1) 妙な政治的信条が無いのは良い。
流葉のようなアウト・ローは、ややもすると反体制的、左翼的信条を持っていそうなものだが、作者の性質かどうか、そのようなキャラクターでないことは好ましい。これで作中で、アメリカのイラク戦争に反対するようなメッセージでも出された日には、目も当てられない。
そういう意味では、ヒロインの一人が記者会見で述べるセリフは悪くない。
2)コンテについて。
流葉のCFコンテがさほど優れたものではない、ということは、今までも多くのレビュアーの方々がおっしゃっているが、まあその通りであろう。唐突だが、流葉のCFは公共広告機構のそれに似ている。サッカーの井原が雨の中で佇んで「メンバーが足りません」というCFがあったが、流葉的だなあと思った。
2) あとがきについて。
毎度毎度のことだが、「三人の女性の魅力は充分に描けた」というような、あとがきでの自画自賛のセリフは、いい加減にやめたらどうか? 「三人の女性の魅力をそれぞれに描くのに苦労した。自分ではベストを尽くしたつもりだが、評価は読者のみなさんにゆだねたい」くらいのことがなぜ言えぬ?
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ビバリー・ヒルズで朝帰り CFギャングシリーズ (光文社文庫) 文庫 – 2006/6/13
喜多嶋 隆
(著)
- 本の長さ295ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2006/6/13
- ISBN-104334740774
- ISBN-13978-4334740771
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2006/6/13)
- 発売日 : 2006/6/13
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 295ページ
- ISBN-10 : 4334740774
- ISBN-13 : 978-4334740771
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,071,434位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月23日に日本でレビュー済み
流葉シリーズの最新作ですが、残念ながら設定、展開に斬新なものは全くありません。過去のシリーズをちょっとだけ変えた内容で(ここ2〜3作はその傾向↑でしたが)、ライバルや妨害者を退けるくだりも超御都合主義でせっかくの物語の山場を台無しにしてしまっています。これなら過去の傑作(カムバック、ロンググッドバイなど)を読み返す方がよほど・・・。古くからの固定ファンが多い著者なので、このシリーズで出せばある程度は売れるのでしょうが、内容が伴わなかったときはその分失望感も大きいのでは。