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水底から君を呼ぶ (光文社文庫) 文庫 – 2006/9/7

3.7 5つ星のうち3.7 17個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2006/9/7)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/9/7
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 344ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334741339
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334741334
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 17個の評価

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大石 圭
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
切ない話でした。最後に男が気づいて本当に良かった。殺人女に騙されたままでなくて本当に良かった。綾乃は男と共に生きて今度こそ男が死ぬときに死ぬんだなあと思いましたいつまでも一緒に
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「水底から君を呼ぶ 」というタイトル自体、ミスだと思います。その呼ばれる「君」の恐怖が全然描かれていません。一種の謎解きを含むストーリー展開なので、詳しくは書けませんが、その「呼ぶ」側の者の人生にもっと重点を置き、『履き忘れたもう片方の靴』の主人公のような被虐性を強調していたら、よかったのではないかと思います。

所詮、幽霊とか化け物の恐怖は薄いですね。かつての大石作品のような人間の意思そのものの恐怖を望んでおります。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年1月5日に日本でレビュー済み
私は、大石圭氏の作品で一番最初に読んだのが『水底から君を呼ぶ』でした。正直、すごく感動しました。それから、大石圭氏の作品を連読しましたが、個人差もあるでしょうがこの作品以上にインパクトのあった作品とはまだ出会っていません。(勿論全冊を読破したわけではありませんが)

まず驚いたのが、『文章表現の手法』です。穏やかであり、優しくもあるのに、残酷であり残忍な描写というギャップを強く受けました。特にトリックがあるわけでもなく淡々としたストーリー展開ですが、その中身はなんという濃さなのだろう!

この物語は4人の女性と1人の男性の絡み、1人の女性の幼少時代からの生い立ちといった二つの視点から成り立って行き、やがてそれらすべてが交わりあった時物語は完結へと向かいます。

構成もしっかりしていて読みやすいので一気に読めてしまいます。
今後、大石圭氏にこの作品以上の作品を生み出してくれるのを願っています!!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年1月2日に日本でレビュー済み
熱帯を舞台にした、ややホラー的なラブストーリー。

 この作者は人の闇や悪意を描くのが上手い。それを知っているから書くのであって、本人が言うように、光の部分について書くのは彼の役割ではないのだろう。

 美奈子は、大石作品の中でもっとも嫌悪される悪役だろう。

 『処刑列車』においても人間の悪意というものが描かれていたが、本作品は日常において、ありそうな悪意を描いている点が異なる。その悪意は、人と人が出会わなければ生じ得なかったような、些細なことが大きなことを生み出す点のようである。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年2月11日に日本でレビュー済み
普通におもしろいと思います。最初はつながりが全く無いように思えても、色々なものが段々つながっていき、真実が明らかになった時は、ある人物に対してものすごく腹が立ちました。文章も読みやすいので、サラっと読めます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年5月28日に日本でレビュー済み
中盤あたりで女性達の間で何があったのか想像はつきましたが、私はこの作品がかなり好きです。
ラストがいい。ハッピーエンドだと思います。
あの女がやったことは許される事ではありませんが、報復はうけているのでまぁいいでしょう。
惜しむらくは、彼女達の死に間際の恐怖をもっと描いて欲しかったですね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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