが、8作目のこの「風化水脈」は、到底そのレベルには達していない。
説明調の文章、特に警察機構の構造的矛盾に関するものが多すぎ、物語自体の勢いを殺いでいる。それに伴い、鮫島というキャラクターも以前の激しさを失っている。
だいたいハールドボイルドにしてはアクションシーンが少なすぎやしないか? 今作品では、張りこみと、駐車番の爺さんを思いやるのに終始していた印象だ。
また、鮫島と恋人・晶の関係も、相当なマンネリ。男女の関係は理屈ではないはずだが、この二人、たまに顔を合わせるとあいまいな議論ばかりしていて、まるで中年夫婦のよう。不良警部とロック歌手という設定が死んでいる。真鍋と雪絵もしかり。さらに言えば、どうも登場人物全員、リビドーが希薄な感じで、それが作品自体のセクシーさの欠如につながっている。
それでも大沢作品、決して悪くはないのだ。以前の星6つレベルが星3つレベルになった感じか? しかしファンには痛手である。
どうしたんだ、大沢在昌? 栄養ドリンクでも飲んでがんばってほしい。
だが、8作目のこの「風化水脈」は、到底そのレベルには達していない。
説明調の文章、特に警察機構の構造的矛盾に関するものが多すぎ、物語自体の勢いを殺いでいる。それに伴い、鮫島というキャラクターも以前の激しさを失っている。
だいたいハールドボイルドにしてはアクションシーンが少なすぎやしないか? 今作品では、張りこみと、駐車番の爺さんを思いやるのに終始していた印象だ。
また、鮫島と恋人・晶の関係も、相当なマンネリ。男女の関係は理屈ではないはずだが、この二人、たまに顔を合わせるとあいまいな議論ばかりしていて、まるで中年夫婦のよう。不良警部とロック歌手という設定が死んでいる。真鍋と雪絵もしかり。さらに言えば、どうも登場人物全員、リビドーが希薄な感じで、それが作品自体のセクシーさの欠如につながっている。
それでも大沢作品、決して悪くはないのだ。以前の星6つレベルが星3つレベルになった感じか? しかしファンには痛手である。
どうしたんだ、大沢在昌? 栄養ドリンクでも飲んでがんばってほしい。
2008年3月16日に日本でレビュー済み
最新作が待ち遠しく、なんて思っていたもんだから、本作を最新作と思ってつい買って読んだ。
おっとぉ、最新作ではありませんでしたぁ。
読んだ読んだ、でも、もう数年も前だから、微妙に覚えてないなぁ。。。なんて思っているうちに、
もう一度はまりました。
何度読んでも面白い、と、そんな感じがする。
何だか、久しぶりに懐かしい友達に会ったようで、ホッとすると同時に、あぁ(鮫も)自分も、時間
を過ごした(要するに年をくった)なぁ、なんてね。
このところ大沢在昌から少し遠ざかっていましたが、やはりうまい。
新宿鮫のシリーズも、決して色あせることなく、むしろ毎回何らか新しい刺激を加えつつ、円熟して
いっている。
東京と言う場所に住む時間が長くなってきて、ますますこのシリーズの面白さが毎日の生活を通して
伝わってくる。山手線に乗りながら、車窓に東京の、新宿の風景を眺めて読む「鮫」。
いやぁ、よろしいなぁ。。。
おっとぉ、最新作ではありませんでしたぁ。
読んだ読んだ、でも、もう数年も前だから、微妙に覚えてないなぁ。。。なんて思っているうちに、
もう一度はまりました。
何度読んでも面白い、と、そんな感じがする。
何だか、久しぶりに懐かしい友達に会ったようで、ホッとすると同時に、あぁ(鮫も)自分も、時間
を過ごした(要するに年をくった)なぁ、なんてね。
このところ大沢在昌から少し遠ざかっていましたが、やはりうまい。
新宿鮫のシリーズも、決して色あせることなく、むしろ毎回何らか新しい刺激を加えつつ、円熟して
いっている。
東京と言う場所に住む時間が長くなってきて、ますますこのシリーズの面白さが毎日の生活を通して
伝わってくる。山手線に乗りながら、車窓に東京の、新宿の風景を眺めて読む「鮫」。
いやぁ、よろしいなぁ。。。
2008年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鮫シリーズは初めから読んでます。
そんな自分でも正直読んでいくのが辛くなるほど本書はテンポが悪いです。
他の方も書かれていますが、本書の頁の半分近くを説明調な文章が占め物語の進行を妨げていると感じました。
今までの鮫シリーズは全て「徹夜本」でしたが、本書にはそうしたテンポが読み取れず途中でシラケてしまいました。
情景描写や人物の描写にはもう少し工夫が欲しかったと思いました。
そんな自分でも正直読んでいくのが辛くなるほど本書はテンポが悪いです。
他の方も書かれていますが、本書の頁の半分近くを説明調な文章が占め物語の進行を妨げていると感じました。
今までの鮫シリーズは全て「徹夜本」でしたが、本書にはそうしたテンポが読み取れず途中でシラケてしまいました。
情景描写や人物の描写にはもう少し工夫が欲しかったと思いました。